NI-ADAM年内発売へ前進

2010年 8月 18日

久しぶりにNotion Ink社 ADAMについての情報が入ってきた。情報源はSlash GearとNI社のブログである。それらによると、リリースは早くてクリスマス商戦、遅いとCES2011(1月)になる。価格は、通信(Wi-Fi/G3)と画面(LCD/PixelQi)仕様の組合せで$399~$498の範囲で4種類になるという。 [続きを読む]

インディアン・ドリーム:Notion Ink ADAM

2010年 5月 19日

Notion Ink社のADAMについての記事 (2/17)を書いてから、3ヵ月になるが、いまだにアクセスが途絶えない。インドのiPadキラーということで注目が高い割に情報が少ないから集中するようだ。来月には登場する予定だったが、同社は4月にFlashの確定版との関係など、対外要因による遅れの可能性も示唆しており、少し遅れる公算が強い。アダムはリンゴを食べて楽園を追われたが、このアダムはどうなるか。まずADAMのスペックを超え、興味の尽きない創業者たちについて知っておこう。 [続きを読む]

E-Bookと標準 (2):「日本」の標準とは

2010年 4月 12日

前回は、E-BookフォーマットとしてのEPUBの位置(WebとE-Bookをつなぐ)と、それによる出版者にとってのメリットと可能性について述べた。もちろん、HTML系ということの短所もあり、これだけで十分というつもりはない。しかし、今後の世界標準はEPUBを拡張する形で発展していくものが主流となる可能性が高いので、日本にとっての最大の課題は、ローカリゼーションによってEPUBを高度な日本語組版が可能なものに高めていくことにならざるを得ない。JEPAの要求仕様案は、そうした社会的要請に応えるものだ。組版の文化的・商業的意味ついては別に述べたので、ここでは誤解の多い「標準」の国際性と地域性をめぐる問題を取上げておきたい。 [続きを読む]

E-Bookにとって標準とは (1):意味と展開

2010年 4月 8日

日本電子出版協会(JEPA)は4月7日、東京・神田で「EPUB説明会」を開催し、昨年秋からメンバーとなっているIDPFに提出する「日本語要求仕様案」の概要と実装、応用例を紹介した。この種のイベントとしてはかなり密度が濃い内容で、今後の日本でのEPUBというよりはE-Bookの展開にとって重要な意味を持つものなので、今日から数回に分けて紹介し、コメントしていきたい。発表資料はこちらで公開されているので、関心のある方はぜひ読んでおかれることをお勧めする。 [続きを読む]

iPadプレビュー:Kindleの敵ではない。当分は

2010年 4月 3日

iPadの発売が目前に迫り、アップル・ファンとメディアは過熱するばかり。最大の注目点は、どうしても Kindle vs. iPad になってしまう。本誌はこれが「虚妄」に過ぎないと言ってきたが、米国でのプレビューに目を通した限り、そうした評価が広がりそうだ。今日のiPadは、明日のE-Readerのプロトタイプではあっても、今日のマーケットに影響を与えるものではない。ジョブズ氏はとうにご存じだが、問題は明日の市場を創造できるかどうかなのだ。 [続きを読む]

「最新・電子書籍端末を分解」=日経電子版

2010年 3月 29日

日経新聞電子版が、日経BP社『日経エレクトロニクス』3月22日号の小谷記者の記事をもとに主要E-Readerのハードウェアと機能を分解・評価している。対象機種は Kindle 2、SONY Reader Daily Edition、Barnes & Noble Nook の3機種で、とくにイーストの藤原氏のコメントが適確だ。 [続きを読む]

日経ITproのAndroid入門記事シリーズ

2010年 3月 26日

Android開発者のための情報源として突出している日経ITpro、日経コミュニケーションのシリーズ記事がかなり揃ってきたので、まとめてご紹介する。Androidは、Linuxベースのオープンソース・モバイルOSで、B&N Nookのように、E-Readerでも重要性を増している。いまや iPhone OSともにOS環境の一角を形成しているので、開発者以外の方も基礎知識として読んでおくと便利。 [続きを読む]

ドキュメントとしてのE-Book標準化問題試論

2010年 3月 23日

「出版物利活用」懇談会は、E-Bookのフォーマットなど技術的規格に関しても議論するらしい。こうした規格は、まずニーズや関連技術などに関する情報を集め、規格に対する要件 (RFP) を定義するところからスタートする。中身は不明だが、出てくるものを評価するためには岡目八目でもいいから、早めにどんどん提起しておいたほうがいいと思う。ここで述べるのは、E-Bookの標準化に関する「試論」であり、多くの欠陥があることを承知で、エキスパートやステークホルダーの方のコメントをいただくためのものと御了解いただきたい。 [続きを読む]

E-Reader市場の裏側を読む (2):メーカー

2010年 3月 20日

E-Readerは機能でもあり、スマートフォンでもタブレットでもネットブックでも、もちろんPCでも利用はできるし、ユーザーもそちらが多いわけだが、“My Amazon”としての Kindle端末が、専用ブックリーダとE-Bookの市場を創造したことは、なおE-Reader市場を考える際の重要なポイントだ。Kindle端末はガジェットではない。ということは、Kindleが圧倒的な専用E-Reader市場は、独立したガジェット市場としては完全に成立していないことを意味する。(図はマイケル・ポーターのバリュー・チェーン・モデル) [続きを読む]

E-Reader市場の裏側を読む (1)

2010年 3月 13日

E-Readerの市場予測が活発になってきた。市場は毎年2倍から3倍に拡大を続けており、たんなる「電子書籍端末」でないことも明らかになってきた。分類にもよるが、いずれ1兆円(100億ドル)を超えるという予測も非現実的とは思われていない。日本の富士キメラ総研という調査会社は今年950万台という数字を出している。しかし、こうした予測は初期市場の数字を反映したもので、E-Bookそのものもダイナミックに変化しつつある。数字に振り回されないような読み方を考えてみたい。((2)に続く) [続きを読む]

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