「自主出版ガイド」ページ新設にあたって

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本フォーラムやMagazineの記事を通じて、英語圏での自主出版の動向についてはかなりの情報をお届けしてきましたが、日本でも欧米並みの自主出版を行うプラットフォームが整ったので、自主出版者を支援する情報提供を継続的に行っていきたいと考えて、専用のページを開設することにしました。自主出版はデジタル時代の出版の基本である、と私たちは考えています。簡単ですが、出版の持つ課題と自ら取り組むことで、多くのことが見えてきます。その意味で、出版のプロにも参考になることは多いと思います。(鎌田) … [Read more...]

Kindle狂想曲のクライマックス

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「Kindle上陸」が主要日刊紙で間歇的しかし大々的に報じられるようになって半年あまり。確定的な報道のはずが、いずれもほどなく噂にまで格下げされている。噂にもいろいろあるが、米国のネイト・ホフェルダー氏は、この噂をユニコーン(想像上の獣)として扱い、バウカー社の調査を引用して、日本人はE-Bookなど要らないようだから、アマゾンも無駄なカネを使わないほうがいい、とまで言っている(The Digital reader, 04/18)。じっさい。これは異常な事態である。 … [Read more...]

東北を遥か離れて:電子化事業への5つの疑問

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大震災から1周年。東北に少なからず縁のある者として、その復興には強い関心がある。そして出版のデジタル化にはこの3年ほど、それなりに取り組んできた。しかしこの2つを結びつけた今回の「緊急」事業には、残念ながら筆者の理解と想像力を超えたところがある。オープンに議論が交わされた形跡を発見できないのも気になる。どなたか、以下の疑問を氷解させ、愚問であったことを教えていただけることを期待したい。 … [Read more...]

アマゾンは出版社の敵か味方か:もう一つの見方

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アマゾンはKindleの日本開店を延期(EB2 Magazine, No. 2-15)したようだが、難航する交渉の背景には、出版社の抜きがたい警戒心がある。デジタル時代をひた走り、すでに比率が20%を超えたと思われる米国でも、最大の書店アマゾンに対する警戒、あるいは憎しみは高まっている。アマゾンは出版社にとって何なのか。これまで大手関係者の声ばかりが伝えられてきたが、そればかりを聞いていては認識を誤るだろう。 … [Read more...]

デジタルドキュメントとE-Book:DD研参加記(1)

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E-Bookに関わる技術は「デジタルドキュメント」だ。歴史は非常に古いが、Web環境の進化とともにダイナミックに変容した。簡単に言えば、ドキュメントに対してあらゆる情報技術を連携させることが可能になったということだ。このことは、日本ではほとんど理解されていない。人々が「インターネット」で総称しているものの核心は、デジタルドキュメントにあり、本質は知識コミュニケーションのデザインにあるのだが、多くの人が紙の文書に対する電子文書という側面でしか考えていないからだ。E-Bookと同じように。 … [Read more...]

進化せよ。ここがガラパゴス島だ!

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シャープがGALAPAGOSタブレット(10.8型と5.5型)の自社販売を9月で終了すると発表した。最速4週間で撤退したHPのように、この事業そのものからの撤退を表明したわけではなく、イーアクセスが販売する7型は継続するというので、これを撤退と受け取る必要は無い。タブレット市場は、日本でも海外でも、これから離陸期を迎えるものだし、シャープのような会社がこの重要な市場から撤退してよい理由は見当たらない。ガラパゴスは「環境」に適応し、進化できなければガラパゴスではない。もちろん適応は1年や2年で出来るものではないのだ。 … [Read more...]

ブックフェア雑感:何のためのデジタルか?

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東京国際ブックフェア(TIBF)は、18回目を迎えた今年から(デジタルパブリッシング・フェアを昇格させた)国際電子出版EXPOと併催となった。主催のリード社は、市場・出展者・来場者が関連する複数のテクノロジー・テーマイベントを併催し、年によって目玉や重心を変えることで維持・拡大する方法を得意とするが、本の見本市・即売会として定着してきたイベントを、同じ出版とはいえ、テクノロジー・イベントに拡張するというのは、かなりの勇気を要したことだろう。当然ながら、完全な融合に至るには時間がかかる。 … [Read more...]

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E-Bookと「自然エネルギー」:自律・分散・協調へ

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最近つらつら考えるのだが、E-Bookに対する一部出版関係者の態度は、「自然エネルギー」に対する電力関係者の態度と似ている。どちらも「一部の需要を賄えるだけ」と言い、そのじつは恐れている。PCの登場時の汎用機関係者の反応とも似ている。関係者にとって、そこに「自明」という以上の理由は要らない。それは日常を超えた次元の問いになるだろう。好き嫌いはあってよいし、プロフェッショナルが新しいテクノロジーに接する態度として、まず懐疑的になるのも悪いことではないが、困るのは「懐疑」そのものを疑わなくなることだ。 … [Read more...]

新潮社「五箇条の御誓文」の「なぜ」

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新潮社が電子書籍ライブラリーの開巻劈頭に載せている「電子書籍 基本宣言」を、「マガジン航」(5/22)で知りました。そこで仲俣さんがたいへん適確かつ含蓄のあるコメントをされていますが、これって時代の証言として歴史的(骨董的)な価値を持つものになるのではと思い、格調の低い蛇足・駄文を承知で一言感想を述べさせていただきました。なお、本稿についての異論、反論をおおいに歓迎します。 … [Read more...]

思考停止を超えるために-EDITORIAL

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もしかして、という期待も空しく「計画停電」という「成り行き停電/送電」は始まってしまった。そのこと自体で電力会社を責めるつもりはない。その時点の発電量に見合った送電しかできないのは仕方ない。電力会社単独では、需要に満たない分を、単純に地域割して止める以外の選択は出来ないのだろう。機能すべきは政府だ。都心三区を除くという「指示」を出したほか、生活と経済の最低限の機能を維持する「計画」性を発揮した様子はない。電力会社にとっては、事故で停電する以外の停止措置はすべて「計画」だが、ユーザーには「無計画」というしかない。 … [Read more...]