NI-ADAM年内発売へ前進
久しぶりにNotion Ink社 ADAMについての情報が入ってきた。情報源はSlash GearとNI社のブログである。それらによると、リリースは早くてクリスマス商戦、遅いとCES2011(1月)になる。価格は、通信(Wi-Fi/G3)と画面(LCD/PixelQi)仕様の組合せで$399~$498の範囲で4種類になるという。 [続きを読む]
CMS+IA (4):出版におけるCMS+IAへの要件
Webの最大のインパクトは、企業や個人のデジタル情報発信へのハードルを解消したこと、情報の発信/受信のプロセスを透明化したことだった。出版はそれじたいの膨大な発行点数に加えて、デジタル情報の洪水の中で溺れそうになっている。簡単に言えば、すでに出版社も編集者も選ばれる存在になったということである。清水氏はこうした前提の上に立って、CMS+IAの目標を、出版社がコンテンツの管理をコミュニケーション・プロセスの管理につなげる方法、編集(者)をパワーアップし、創造的なマーケティングを展開する方法として集約した。答は6月22日に聞ける! (この対論シリーズは6月22日に開催予定の第4回研究講座の準備のためのものを公開しています。) [続きを読む]
シナプティックWeb (下):セマンティックを超えて
後半では、T.B-リーが提唱した未来型WebのイニシアティブであるセマンティックWebとの比較でシナプティックWebを分かりやすく説明している。シナプティックWebは説明的概念であって、頭脳明晰な人間が仮構する意味論的世界の実現フレームワークではなく、観察可能な現実から生まれた、ユーザーと実務家による実践的アプローチであることが明らかにされる。「意味」のような複雑な現象を解読する方法にはつねに2つあるが、実務家が選ぶのはこちらだろう。 [続きを読む]
CMS+IA (3):出版社が儲かる秘策!?
システムをデザインするには、要求を定義する必要がある。コンテンツとユーザーとの関係を最適化するCMS+IAという技術は、もちろんWebの世界で発展したもので、出版社のものとするには、様々なレベルの要求や過去の成功体験を可視化してデザインに反映させなければ進まない。清水さんからの要望は当然なのだが、いかんせん大方の出版社はマーケティングとITから限りなく遠いところにいた。「そこをなんとか」という訳のわからない日本的世界になってきそうだが、そうならないようなんとかしたい。(この対論シリーズは6月22日に開催予定の第4回研究講座の準備のためのものを公開しています。) [続きを読む]
シナプティックWeb(上):データより結合パターン
Web技術は進化を続けているが、最近は検索エンジンのような“旧世代技術”に替わって、バイオメカニズムや神経科学など、現実世界の最も複雑な超システムをモデルとして、Webを舞台とした人々の活動の意味を読み取り、そこから得られるパターンをもとに、様々な(商業的、非商業的)価値と実現機会をデザインするというアプローチが主流となりつつある。ここでご紹介する Synaptic Web はその名の通り神経科学に由来するが、本サイトがコメントシステムに採用しているECHOというツールを開発したクリス・ルー氏らが提唱している。ここに訳出したのはコンセプトを解説した論文の前半部分。ともあれご一読いただきたい。 [続きを読む]
Notion Ink ADAM Video Selection
Notion Inkからの情報は相変わらず少ないが、日本での関心も非常に高い。5月8日YouTubeにアップされたビデオでは、アップル、HPのタブレットとの比較をアピール。フル装備で価格を327ドルと発表している(2月のVでは321ドル)。iPadを意識した、信じられない低価格だ。なお、本ページでADAM関係のビデオをご紹介していくことにする。 [続きを読む]
CMS+IA (2):コンテンツの意味と価値を読み解く
6.22の第4回セミナーに関して鎌田が設定した問題に対し、清水氏からとても明晰な返信をいただいた(オリジナルはこちら)。対話的環境であるWebの世界では、過去15年あまりでユーザーと情報(コンテンツ)の関係の解析の方法論や手法が開発され、ベストプラクティスが蓄積されてきた。E-Bookは本であると同時にWeb環境の一部でもあり、出版の側では独自のCMS+IAを構築することが自立の条件となる。最も重要なことは、デジタル以前の出版社の大小の成功体験を継承して最適化することだと思われる。ぜひ出版社の方のご協力、ご参加を仰ぎたい。 [続きを読む]
E-Book製作環境としてのCMS+IA:問題の設定
6月(22日)の研究講座は「E-Bookの製作環境としてのCMS+IA」を取り上げる。E-Bookの製作環境を持ち、効果的に運用することは、デジタル時代の出版社にとって最大の課題であると考えるからだが、このテーマは簡単ではない。内容と位置づけを理解したうえで、動くものに接して初めて納得がいくものだろう。そこでまず次回のスピーカーをお願いしている清水 誠さんに、こちらの問題意識をお伝えし、やり取りしながら何をどう話していただくかを決めていくという手順を踏むことにした(読者の皆さんからもコメントをいただいて、一緒に考えていきたいので、本サイトで公開とします)。 [続きを読む]
インディアン・ドリーム:Notion Ink ADAM
Notion Ink社のADAMについての記事 (2/17)を書いてから、3ヵ月になるが、いまだにアクセスが途絶えない。インドのiPadキラーということで注目が高い割に情報が少ないから集中するようだ。来月には登場する予定だったが、同社は4月にFlashの確定版との関係など、対外要因による遅れの可能性も示唆しており、少し遅れる公算が強い。アダムはリンゴを食べて楽園を追われたが、このアダムはどうなるか。まずADAMのスペックを超え、興味の尽きない創業者たちについて知っておこう。 [続きを読む]
E-Bookと標準 (2):「日本」の標準とは
前回は、E-BookフォーマットとしてのEPUBの位置(WebとE-Bookをつなぐ)と、それによる出版者にとってのメリットと可能性について述べた。もちろん、HTML系ということの短所もあり、これだけで十分というつもりはない。しかし、今後の世界標準はEPUBを拡張する形で発展していくものが主流となる可能性が高いので、日本にとっての最大の課題は、ローカリゼーションによってEPUBを高度な日本語組版が可能なものに高めていくことにならざるを得ない。JEPAの要求仕様案は、そうした社会的要請に応えるものだ。組版の文化的・商業的意味ついては別に述べたので、ここでは誤解の多い「標準」の国際性と地域性をめぐる問題を取上げておきたい。 [続きを読む]






