出版市場の再構築に向けて (1) インフラ

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マーケティングとは市場の創造・構築・維持・発展に関わる活動を意味する。市場の枠組は不動と考えられているので、通常はその前提で商品を企画し、顧客を発見し、宣伝・販売する活動と考えられている。しかし、インターネットによって市場の枠組は根本的に変わった。しかもそれは安定に向かうことなく変化を続けている。だから、まず問題とすべきなのは枠組であって道具ではない。何が「本」であるかを知らなければ市場は見えてこない。(連載1) … [Read more...]

米国式ブック・マーケティング「十戒」

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欧米人は何事につけルールを考え、それを「十戒」にまとめて共有することを好む。Wild Fire Marketingのロブ・イーガー氏 (Rob Eager) は最近、Digital Book Worldに「ブック・マーケティング十戒」という記事を書いていたので紹介しておきたい。日本から見て、すぐに腑に落ちるところと落ちないところがあると思うが、とりあえず米国の出版カンファレンスで語られているところを確認しておくだけでも無駄ではないと思う。 … [Read more...]

著者・出版社・読者の新しい関係を考える

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暑い夏の間が中断していましたが、10月3日にオープン・パブリッシング・フォーラム(電子出版再構築研究会)を再開します(第1期第2回)。で、タイミングよく、いきなり大原ケイさんとのトーク・セッションとなりました。「著者・出版社・読者の新しい関係を米国の事例から考察する」という表題で、大原さんからいろいろ面白そうなお話を伺いながら、皆さんと議論ができればと期待しています。ここでは、企画趣旨と「目標」をご説明しておきます。(鎌田敬白) … [Read more...]

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サーバ復旧のお知らせ(9/1)

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この数日間、断続的にアクセス不能になる症状が見られましたが、9月1日夜に完全復旧しました。ご迷惑をおかけしましたことをお詫びします。 … [Read more...]

出版マーケティング再考(3):価値評価システム

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出版が「マーケティング」を考えなくて済んだ時代は終わった、ということを縷々述べてきたのだが、専売商人でもない出版社が、リスクの高い情報商品を売る、というビジネスモデルが、マーケティングもなしに成立してこれた根拠は、もう少し厳密に考えるべきテーマだと思う。業界関係者にとっては、あまりに自明な(のでたぶん考えたこともない)のだろうが、あと10年もすればたぶん、そんな薄氷を踏むようなビジネスモデルじたいが信じられないことになるだろうから。 … [Read more...]

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出版マーケティング再考(2):流行と不易―モノからヒトへ

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先週の記事に、4,000PVを超える予想外の反響をいただき、このテーマに高い関心が寄せられていることに勇気づけられた。出版というビジネスを自分で考える人が多いということは心強い。わが伝統文化には商売を賤しむところがあり、それは出版業界に根強いと思われる。よく出れば「君子は道を謀(はか)りて食を謀らず」の求道精神となるが、悪くすると独立心、起業精神、企画力の弱さとなる。現在は悪いほうばかりが目立っており、戦後の闇市世代、高度成長時代と比較すると、社会を覆う無気力(無力感)はほとんど信じられないほどだ。 … [Read more...]

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出版マーケティング再考(1):なぜいま?

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オープン・パブリッシング・フォーラム(電子出版再構築研究会)第1期(7-9月)は、まずマーケティングからスタートする(7/25)。デジタル出版はコンテンツではなくマーケティングによって成立し、これを制するものが市場を制する。マーケティングは釣りやスポーツ、ゲームのようなものだ。「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」(論語) とはいえ、食わず嫌いな人も多いので、まず知るところから始めよう。 … [Read more...]

尻に火がついた!:2012年の日本E-Book市場 [寄稿]

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日本市場についての鋭い観察を欧米のメディアに提供しているロビン・バートルさんがPublishingPerspectivesに書いた最新記事の翻訳版をお届けする。原題の"When Push Comes to Shove"は、ロック・ファンにはおなじみの文句だが、どうにも訳しにくい。楽天/KoboとKindleによって、対岸の火事の火の粉が降りかかり、とうとう…という語感か。本記事は、しかし現状分析に止まらず、日本の出版社、あるいは出版を志す人々に必須と思われる4つの建設的提言を行っている。(鎌田解題) … [Read more...]

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オープン・パブリッシングのビジョン:(番外) 知の銀河系を開放する

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オープン・パブリッシングは、従来の本の電子化をはるかに超えた、知識情報コミュニケーションにおける革命に対応するコンセプトだ。この革命はとうに進行している。ビジネスと社会の対応が遅れているだけだ。グーテンベルクの印刷術は、間もなく世界に伝えられたが、イスラム世界や中国・インドなどの古代文明の地はこれを無視し、日本も同様だった。遅れていた西欧、新興国のアメリカに抜かれた大きな理由だ。 … [Read more...]

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オープン・パブリッシングのビジョン:(4) 21世紀の出版編集技術

オープン・パブリッシングは、サービス指向ITを「出版」のバリューチェーンに効果的に組み込むことでその可能性を最大化させるコンセプトだ。それは出版の社会的機能を、デジタル革命という歴史的転換に対応するように再構築する試みでもある。多様なコンテンツとサービスの協調環境のためのマッピングを行うが、それを機能させるのは人間だ。21世紀のプロのための編集出版技術を再定義し、スキル/メチエを拡げ、高め、評価を得るための仕組みが必要になる。ITに置き換えられない、「人間のコアコンピタンス」を明確にできなければ、出版は仕事にはならないからだ。 … [Read more...]