遅ればせながら、本サイト編集部が選んだ、「2009年E-Bookに起こった10大ニュース」をお届け。E-Book/E-Reader市場は今年、初めてバランスのとれた形でテイクオフしました。書籍産業、コンテンツビジネス全体のデジタル移行が、欧米で初めて産業・社会的な問題として話題となったという点でも、マイルストーンとしてよいでしょう。問題は「日本」ですが、Kindleの国際版が上陸し、日本語版を待たず、すぐに「青空キンドル」が登場するなど、これまでのように「島」市場で完結しないような空気が感じられます。
No.1. アマゾンKindle 2/国際版発売
何と言っても、アマゾンがモバイル端末までを含むビジネスモデルを確立したことが大きい。また国際版により、出版市場における国境を相対化した。
No. 2. 書店もE-Readerに参入:B&N、Bordersも
アマゾンモデルの衝撃は大きく、大手書店も同様のE-Readerによる配信と付加価値サービスに乗り出した。挽回できるか。
No. 3. モバイルE-Book時代
Kindleの成功により、モバイルがコンテンツ配信のスタンダードとして認知された。E-Readerからスマートフォン、タブレットまで3G/Wi-Fiをベースに市場が展開。
No. 4. タダ vs. 有料:ニューズ社がGoogleに宣戦布告
フェアユースという名のタダ乗りに怒ったマードック氏がGoogleに対し反撃開始。MSと提携して戦線拡大を図る。対するGoogleは「金持ち喧嘩せず」?。
No. 5. スマートフォンとGoogleのアンドロイド戦略
iPhoneの独り勝ちだったスマートフォン市場にGoogle/Androidやノキア、サムソンなどが参入して激戦。E-Bookという観点ではAndroidが断然。
No. 6. Google同意第2ラウンドへ
著作権者未確認書籍の電子化をめぐるGoogleの新「和解案」は非英語圏を外したが、米国内外の反発は強く、決着はなお時間がかかりそう。
No. 7. 既刊本の著者が直接契約
ついに出版社が恐れていた事態。取り分増額を求める売れ筋既刊本の著者が、アマゾンと電子化に動く。Kindle 戦略の第2段階化。
No. 8. 大手ニュースメディアが共同プロジェクト
タイム、ハーストなど、大手ニュースメディア5社が、デバイス非依存の業界標準プラットフォーム開発構想を公表。表示を超えた次世代機能に期待。
No. 9. E-Readerの主流は何か
E Inkの専用端末からスパートフォン、PCまで様々なビューワが登場て多彩に。2010年はタブレットも続々登場。Sony Readerに続く日本メーカーは?
No. 10. ガラパゴスに変化の兆しは?
日本の電子出版市場は400億円超だが、マンガと携帯依存は変わらず。しかし、電子出版への版元・読者の関心は高まり、青空キンドルもスタート。来年こそ。
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