世界的な雑誌・新聞の有力出版社5社は12月8日、コンテンツをPCやE-Reader、スマートフォンなど、現在および将来の様々なデバイスで表示させるための業界標準プラットフォームを開発する構想を明らかにした。5社はさらにiTunesのようなオンラインストアでコンテンツを販売することを目ざしている。Google、アマゾンへの対抗策でもある。
このコンソーシアムに参加したのは、タイム、コンデ・ナスト、ハースト、メレディス、およびニューズコープの5社。近く新会社を設立する計画で(名称、出資額その他はまだ発表されていない)暫定GMには、タイム社のEVP、ジョン・スクワィアーズ (John Squires)氏が就任している。同氏によれば、印刷媒体に比べて価格の低いオンライン広告の価格引上げのための方法も検討されるという。
NYTの記事に引用されている調査会社フォレスター社のメディア・アナリスト、ジェームズ・マッキヴェイ氏 (James McQuivey)によれば、「まだ海のものとも山のものともつかないが、とりあえず地面に旗を立て、将来進化するE-Readerに対して、雑誌は本とは違うんだぞ、ということを主張する効果を狙ったものだろう」という。ただ、有償で雑誌が読めるソフトウェアというだけでは、現在の無償オンラインコンテンツのエクスペリエンスに比ぶべくもない。
また、雑誌のオンラインストアに関連した動きはほかにも存在し、Wall Street Journal紙の記事によれば、Journalism Onlineなどのほか、大手出版社も独自の開発を進めているほか、すでにNewspaperDirect や Zinioといった企業が数千の新聞、雑誌を提供しているなかで、雑誌業界の標準がどのような形になるのか。さらに、E-Readerのメーカーがコンソーシアムのフォーマットにどのような対応をするのかも明らかではない。(12/09/2009)
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Publishers Make Plans for Devices Yet to Come, by Richard Perez-Pena, New York Times, 12/08/2009
Media Firms to Unveil Joint Venture for Digital Devices, by Shira Ovide and Russel Adams, Wall Street Journal, 12/07/2009
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