国立「電子図書館」構想は霧の中

出版・著作権、情報技術に幅広い見識を持つ村瀬拓男氏の連載「インターネットは本を殺すのか」は最終回。「2010年は『書籍デジタル化』元年」で終了とは…。未解決・不明な部分を多く残すGoogle問題、着地点が不明な「ジャパン・ブック・サーチ」問題、アマゾン Kindleの日本上陸と、ますますその知恵が必要になっているが、最終回では、そうしたコンテクストを整理している。 (DIAMONDonline、1/7/2010)

とくに「「ジャパン・ブック・サーチ」問題が重要。すでに2つのグループ、2つの省が動き出しているようだが、利害関係者がすべて公開での議論に参加し、最終的に法廷で決着をつける米国式か、政府が主導して官僚が制度を設計し、議会で決めるフランス式のどちらかに決めないと、小田原評定を繰り返すだけになりそう。本誌としては、米国式を採用し、かつ外国人も参加できる、国際的に透明な形で進めるべきだと考えている。黒船に備える浦賀砲台のようなものをつくってもはじまらない。

記事リンク

「2010年は『書籍デジタル化』元年」 by 村瀬 拓男、DIAMONDonline、1/7/2010、 〔インターネットは本を殺すのか・連載最終回〕

参考記事

「国立国会図書館・日本文藝家協会・日本書籍出版協会、「日本書籍検索制度提言協議会」の設立を発表」 by hon.jp DayWatch、

「今年はたいへんな年になる予感」 by 高須次郎、出版流通対策協議会(流対協)、12/28/2009

「書協、デジタル流通に対応 特別委員会を設置」、新文化ONLINE、12/17/2009

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