米国出版社協会 (Association of American Publishers (AAP)は5月24日、2010年3月と第1四半期の書籍売上データ(卸売ベース)を発表した。3月の総売上は前月比で16.6%増の4億5,820万ドルで、対前年比では8.0%の増加。E-Book販売は184.4%増の2,850万ドル。年ベースでは251.9%。四半期ベースでも傾向は変わらず、iPadが登場することで「爆発的増加」はさらにしばらく続く。
注目されるのは印刷本の回復で、ハードカバー(成年向け)が15.1%増の9,200万ドル、ペーパーバック(同)も38.2%増の1億2,320万ドルで、対前年比は23.5%となった。しかし、マスマーケット向け、児童向けは10%台の減少を見せている。
四半期ベースでは、Q1の総売上は17.6憶ドルで8%増。ペーパーバック3億3,270万ドル、ハードカバー2億2,810万ドル、マスマーケット向けが1,594万ドル。E-Bookは8,930万ドル、オーディオE-Bookは3,160万ドルとなった。E-Bookについて1~3月の推移をみると、クリスマス商戦の余波もあって1月は3,190万ドルと記録的な売上を記録したが、2、3月はそれぞれ2,890万ドルと2,850万ドルであった。アマゾンがマクミラン社などとの契約変更で引受けを停止したことがどの程度反映しているかは不明。
さて、4月の数字にはアップルiPadの数字が反映される。すでに150万冊を売ったということになっており、4月も記録的増加が続くことは間違いない。また、今年に入ってから大量に登場しているその他のE-Reader(Nook、Koboなど)による上乗せが炉の程度なのかも注目される。しかし、いまのところアマゾンを含め、自社のE-Book販売データを公表するところはない。(05/26/2010)
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