E-Book 2.0研究講座 第4回「E-Book製作環境としてのコンテンツ・マネジメント・システム(CMS)と情報アーキテクチャ(IA)」 ─ 出版の未来を拓くキー・テクノロジー
【会期】 2010年6月22日(火) 13:30~16:30
【会場】 日本教育会館(東京・千代田区一ツ橋)
【主催】 E-Book2.0研究プロジェクト
【講師】 鎌田博樹: EBook2.0 Forum編集長、
ゲスト講師: 清水 誠(楽天株式会社 編成部 Web解析・最適化推進リーダー) ![]()
【参加費】 10,500円 (税込)/*学生2,100円 → お申込みはこちら
【定員】 30名
企画趣旨:出版の未来を拓くキーテクノロジー
今回は「CMS+IA」を取り上げます。E-Bookの製作環境としてデジタルコンテンツの管理が必要なことは言うまでもありませんが、それを超えた、デジタル時代の出版の本質に密着した技術であることを明らかにしたいと思います。
出版は<コンテンツ+コンテクスト+読者>の3つの要素で成立していますが、デジタル時代はすべてをデータとして把握することで「意味」を読むことが可能になります。出版社は創造性と品質を高め、読者とのコミュニケーションをレベルアップすることができますが、この3要素の組合せの秘密は、eコマースを中心としたWebビジネスが最も必要としているものなのです。KindleもiPadも、E-Bookをめぐる「意味」を狙っています。
出版社が独自の価値を創造する環境としてのCMS+IAをどの程度構築できるかによって、Webビジネスプラットフォームへの依存度も変わってきます。CMSもIAもWebで生まれたコンセプトですが、Webも一つの出版の形態であり、E-Bookも同じ技術を共有する以上、出版社、および製作環境を提供する印刷会社などにとっても同様に重要なものです。
スピーカーにお願いしている清水 誠さんは、このテーマのエヴァンジェリストとして活躍され、しかも印刷とWebの両方の世界を熟知された方です。今回は特に、本サイトを通じて読者の皆さんとともにテーマ・内容を絞り込んでいこうと考えております(下記参照)。出版、印刷、Web、広告、マーケティング等に関わる幅広い職種の方のご参加をお待ちしています。
内容詳細/予備討論
EBookでは、情報接触と購入に始まる読書プロセスを提供する環境が大きな役割を果たします。アマゾンやアップルは、読者を囲い込む強力なプラットフォームと、データを蓄積するシステムを持っており、その独占を武器にしています。出版社がイニシアティブを維持していくためには、何よりもコンテンツと読者をより深いレベルで結ぶ環境を、可能な限り自前で持つ必要があります。
コンテンツの電子化は簡単ですが、CMS+IAという技術を中心とするこの環境の構築は、出版社それぞれのコンテンツ、ポリシー、経験や蓄積を反映させることから始め、出版プロジェクトを長期的に管理する、新しい仕事のプロセスを試行錯誤でつくっていく作業となるでしょう。出版社に必要なプラットフォームは、何よりも読者との実りあるインタラクションを通じて、出版社が儲けられるような「持続可能なサイクル」を実現するものでなくてはなりません。
今回の研究講座は、その基本となる「CMS+IA」を、最高のエキスパートをお迎えして明らかにしていきます。出版社、印刷会社、ITサービス関係者や経営者から技術者、研究者、学生まで、E-Bookについて問題意識を持つ出来るだけ幅広い方々の参加を呼び掛けるものです。
予備討論
E-Bookの製作環境を構築し、効果的に運用することは、デジタル時代の出版と出版社にとって最大の課題であると考えられます。このテーマは簡単ではなく、内容と位置づけを確認しておく必要がありますので、講師をお願いしている清水 誠さんにこちらの問題意識をお伝えし、やり取りしながら何をどう話していただくかを決めていくという手順を踏むことにしました。セミナー当日に向けて講演内容を以下のように公開していきます。(申込された方には予習としてお使いいただけます)。読者の皆さんのコメントも取り入れたいと思います。
- 「CMS+IA(3):出版社が儲かる秘策!?」 鎌田、06/08/2010
- 「CMS+IA (2):コンテンツの意味と価値を読み解く」 清水、06/02/2010
- 「E-Book製作環境としてのCMS+IA:問題の設定」 鎌田、05/31/2010
プログラム
1:30-2:30 (鎌田)/2:40-3:40 (清水)/3:50-4:30 (ディスカッション)
講師紹介
清水 誠 (楽天株式会社) 国際基督教大学を卒業後、凸版印刷にてモールサイト「CPJ」や3Dアバターチャット「WorldsChat/J」の立ち上げに参画。2000年からは US系のWebインテグレータ「Scient」「Razorfish」にて、数多くの企業へユーザビリティ、情報アーキテクチャ、コンテンツ管理に関する サービスを提供した。2004年からは発注者側へシフトし、IAやCMS、Webを活用した改善プロジェクトをリードした。現在は楽天にてアクセス解析の 標準化と全社展開を推進しながら、IAやCMSに関する研究と実践を続けている。個人サイトは「実践CMS★IA」。
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