日本と同じ、オーストラリアの出足は遅い
2010年 1月 19日
カナダの電子書店 KoboとREDgroup (Borders などの親会社)は、オーストラリアの電子出版市場開拓のため、地元出版社との提携促進のために、共同でキャンペーンを始めた、と豪紙 The Ageが報じている。総じて出版社の腰は重いが、独立系のなかには、2010年に勝負をかけようとしているところも。
記事リンク
Publishers slow to plug into e-books, by Carmel Egan, The Age.com.au, 01/17/2010
これまで独立系のAllen & Unwin ptyが1500点を電子化、Pan Macmillan Australia が500点を準備中としているだけで、日本同様、対応は非常に遅れていたが、多数の E-Readerが登場し、普及の環境が整ったことで、「2010年は転換点」という認識が広がりつつあるようだ。REDgroupでは、2012年には市場の15%が電子化される可能性があるとみている。なお、Allen & Unwin ptyは、もとは英国の老舗だったが、1990年に親会社が HarperCollins(News Corp.傘下)に買収された際、オーストラリア人の役員がMBOを行って以来、豪州の独立系出版社となっている。
問題は、Allen & Unwinを除いて多くの出版社がビジネスモデルを描けていないこと。だが、独立系出版社や小売業者は大手より動きが活発で、Readings 社は最近アマゾンと提携した。Kobo/REDgroupは、北米と同様にオーストラリアでも100万点をダウンロード可能にするサービスを計画しているが、地元コンテンツは決定的に重要と考えており、出版社との交渉に力を入れている。そのうち日本にも来るかもしれない。 (01/19/2010)








