広告指向コンテンツの脅威!?
2009年 11月 14日
Answers.com と demand Mediaが短期間で米国のWebサイト、トップ10入りを果たしそうだという記事が ReadWriteWeb に出ていました(関連記事参照)。どちらも、オープン参加型で、前
者は「はてな」のようなQ&A情報サイト、後者はSEO指向のコンテンツ配信ビジネスですが、ともに毎日数千ページの情報を提供することで、わずか2,3年でYahooやAOLなどの大手サイトに迫るレベルに達しました(comScoreのトップ50ランキング参照)。広告料収入も順調で、すでにサクセスストーリーの仲間入りと言えるでしょう。
問題は、このテのサイトが、アマチュアないしセミプロのライターの大量参加によって成立し、多くのビジターを集め、(当然ながら)検索エンジンとの親和性もよく、結果として既存の商業出版社や新聞社のパイを奪うことで、それらを経済的に追い詰めていることです。前者は原稿料タダ、後者は低額で、基本的にライティングにおけるプロフェッショナリズムは要求していません。品質は玉石混交といえますが、当然にも砂利が多く含まれ、読者は「使用上の注意をよく読んで」の対応が要求されます。
Demand Mediaの「1日4千本」というペースに注目したWiredは、これを「コンテンツビジネスのT型フォード」と呼びましたが、低コスト大量生産ではあっても品質管理はT型以下でしょう。情報の品質にウルサイ人からは、「Googleの結果が専門性の低いものばかりで使えなくなった」とか「記事はロクでもなくウソが多い」といった批判がされていますが、こういうソーシャルネットワーク系のビジネスはいったん根を張ると、いくらでも増殖する強さがあります。
本誌として継続的に考えていきたいのは、
(1) 参加型コンテンツビジネスは、主流になれるか?、
(2) 既存ビジネスにどんな影響を与えるのか?、
(3) SEO指向コンテンツとクォリティコンテンツはどう共存するのか、
といった問題です。そのためには事実を正確に評価し、ビジネスモデルの仕組みや米国での成功の背景を読む必要があるでしょう。とりあえずは、サーベイから入っていきたいと思います。ご意見、情報などお持ちの方は、ぜひご連絡ください。 (鎌田、11/13/2009)
参考:RWWの関連記事 (by Richard MacManus)
Ad-Driven Content – Is it Crossing The Line?, 11/13/2009
How Demand Media Produces 4,000 Pieces of Content a Day,11/12/2009
Answers.com: 31 Million Copied and Pasted Web Pages Can’t Go Wrong, 08/26/2009








