John Wiley and Sonsやシカゴ大学出版局などの中堅出版社が、Scribd Store への参加を発表した。Scribdは、Webベースの文書共有/販売サービスだが、最近電子書店に力を入れている。出版社側としては、アマゾン Kindle にロックインされないために、オープンなPDF版で逆包囲を図ろうとしているようだ。
Scribd はアップされた文書をFlashに変換し、容易に共有可能にするサービスで、ページに貼り付けられたエンベッドコードを起動することで閲覧できる。YouTubeのドキュメント版といえる。Scribd Storeは、今年の3月にスタートしたもので、出版社と提携し、抜粋をScribdリーダで提供。本体書籍はPDF版でダウンロード販売している。実用書などごく地味なものが多かったが、これまで150社あまりの出版社が利用を始めた。最近ではSimon & Schusterも加わって、だんだん書店らしくなっている。Scribdとライバル関係にある docstoc も同じくDocStoreで小売事業を強化している。
しかしこれがアマゾンに多少とも影響を与えるかどうかは、E-BookのフォーマットとしてのPDFあるいはEPUBの今後の成長にかかっているだろう。タッチスクリーンなどの操作性とUI、スマートフォン、E-Readerを含めた各種フォーマットへの対応、Kindle並みのDRMなどをアドビが提供する時期によっては、アドビが一躍このビジネスのキープレイヤーとして浮上するだろう。(12/15/2009)
参考記事
Ebooks For Dummies: Wiley Joins 150 Publishers In The Scribd Store, by Erick Schonfeld, TechCrunch, 12/15/2009
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