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	<title>EBook2.0 Forum&#187; User Interface</title>
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		<title>読む環境としてのiPadと印刷紙を比較する</title>
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		<pubDate>Mon, 23 May 2011 09:36:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[User Interface]]></category>
		<category><![CDATA[タブレット]]></category>
		<category><![CDATA[認知心理学]]></category>
		<category><![CDATA[読書体験]]></category>

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		<description><![CDATA[UI/UXに関する調査・コンサルティングを専門とするフランスのMiratech社は、新聞を例に、紙との対比でみたiPadの認知心理学的特性に関するサーベイを行いホワイトペーパーを出して、かなり有益な事実を明らかにしている [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-medium wp-image-6010" style="margin-left: 0px; margin-right: 10px;" title="comparaison" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/comparaison-300x174.jpg" alt="" width="180" height="104" />UI/UXに関する調査・コンサルティングを専門とするフランスのMiratech社は、新聞を例に、紙との対比でみたiPadの認知心理学的特性に関するサーベイを行い<a href="http://www.miratech.com/blog/eye-tracking-etude-iPad-vs-journal.html" target="_blank">ホワイトペーパー</a>を出して、かなり有益な事実を明らかにしている。この新しいメディア・デバイスは、かなりユニークな特徴を持っていて、これを通じて得た情報は、記事の本数で多いものの表面的で、印象は薄い。広告の熟視率は同じ、とのことだ。情報を探すには一覧性・選択容易性が必要になり、読むには集中性／維持性が必要になるが、これらはトレードオフの関係にある。当たり前のことだが、万能なものはない。<span id="more-6008"></span></p>
<h3>タブレットによる情報摂取は「表面的」</h3>
<p>このホワイトペーパーは、結果の一部を公開したもので、残りはカスタマーに提供されるものだが、eBookAnoidというブログで<a href="http://www.ebookanoid.com/2011/05/22/ipad-not-as-good-as-paper-when-it-comes-to-reading/" target="_blank">要約</a>している公開部分だけでも知っておいて損はないと思われる。実験は、iPadユーザーを被験者、新聞記事をサンプルとして、iPadと印刷版で読み込み時間、印象、記憶内容などにどの程度の差が出るかを見たもの。同じ記事を、iPadを先に読んだグループと印刷紙を先に読んだグループの2つに分けてコントロールし、視線や視野などがチェックされている。</p>
<p>紙の支持者が言うように、じっくり読むには紙がベストであることは裏づけられた。1本の記事を読む時間にはほとんど差はないが、記憶に残るかどうかで違いが出る。記事内容を記憶していた者は、iPadで70%、紙で90%。iPadで読んだものが記憶に残りにくいということは、鮮やかな画面に関係がありそうだ。情報量の少ない広告については有意な差が出ていない。</p>
<p>iPadは多くの記事情報を視認し、識別することができるが、<span style="color: #008000;">熟読</span>すべきものには向いていない（気が散るものが多いせいか、それとも読みづらいせいかは確認できない）。印刷物でも、カラー印刷と単色印刷で新聞記事を読んだ場合に似た結果が出るかもしれない。<span style="color: #008000;">紙</span>と<span style="color: #008000;">Kindle</span> (白黒E-Ink)、<span style="color: #008000;">iPad </span>(カラータブレット)の三者比較を、コンテンツを変えてやってみた結果が見たくなる。仮に熟読という価値を基準にして、<span style="color: #008000;">【紙＞E-Ink＞タブレット】</span>という関係が成り立つとすると、電子版を「見た」人が、集中して読むために印刷版を購入するということも十分に配慮されるべきで、それは価格設定にも反映されるべきものだろう。これはとりあえず熟読・蔵書に値するものに限られる。しかし、それに値しないものであれば、そもそも値段をつけて出すべきでない、と考える人も多くなるかもしれない。</p>
<p>強い魅力を持つ新しいテクノロジーが登場すると、経験的事実や知恵が一時沈黙を余儀なくされることがある。iPadは多くの錯覚を与え、とくにWebやITに疎い出版やメディア関係者を幻惑した。真実を見極めるには、認知心理学や計量心理学のような客観的方法論で確認する必要が出てくる。牛刀割鶏のきらいがないわけではないが、直感に左右される人間の判断力はいい加減なものだから、(とくに直感に強いiPadなどの場合は)しっかりした実験データで確認することは必要だ。 （鎌田、05/23/2011）</p>
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		<title>ポップアップ式検索ユーティリティ Apture</title>
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		<pubDate>Sat, 07 May 2011 16:52:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[User Interface]]></category>

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		<description><![CDATA[本サイト（EBook2.0 ForumとMagazine）に、語句を選択 (ドラッグ&#038;ドロップ)すれば、ポップアップ画面が開き、その語句の検索結果を表示するウィジェットを取り付けましたので、ぜひお使いください。 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-full wp-image-5782" style="margin-left: 0px; margin-right: 10px;" title="apture_logo" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/apture_logo.png" alt="" width="94" height="44" />本サイト（EBook2.0 ForumとMagazine）に、語句を選択 (ドラッグ&#038;ドロップ)すれば、ポップアップ画面が開き、その語句の検索結果を表示するウィジェットを取り付けましたので、ぜひお使いください。これに伴って、一般的な用語解説やサイトへのリンクは、減らすことにします。欧米の主要ニュースメディア・サイトなどで高い評価を受け、多国語にも対応する<a href="http://www.apture.com/" target="_blank">「<strong>Apture</strong>」</a>というウィジェット（JavaScriptのコード）をサイトに組込んだことで可能になったものです。今後もユーザビリティと安全性が確認された機能を追加していきますのでご期待下さい。<span id="more-5773"></span></p>
<h3>検索ユーティリティ Apture の使い方</h3>
<p><img class="alignright size-full wp-image-5798" style="margin-left: 10px; margin-right: 0px;" title="Apture_screen" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Apture_screen.jpg" alt="" width="280" height="207" />お手数ですが、何でも良いので、本サイト上の<span style="color: #008000;">語句・文字を選択 (ドラッグ&#038;ドロップ)</span>してみて下さい。その語句がキーワードになって<span style="color: #993300;">&lt;Learn More&gt;</span>というマークが現れ、次いでポップアップ画面が開いてExplore (語句検索)、Video (映像)、Image (画像)のパレットを表示します。コンテクスト検索という技術を使っており、ページの文脈に沿った、高い精度の結果を出してくるので、外れがあまりありません。スマートフォンでなじみのあるサイズのポップアップ画面のデザインは、とても洗練されていると思います。</p>
<p>検索画面ではWikipediaの定義、Twitterなどがフォローできるようになっており、本サイト内の検索結果も表示されます。そのポップアップから、さらに別の詳しい情報が得られるポップアップにジャンプすることもできます。深い検索をしても元々読んでいたページから離れずに、コンパクトなポップアップ画面で調べごとができるのはとても便利です。サイトのほうでは、移り気な読者を引き留めておく確率が高まります。本サイトでは、会社名、人名、地名などの基本情報についてはいちいちリンクを付けることは止めることにしました。</p>
<p>Forumの場合はサイトに組込みましたが、Aptureをブラウザに載せれば、皆さんはどのサイトに対しても同じ機能を使うことが出来ます。それによって別画面／タブを開いて調べごとをする機会は減ると思います。違いは唯一、サイト管理者にレポートがこないことです。このレポートによって、管理者は注目されたキーワードや、読者が使おうとした情報のタイプ（辞書かビデオかなど）を知ることができ、編集品質を高めることができます。つまりサイト管理者にとって、Aptureを使うメリットは、読者を逃がさないというだけでなく、サイトのUXを高められるということなのです。同社は、ページビューが1.7倍、時間にして2~3倍増える、と効能を述べていますが、これもいずれチェックしてみましょう。<span style="color: #993300;">(<a href="http://www.ebook2forum.com/2011/05/pop-up-search-utility-for-eb2forum/2/"><span style="color: #e6310e;">♣ </span>次ページ</a><span style="color: #333333;">につづく</span>)</p>
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		<title>ハンズフリーなiPadスタンドHanfree</title>
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		<pubDate>Tue, 03 May 2011 08:29:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[User Interface]]></category>
		<category><![CDATA[iPad]]></category>
		<category><![CDATA[UI]]></category>
		<category><![CDATA[エルゴノミクス]]></category>

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		<description><![CDATA[タブレットをどういう姿勢で使うか、基本があるわけではない（必要もないのかもしれないが）。ただ、膝の上は不安定で、デスクの上は退屈、ベッドの上は怖い。iPad 2は軽量だが初代に比べて頑丈ではない。答は「専用スタンド」だろ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-medium wp-image-5737" style="margin-left: 0px; margin-right: 10px;" title="hanfree" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/hanfree-271x300.jpg" alt="" width="115" height="128" />タブレットをどういう姿勢で使うか、基本があるわけではない（必要もないのかもしれないが）。ただ、膝の上は不安定で、デスクの上は退屈、ベッドの上は怖い。iPad 2は軽量だが初代に比べて頑丈ではない。答は「専用スタンド」だろう。しかし、クールなスタンドを考えるとなると簡単ではない。<a href="http://www.kickstarter.com/projects/831303939/hanfree-ipad-accessory-use-the-ipad-hands-free" target="_blank">Hanfree</a>は、見たところすばらしい(<a href="http://kck.st/e0EMtN" target="_blank">ビデオ</a>)。これはKickstarterという資金公募プラットフォームを使ったデザイン・プロジェクトで、50ドル以上を出資すれば小売価格($79.95)より安く入手できる（海外送料$40）。200ドル以上なら、ウッドベースに榛の木製を使ったサイン入り特注品も。申込締切は米国東部時間で5月11日午後3時43分(日本時間12日午前4時43分)。<span id="more-5734"></span></p>
<p>サンフランシスコのデザイナー、セスとジュアンの二人がデザインしたHanfreeは、クリア・ケース、ステンレス製のネック、プラスチック製の足の3つのパーツから成る。iPadはケースにはめて固定させる。ケースはボールを使ったソケットジョイントを軸に360度回転し、水平／垂直モードの切替も容易。ベースは軽量だが安定性がいいと謳っている。Kickstarterでは、一般からの資金が設定された調達目標に達した時に製作に着手する。本プロジェクトでは1万5,000ドルの目標に対してすでに2万ドルを超えているので、これはゴーということだ。ちなみにクラウド型資金公募プラットフォームは、出版プロジェクトにも使われ始めている（たとえば<a href="http://www.ebook2forum.com/members/2011/04/american-comic-heroes-to-save-japan/" target="_blank">これ</a>）。日本でも現れるだろう。 （05/03/2011）</p>
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		<title>E-ReaderのUXとアナログ・デザイン</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2011/02/analog-design-in-ereader/</link>
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		<pubDate>Mon, 21 Feb 2011 06:42:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
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		<category><![CDATA[Kindle]]></category>
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		<description><![CDATA[印刷製本された、実体としての本の文化からE-Reader/E-Bookが何をどうやって継承し、デジタル時代の文化＝ビジネスを再構築するかは、けっして迂遠な問題ではない。アマゾンのKindleの成功の一因は、ユーザーの前か [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/kindle_screen3.jpg"><img class="alignleft size-full wp-image-4953" style="margin-left: 0px; margin-right: 10px;" title="kindle_screen3" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/kindle_screen3.jpg" alt="" width="122" height="163" /></a>印刷製本された、実体としての本の文化からE-Reader/E-Bookが何をどうやって継承し、デジタル時代の文化＝ビジネスを再構築するかは、けっして迂遠な問題ではない。アマゾンのKindleの成功の一因は、ユーザーの前からガジェットとしての存在を消し、読書の世界に惹き入れ、またユーザーの好みで自在に姿を変えていく優れたデザインにあったと考えられる。表紙や装丁が出版プロジェクトの重要な要素であるように、ユーザーの「もの」として受け容れてもらえるかが問われるからだ。読書はそれほどデリケートな体験だ。ここではアナログデザインへのアプローチを考えてみたい。<br />
<span id="more-4948"></span></p>
<h3>コンテンツは形を求め実体（よりしろ）を必要とする</h3>
<p>デジタル以前に「コンテンツ」がなかったわけではないが、編集者にはまず「原稿」があり、企画された「版」の設計に沿って編集・加工し、文字と図版を組んで原版を制作した。そして印刷＋製本により実体を与えられたもの(だけ)が「本」となったわけである。「知識情報」を対象とし、コミュニケーションに奉仕する仕事。予め答のない、それだけにやりがいのある仕事だった。すべての工程で専門技術者が参加し、大小の知識人や芸術家の仕事の精華を世に出す、気の抜けない仕事は、結果として他では得られない大きな満足をもたらしてくれた。それに出来た本は図書館に収蔵される。「最大多数の最大幸福」これが職業としての出版業の魅力だったと思う。「活字文化」という言葉がある所以である。「現実には…」という話は今回は省略する。</p>
<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/relieur.jpg"><img class="alignleft size-full wp-image-4962" style="margin-left: 0px; margin-right: 10px;" title="relieur" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/relieur.jpg" alt="" width="142" height="162" /></a>デジタル化はもちろん伝統的な分業関係を壊す。すでに物理的素材を使う活字、製版は消滅し、刷版も必須ではなくなっている。E-Bookは、出版のデジタル化の最終形態だが、それは編集、デザインから印刷・製本、流通までを含む、エコシステムのすべてに影響を与えはじめている。出版における実用的・経済的な部分は、E-Bookによって完全にサポートされ、E-Bookの利便性と価格で印刷本を圧迫し、機能性で圧倒する。時間はかかっても、この流れは止まらない。合理性があるからだ。それに逆らう出版社は、むしろ貴重で奇特な存在になっていくと思うが、印刷・書店依存型出版産業は衰退に向かうだけだ。デジタル化の最初の波を経験した米国の出版業界は、いまそのことを完全に理解した。「出版とは(必ずしも)印刷本を出すことではない」と。問題はその先にある。</p>
<h3>文化の再生産のためのプラットフォームとエコシステム：Kindleのケース</h3>
<p>文化は過去の遺産の継承と再発見、そして分業をベースにしたエコシステムによって再生産される。また僅かでも差異性に価値を置くことで成立し、したがって経済合理性だけでは生存できない。大量消費がないとビジネスとしては苦しいが、画一化、最適化が限度を超えれば文化は崩壊する。本と出版はもともと微妙なバランスの上に成立しており、分業を担う専門家のプロフェッショナリズムと社会的使命感に依存している。デジタル出版のエコシステムが、文化を支えられるように構築できないと、出版の重要な社会的機能の一つは果たせない。</p>
<p><a href="http://www.amazon.com/Optical-Illusion-Screen-Display-ebook/dp/B00295RQUG/ref=pd_sim_kinc_1?ie=UTF8&amp;m=A6U6H3H6WHQPH"><img class="alignright size-full wp-image-4954" title="618PtxyixKL._SL500_AA266_PIkin3,BottomRight,-1,34_AA300_SH20_OU01_" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/618PtxyixKL._SL500_AA266_PIkin3BottomRight-134_AA300_SH20_OU01_.jpg" alt="" width="300" height="300" /></a>E-Bookにおける文化性は、じつは立ち上がりの時点から重要な要素だった。アマゾンのKindleは、電子ペーパーの特徴を生かして。ブランドではなく作家の肖像画を中心とした文学的素材が、電源オフ時に表示されているが、それは電源を落とすたびに変わる。ふつう電子デバイスでは、オンすることで表示されるのだが、Kindleは逆なのだ。この「電子ウォールペーパー」は、ブックカバーの役割も果たし、ガジェットの単調さを（ほとんどの人にとって邪魔にならない形で）効果的に消し、ユーザーを読書の世界に導くことに成功している。このアイデアは、あまり注目されていないが、Kindleにおける<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%A8%AD%E8%A8%88" target="_blank">UXデザイン</a>の成功の重要な要素を占めている。デフォルトの素材の選び方も凝っていて、超有名人は少ない。つまりアイコン化した有名人ではないので、「これ誰？」と思わせる効果もある。日本では常識的に「夏目漱石」など教科書的肖像が多用されるが、ここで継承と多様性という重要な基本を押さえたこと、しかもカネをかけずに成功していることは驚異的だ。</p>
<p>Kindleを購入してユーザーが電源を入れると、アマゾンのベゾスCEOからのメッセージが表示されるが、そこには「ユーザーの手の上でKindleが存在を消す」ようにデザインされた旨が書かれている。ガジェット・ファンでなく、読書家を惹きつけた最大の理由が、「存在を消す」デザインであることは間違いない。iPadはタブレットのデザインとしては最高水準を示しているが、読書に関する限りアマゾンの「消えるデザイン」に敵わない。</p>
<p><a href="http://www.amazon.com/Romance-Design-Protective-Sticker-Generation/dp/B004NMQVP4/ref=sr_1_2?ie=UTF8&amp;s=electronics&amp;qid=1298256007&amp;sr=1-2"><img class="alignleft size-full wp-image-4957" title="41nJpD5ScxL._SL500_AA300_" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/41nJpD5ScxL._SL500_AA300_.jpg" alt="" width="240" height="240" /></a>カネをかけずにデバイスを「文化的」存在とするこのアイデアは、多様なウォールペーパーとスキンの商品化に結びつく。多くのユーザーは、同じ素材ではなく、同じ傾向の異なる素材を切り替えて出したいと考える。また、スキンやカバーとウォールペーパーをマッチさせることを考えるからである。これはデバイス周りのエコシステムを形成し、ファッションも生まれる。アップル製品ではおなじみのものだが、Kindleのように存在を消すデバイスは、エコシステムを生みやすい。デバイスのエコシステムは、主としてアプリケーションが重視されるが、E-Readerのような専用機では衣装のような個性化ツールが作りやすいことも成功の条件となるだろう。次はカバーデザインについてみていきたい。（鎌田、02/21/2011）</p>
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		<title>「iPad元年」のビッグバン</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2010/11/year-of-the-ipad-and-after/</link>
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		<pubDate>Mon, 08 Nov 2010 07:06:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[User Interface]]></category>
		<category><![CDATA[iPad]]></category>
		<category><![CDATA[アップル]]></category>
		<category><![CDATA[ユーザーインタフェース]]></category>

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		<description><![CDATA[ガートナー社は11月4日、「ガートナーからCEOへ、iPadのチャンスを掴むのは今」と題したプレスリリースを発表し、iPadが（かつてiPhoneがスマートフォンあるいは携帯電話を再定義したように）ニッチなどではなく、ま [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/big-bang.jpg"><img class="alignleft size-full wp-image-4172" style="margin-left: 0px; margin-right: 7px;" title="big-bang" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/big-bang.jpg" alt="" width="150" height="113" /></a>ガートナー社は11月4日、「ガートナーからCEOへ、iPadのチャンスを掴むのは今」と題した<a href="http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1462813" target="_blank">プレスリリース</a>を発表し、iPadが（かつてiPhoneがスマートフォンあるいは携帯電話を再定義したように）ニッチなどではなく、まったく新しい“メディア”を生み出したが故に、すべての企業経営者はそれに対応しなければ大きな機会を失い、競争上不利に陥ると警告を発した。ITビジネスにおける同社の予測の的中率はよくて半分くらいだと思うが、これには同意せざるを得ない。<span id="more-4163"></span></p>
<h3>パソコンに続く新しいメディアの誕生</h3>
<h4 style="padding-left: 30px;"><span style="color: #339966;">タッチスクリーン式メディアタブレットは5年間で2億台の市場に</span></h4>
<p style="padding-left: 30px;">「iPad（の成功）は例外ではない」とスティーブン・プレンティス副社長は言う。メディアタブレットの出荷台数は2010年で1,950万台、2011年は181%増の<span style="color: #cc0000;">5,480万台</span>が見込まれている。<span style="color: #cc0000;">2014年には2億800万台</span>。今年のiPadのシェアは95%であった。これだけのスピードで普及するネットワークメディア・デバイスに対して、IT部門がサポートできないとすれば、それは自殺行為だろう。企業のIT部門は、Windowsに対するサポートと並んで、iOS/iPadに対するサポート体制が必須になる。ユーザーや顧客、取引先がiPadを保有するようになるということは、<span style="color: #cc0000;">iPadに最適化されたインタフェース</span>を選択すべきことを意味しているからだ。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/204779-samsung-galaxy-tab-vs-ipad_original.jpg"><img class="size-full wp-image-4175 alignright" style="margin-left: 7px; margin-right: 0px;" title="204779-samsung-galaxy-tab-vs-ipad_original" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/204779-samsung-galaxy-tab-vs-ipad_original.jpg" alt="" width="180" height="119" /></a>iPadへの対応とは何を意味するか。iPadとは何よりもまずクラウド・サービスと一体化し、一貫したユーザ体験を実現するインタフェースである。これに対応するということは、タッチスクリーン・パラダイムとでも言うべきものに対応することだ。しかもクライアント側のUIデザインにはとどまらない。サーバ・アプリケーションの設計にも及ぶ。（たんなる音楽配信プラットフォームではない）iTunes/iTunes Storeをどう使うかという問題に帰着するからだ。これを嫌うならばAndroidや<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/Palm_WebOS" target="_blank">WebOS</a>、Windows 7、<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/QNX_Neutrino" target="_blank">QNX Neutrino</a>の上に創られるであろう未完成のプラットフォームと開発環境と付き合うことになる。彼らにとってよいニュースは、当分仕事がなくならないということだ。</p>
<h4 style="padding-left: 30px;"><span style="color: #339966;">なぜ本から始まったのか？</span></h4>
<p style="padding-left: 30px;">iPadはまず最も基本的なメディアであるE-Bookとともに登場したために「電子書籍端末」と誤解されたが、本来はもちろんそれ以上のものである。しかし、専用アプリが揃わない段階で、iPadのデビューにE-Bookや雑誌を使ったことは適切な判断だったと思う。E-Bookはたんなる静止コンテンツ表示だけで十分な数少ないアプリであり、またE-Book自体もiPad環境によって高度なアプリへと拡張する性質を持っているからだ。最初の年に1千万人を超えるユーザーをiPadのパラダイムに導くには、本がベストだったように思われる。</p>
<p style="padding-left: 30px;">新しいメディアを定着させるには「キラーアプリケーション」が不可欠だ。マックにはWord、Draw、WindowsにはOffice。これらはデスクトップ・アプリケーションであり、ユーザーだけの支持でよかった。しかしネットサービスでは商業コンテンツを押さえる業界の支持がなくては成功は困難だ。そしてiPodには音楽ソース。これが成功しすぎたおかげでコンテンツ業界はアップルに警戒的になった。しかしアマゾンの脅威に怯えた出版業界がこぞって協力してくれたので、そのハードルも突破できた。まさにiPadの成功は（政治的には）Kindleを踏み台にすることで可能となったと思われる。<span style="color: #cc0000;">&#8220;iPad vs. Kindle&#8221;はまったくもって不適切な比較</span>なのだが、そうした錯覚があればこそ、iPadの着地は成功したと筆者は考えている。</p>
<h4 style="padding-left: 30px;"><span style="color: #339966;">iPadの宇宙：インターネットとインタフェースの関係をめぐる最適解</span></h4>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/435px-Metatrons_cube.svg_.png"><img class="alignleft size-medium wp-image-4173" style="margin-left: 0px; margin-right: 7px;" title="435px-Metatrons_cube.svg" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/435px-Metatrons_cube.svg_-270x300.png" alt="" width="216" height="240" /></a>しかしそれ以上に重要なことは、<span style="color: #cc0000;">本は多面的である</span>ということだ。つまり<span style="color: #cc0000;">(1) </span><span style="color: #cc0000;"><span style="color: #cc0000;">あ</span>らゆるコンテンツ・メディアに対して開かれており、(2) </span><span style="color: #cc0000;">知識情報のインタフェースとして、eコマース、教育、金融、エンジニアリングなどほとんどあらゆる高度なアプリケーションに対しても開かれている</span>。ビジネスであると教育、法律、科学であるとを問わず、どんな専門分野の知識情報（プロセスとルール）も本（ドキュメント）に記述されており、本がインタラクティブでインテリジェントなものとなることでコミュニケーションは高度化される。パソコンは高度に対話的であり、情報の受け手が同時に発信者でもある場合はタブレットより優れているが、そうでない（つまりより多くの）場合には、簡単なタッチ操作で用が足りるタブレットがベターである。（図は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3" target="_blank">メタトロン</a>のキューブ）</p>
<p style="padding-left: 30px;">以上のことは、1980年代以降、ハイパーメディアと付き合ってきた人間にはきわめて自然に思える。この20年間の情報技術は、インターネットとインタフェースをめぐって展開しつつ、着地点を探してきた。タブレットに最初に注目したのは、マイクロソフトのゲイツ氏だったが、パイオニアとなることはできなかった。Windowsの延長として考えていただめだと思われる。iPadが、この30年あまりの問題に決着をつけたのである。多様な情報技術と変動する市場環境のこうした結びつきは、複雑な生化学反応のようなもので、いまだに結果からでないと解明は出来ない。電話やコンピュータを含めて、あらゆるメディア技術は数十年を準備に費やしている。</p>
<h3>日本のタブレットはKindle、iPadを追うべきでない</h3>
<p style="padding-left: 30px;">これほどの意義と潜在力を持つiPadだが、日本では発売前の話題性に比べてさほど急成長しているようには見えない。理由はそう難しい話ではない。出版界にしても、産業界にしても、iPadへの理解が十分ではないからだ。iPhoneには電話というキラー・アプリケーションがあり、機能は豊富、デザインもクールなので触っているだけで気分がいいが、iPadはあくまで使わないと真価がでない。日本語に限れば、E-Bookコンテンツも、アプリも十分ではない段階でのiPadはダルマに等しいのである（せめて青空文庫だけでもデフォルトで全冊読めるようにしておいてくれたら、だいぶイメージが違ったろう）。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/G_images.jpg"><img class="size-full wp-image-4176 alignright" style="margin-left: 7px; margin-right: 0px;" title="G_images" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/G_images.jpg" alt="" width="256" height="197" /></a>iPadへの理解の遅れは、タブレットへの理解の遅れにつながる懸念が強い。シャープのGALAPAGOSは、これまでのところあまりに「日本語電子書籍」を意識しすぎで、イメージと可能性を制約しているように思われる。高性能タブレットは、印刷物で手に入る本を読むだけに使うには贅沢すぎる。20年前と違って、日本人は消費の対象を探すのに苦心しているわけではない。消費の元手を稼ぐ（それどころか消費なしで満足を得る）のに苦心しているのである。</p>
<p style="padding-left: 30px;">現在のところ、米国市場でiPadの売れ筋コンテンツの上位はすべて児童向け読み物で独占されている。iPadユーザーの大多数が、まず「家庭・子供」を価値の中心に置いており、ジョブズ氏がそのように検閲しているからだ。これは現在の日本の売れ筋コンテンツとは180度逆を向いている。日米間には深刻な価値観の相違がある。</p>
<p style="padding-left: 30px;">iPadは、iPadをもって始まるデジタルメディアの第一号機である。「XXでないもの」という否定形で語られるニッチではなく、iPad的なメディアを創造したのだ。ジョブズ氏にとってはApple II、Macintosh、iPod/iPhoneに続く第4の創造であり、もちろん驚異というほかはない。だが、ガートナーはパッドをiconic (類似記号的、類像的)な意味で使っている。いま95%のタッチスクリーン式メディア・プレーヤーがiPadである以上、iPadをもって代表させることに問題はない。ただし、Apple IIがIBM PCを、MacintoshがWindowsを、iPhoneがAndroidを必然的に登場させたように、<span style="color: #cc0000;">iPadもより大きな成功を後続者に譲る運命からは免れない</span>だろう。それでも、イノベーションの何たるかを教えるジョブズ氏の超人的偉業は、色褪せるどころか、ますます輝くことになる。　 （鎌田、11/08/2010）</p>
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		<title>E-Bookにおけるデザインと画面の関係 (♥)</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2010/10/ebook-design-and-screen-size/</link>
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		<pubDate>Thu, 21 Oct 2010 08:55:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[User Interface]]></category>
		<category><![CDATA[iPad]]></category>
		<category><![CDATA[UIデザイン]]></category>
		<category><![CDATA[スティーブ・ジョブズ]]></category>

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		<description><![CDATA[スティーブ・ジョブズ氏が、最近“7インチiPad”の可能性を否定した際に述べた言葉は、 E-Bookあるいはタブレット・アプリのデザインにとって非常に重い意味を持つことになるだろう。人間工学は移り気な市場に優先する。モバ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/canvas.png"><img class="alignleft size-full wp-image-4112" style="margin-left: 0px; margin-right: 7px;" title="canvas" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/canvas.png" alt="" width="99" height="109" /></a>スティーブ・ジョブズ氏が、最近“7インチiPad”の可能性を否定した際に述べた<a href="http://news.cnet.com/8301-31021_3-20019982-260.html" target="_blank">言葉</a>は、 E-Bookあるいはタブレット・アプリのデザインにとって非常に重い意味を持つことになるだろう。人間工学は移り気な市場に優先する。モバイル性に難がある10インチは、それでも人間工学的に必然性のあるサイズなのだ。iPhoneの画面のように、iPadの画面サイズもほぼ固定した。これでデザインはこの2+n次元空間をひとつの規格サイズとすることになる。[<a href="http://www.ebook2forum.com/members/" target="_blank">EB2 Magazine　No.5</a>より＝要登録]</p>
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		<title>Skiff/Marvellが演出するニュースリーダ技術 (2)</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2010/01/secrets-of-ebook-visual-design/</link>
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		<pubDate>Wed, 20 Jan 2010 06:45:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[User Interface]]></category>
		<category><![CDATA[E-Bookデザイン]]></category>
		<category><![CDATA[Kindle]]></category>
		<category><![CDATA[Skiff]]></category>
		<category><![CDATA[ユーザビリティ]]></category>

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		<description><![CDATA[絶好調が伝えられる Kindleだが、気になるのは、大画面版の Kindle DXについてのユーザーの評判が Kindle 2に比べてよくないこと。じつは、バージョンが新しいほど「満足度」は落ちている。筆者なりに理由を推 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/logo_skiff1.jpg"><img class="alignleft size-full wp-image-1224" style="margin-left: 8px; margin-right: 8px;" title="logo_skiff" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/logo_skiff1.jpg" alt="" width="127" height="57" /></a>絶好調が伝えられる Kindleだが、気になるのは、大画面版の Kindle DXについてのユーザーの評判が Kindle 2に比べてよくないこと。じつは、バージョンが新しいほど「満足度」は落ちている。筆者なりに理由を推定すると、画面なのではないかと思われる。これは大問題で、Kindleのアキレス腱ともいえる。スキッフ(Skiff)社がプラットフォーム構築にあたって、まずここにフォーカスした理由だ。<span id="more-1223"></span></p>
<h3>Kindleのアキレス腱は「ページ」と「画面」の最適化技術の未熟</h3>
<p style="padding-left: 30px;">ブックデザインでは、四六版やA5判などの<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A4%E5%9E%8B" target="_blank">判型</a>（タテヨコの寸法）を土台にして、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%84%E7%89%88" target="_blank">文字組み</a>を考える。文字組みとは文字の書体とサイズ、字間・行間のスペーシング、ハイフネーション、禁則処理などを指定することだが、それとともに「余白」の指定も重要な要素を占める。可読性に直結する字詰めと関係し、あまり気づかれることはないが、それによって印象はまるで変わる。文庫と新書で文字組みが違うのは当然だが、出版社にはそれぞれスタイルがあって、厳密に守られている。それが出版社（シリーズ）の個性であり、読書体験のなかでも無視できない要素だ。</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<div id="attachment_1228" class="wp-caption alignright" style="width: 263px"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/kindledx1.jpg"><img class="size-full wp-image-1228" title="kindledx" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/kindledx1.jpg" alt="" width="253" height="270" /></a><p class="wp-caption-text">大画面になってユーザーの不満が増えた Kindle DX</p></div>
<p style="padding-left: 30px;">E-ReaderでE-Bookを読む場合にはどうだろう。本に親しんできた人にとってはとくにそうだが、画面上の文字や画像を視ることができるだけでは「本」にも「読書」にもならない。読書には「ページ」という安定した空間が不可欠だ。ページは文字組みによって、内容に対して最適化された「必然性」にまで高められている必要がある。オフィス文書のようなわけにはいかない。読者は我慢してまで読んでくれない可能性が強いからだ。雑多なE-Readerの画面があり、多様な本や雑誌がある（もちろん読者も雑多だ）。コンテンツに対する「ページ」としての適合性は、誰がどう保証するのだろうか。それを制約としてデザイナーはどんなE-Bookのレイアウトを考えられるのだろうか。</p>
<p style="padding-left: 30px;">画面がページであるとすると、Kindle DXのページは、新聞やオフィスドキュメントには悪くないが、本には大きすぎる。前者の専用とするには高すぎるし、コンテンツも機能も足りない。大は小を兼ねない。ぶさいくなのだ。不満が出るのは当然だろう。E-Readerが本や雑誌の「プラットフォーム」となるには、ちゃんとしたブックデザイナーの知恵を取り入れなければならない。もちろん、アマゾンもそのことは十分に認識しているだろうが、Kindleは先行した分、修正には余計なコストがかかる。</p>
<h3>スキッフは画面／ページ問題の処理ロジックを開発できたか？</h3>
<p style="padding-left: 30px;">スキッフ (Skiff)は、少なくとも画面／ページ問題を十分に認識している。E-Readerは様々なサイズ、プロポーション、解像度のものが登場する。たんに「読める」以上のことを求めるとすれば、本における「ページ」と「画面」の間を仲介し、制約の中でベストの表示を可能としなければならないだろう。Kindleのハードとブックデザインは、最初のバージョンではベストの組合せだったのだが、それが乖離を始めた途端にユーザーはページと画面のアンバランスを意識し始めたのだ。スキッフはそこにKindleの弱点をみた。それはE-Bookビジネス全体の問題だ。Kindleの進化過程でさえ、それが露呈したとすれば、PC、スマートフォン、ネットブック、タブレット…と連なる「画面フォーマット」の壁を越すのはさらに難事であり、逆にいえばそこに大きなビジネスチャンスがある。</p>
<p style="padding-left: 30px;">周知のように、デジタルコンテンツには、ページを画像としてスキャンするものと、テキストや画像をソフトウェアを使ってページとして表示するものがある。Googleのブックサーチなどは前者を採用している。作業はかなり自動化できており、テキストもOCRで検索可能となる。ページをスキャンすればオリジナルなデザインは「写真」のように見ることができるが、可読性はまちまちだろう。E-Bookの主流は後者となるが、前述したように、フォントや解像度はデバイスに依存するので、デザインが難しくなる。</p>
<p style="padding-left: 30px;">スキッフは、まず現在のE-Readerに対して「最適化」処理をするためのロジックを開発し、マーベル社と提携することでそれを実行するハードウェアをワンチップにした。これは第一歩で、最終的に（といってそう時間はかけていられないが）あらゆる画面を相手とするロジックと環境を構築することになろう。評価のポイントは（ハードウェアに問題がないとすると）「画面最適化」のロジックが有効な水準に仕上がっているか。どこまでユーザビリティを進化させることが可能か、ということだろう。（つづく）</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2010/01/skiff-marvell-provide-ereading-chip/" target="_self">「Skiff/Marvellが演出するニュースリーダ技術」 </a>(1)、01/19/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<h4 style="padding-left: 30px;">参考</h4>
<p style="padding-left: 30px;">拙稿「<a href="http://www.ebook2forum.com/2009/11/japanese-display-font-design-by-eiichi-kohno/" target="_self">「Web日本語組版の革新：河野英一氏とメイリオ」</a>、11/11/2009</p>
<p style="padding-left: 30px;">
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		<title>DESIGN IT! 視聴記 (3)：UX向上のための視点</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2009/11/optimizing-customer-svc-with-ux/</link>
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		<pubDate>Fri, 20 Nov 2009 09:28:11 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[User Interface]]></category>
		<category><![CDATA[UI/UX]]></category>
		<category><![CDATA[方法論]]></category>
		<category><![CDATA[金融ビジネス]]></category>

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		<description><![CDATA[UXじたいは顧客サービス最適化の手段であるが、目的に合うように設計し運用するのは、いくらツールや手法が充実しても簡単ではない。日立の長氏は金融ビジネスにフォーカスしながらも汎用性のある視点を、豊富な事例とともに語った。  [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-full wp-image-537" title="DIT09_logo" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/DIT09_logo2.jpg" alt="DIT09_logo" width="130" height="38" />UXじたいは顧客サービス最適化の手段であるが、目的に合うように設計し運用するのは、いくらツールや手法が充実しても簡単ではない。日立の長氏は金融ビジネスにフォーカスしながらも汎用性のある視点を、豊富な事例とともに語った。<span id="more-536"></span></p>
<h3>基調講演3「UXの向上を通じた顧客サービスの最適化」</h3>
<p><img class="alignleft size-full wp-image-538" title="cho_s" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/cho_s.jpg" alt="cho_s" width="70" height="70" />日立製作所の長 稔也氏（金融システム営業統括本部 ソリューションビジネス推進部 部長）による3つ目の<a href="http://www.designit.jp/archives/2009/11/keynote3.html" target="_blank">基調講演</a>は、クラウドというより、UXの改善による顧客サービス最適化の具体的方法を豊富な事例を引きながら解説したもの。失礼ながら、UXをテーマとしてこれほど熱く語る人がこの会社（それも金融システム部門）におられたことは、新鮮な驚きだった。しかも、歯切れのよい語り口で、「システム」の話でとうに耳がタコになってしまった筆者も楽しく聞くことができた。</p>
<p>長氏は、マルチチャネルでの顧客経験価値向上に必要な視点を４つのC（Customer Value/Cost/Convenience/Communication)に整理し、CRM (Relationship Management)をCEM (Experience Management)に発展させるチャネルの活用を、金融（リテール）ビジネスにフォーカスして解説した。CEMを成功させる要素として (1)フラグシップとなる場、(2)リアルとバーチャル経験の統合、(3)幅広い経験ポートフォリオ、(4)クリエイティブなアイデアをあげているが、これは金融に限らず妥当する（逆に金融では一番難しい？）ものだと思われる。紹介された事例では、フラッグシップづくりでの米国の E*Tradeの失敗とUmpqua Bank (地銀)の成功が面白かった。リアルとバーチャルの統合では、ギャップを埋める「つなぎ」の方法が問題になる。ビジネスプロセスの設計から考えなければ、UIだけではフォローできないだろう。</p>
<h3><span style="color: #cc3300;">UXチャネルのポートフォリオ・デザインと創造性</span></h3>
<p>「幅広いポートフォリオ」として注目されるのは、なんといってもTwitterを含むSNSだ。これは効果的に使えば大変効果があり、差別化できるが、リスクも少なくない。長氏はこの発展途上のチャネルでの日米の事例を紹介し、CEMによる最適化を説いた。チャネルを独立で使うのはリスクを高めることになると思われる。ポートフォリオはやはり全体としてデザインし運用されるべきだろう。</p>
<p>そこで最後の「クリエイティブなアイデア」が問われる。これは最終・最大の問題でもある。アイデアは個人から生まれるが、決定には（通常）コンセンサスが必要となるというジレンマを解決しなければ、独創的なものほどこの過程で排除され、無難なものにまとめられるからだ（金融では特にその傾向が強い）。永遠の課題でもあるのだが、コミュニケーションをサポートする環境によって改善していくしかない。長氏は「UXの見える化」「協創によるイノベーション」を方法論化する、というところで締めくくったが、この部分がぜひ知りたい。イノベーションにおける「協創｣（創造的人間の対話により成立する）は、天才や偶然に頼らないとすれば、方法論と開発環境の融合（エンジニアリング）によってしか解決できないところだ。　（11/20、鎌田）</p>
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		<title>DESIGN IT! 視聴記(2)：クラウド時代の開発環境</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2009/11/designing-cloud-application/</link>
		<comments>http://www.ebook2forum.com/2009/11/designing-cloud-application/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 19 Nov 2009 13:01:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[User Interface]]></category>
		<category><![CDATA[UI/UX]]></category>
		<category><![CDATA[クラウド]]></category>
		<category><![CDATA[マイクロソフト]]></category>

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		<description><![CDATA[カンファレンス・レポートの続き。Windowsの「否定形」とも言えるAzureにおけるアプリケーションとUI開発環境。UI／インタラクションのデザイナーとシステム開発者の協業が見えてきたのは喜ばしいが、その先の問題は何か [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-full wp-image-512" title="DIT09_logo" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/DIT09_logo1.jpg" alt="DIT09_logo" width="118" height="35" />カンファレンス・レポートの続き。Windowsの「否定形」とも言えるAzureにおけるアプリケーションとUI開発環境。UI／インタラクションのデザイナーとシステム開発者の協業が見えてきたのは喜ばしいが、その先の問題は何かを考えさせられた。<span id="more-510"></span></p>
<h3>基調講演２「クラウド時代のUXの役割と実現技術」：<span style="color: #cc3333;">次の課題は？</span></h3>
<p><img class="alignleft size-full wp-image-511" title="suzuki_s" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/suzuki_s.jpg" alt="suzuki_s" width="70" height="70" />マイクロソフト社開発プラットフォーム部門の鈴木章太郎氏（アーキテクトエヴァンジェリスト＝写真）と春日井良隆氏 (UXエヴァンジェリスト)は、商用サービスが始まるWindows Azure Platformと、クラウド環境でのクライアント＝UIのあり方を解説し、Silverlight (RIAプラットフォーム)とExpression (Webデザインツール)を使ったUI開発環境をデモした。同社のクラウド戦略は、クラウドと自社運用アプリケーションとを連携させるユーザー中心環境の実現という正攻法のもの。当然のことながら、物凄く大変だろうとは思う。自社運用アプリケーションの連携ですら簡単でないし、複数の異質なデータベースの連携など、考えただけでも…いや、ITの皆さんの仕事は（楽にはなっても）絶対になくなりません。</p>
<p>当日のテーマは、しかしクラウド利用環境の技術的実現手段の話ではなく、システムの目的に近いUI/UXのほうだ。こちらも気が楽になった。RIAのプラットフォームは、クラウドにおける開発では不可欠となるものと言える。.Net RIA ServicesとSilverlight 3は、それらがなければ絶対に不可能なことに挑戦する気を起させる。デモでは、Azureに格納されたファッション写真や美術写真などの高解像度画像（巨大なblob）を操作するタイプのアプリケーションを見せていた。こんなデータを自社運用のシステムに持ちたいとは（開発者は）思わないから、インパクトのあるよい選択だ。</p>
<h3><span style="color: #cc3333;">主役である「ビジネス」を開発にどう参加させるか</span></h3>
<p>このような開発では、UIデザインの比重はますます大きくなるだろう。プロダクト（サービス）デザインのかなりの部分をUIが占め、UXを左右する最大の要素となるからだ。鈴木氏の講演ではデザイナーと開発者の協業の重要性を強調し、UIとインタラクションをデザインするExpressonと、ビジネスロジックをデザインするVisual Studioを対応させていた。このコンビネーションは間違いなく大きな前進だ。これでデザイナーとIT開発者は「対等のパートナー」として協力できる。それぞれが本来の持ち場で、よりよい仕事ができるようになるだろう。</p>
<p>だが問題は残る。第1に、期待されるUXに対してUIをデザインできるデザイナーは、まだ成長を始めたばかりで、方法論や手法を学んで実践できる教育環境も同様の段階にある。鈴木氏や春日井氏のようなエヴァンジェリストがいくらいても足りないだろう。今回のカンファレンスにはいくつかの大学研究室が参加していたが、彼らを支援することが製品のプロモーションにもつながると思われる。第2に、この両者の対話だけではコトが進まないこと。開発されるシステムをビジネスに使うオーナー（「ユーザー」と呼ぶべきではない）が、どうやって対話に参加したらよいのか。相変わらず箇条書き的、五月雨的で一貫性のない言葉で伝えるだけか。会議とUIの試作を繰り返すのか。それでは問題はなお残る。オーナー側にデザインやシステムに理解があるスタッフがいるケースは少ないからだ。</p>
<p>価値を実現し提供すべきビジネスモデルを、彼らが直接表現し、検証したものをUIとシステムに渡せるデザイン／シミュレーションの環境がほしい。さすがにこれはマイクロソフトにとっても次のテーマだと思われる。何事においても、プロが使うデザイン環境のデザインは最も難しい。UI系の開発環境は最もよく進化し、利用率も高いのに対し、IT系の環境は開発者から愛されず、使われることが最も少ない。ビジネスに至っては、数が多い割にPowerPoint以上のツールはほとんど使われていないほどだ。あとの2つについてはユーザビリティの問題として考えられることが少ないのだろう。この問題は別に論じてみたい。　 (11/18、鎌田）</p>
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		</item>
		<item>
		<title>DESIGN IT! 視聴記 (1)：クラウドとUI</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2009/11/design-it-conference1/</link>
		<comments>http://www.ebook2forum.com/2009/11/design-it-conference1/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 19 Nov 2009 10:45:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[User Interface]]></category>
		<category><![CDATA[Google]]></category>
		<category><![CDATA[UI/UX]]></category>
		<category><![CDATA[クラウドコンピューティング]]></category>

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		<description><![CDATA[11月18日、東京・汐留で DESIGN IT! Conference というイベントが開催された。同名のUIデザイン総合誌と姉妹関係にあるもので、今回のテーマである「クラウド（とUI）」も同誌第3号とほぼ連動している。 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-full wp-image-500" title="DIT09_logo" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/DIT09_logo.jpg" alt="DIT09_logo" width="144" height="42" />11月18日、東京・汐留で <a href="http://www.designit.jp/archives/cat74/" target="_blank">DESIGN IT! Conference</a> というイベントが開催された。同名のUIデザイン総合誌と姉妹関係にあるもので、今回のテーマである「クラウド（とUI）」も同誌第3号とほぼ連動している。1日で<a href="http://www.designit.jp/archives/cat74/conference_2009/conf2009_program/" target="_blank">計15セッション</a>（午後3×4）が用意されており、半分ほどしか聞くことができなかったが、簡単にご紹介し、コメントしていきたい。<span id="more-499"></span></p>
<h3>基調講演１「立ち込める暗雲」：<span style="color: #cc3300;">クラウド時代のUIは必要か？</span></h3>
<p><img class="alignleft size-full wp-image-505" title="Donal_s" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Donal_s.jpg" alt="Donal_s" width="70" height="70" /><img class="alignleft size-full wp-image-506" title="Braden_s" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Braden_s.jpg" alt="Braden_s" width="70" height="70" /><a href="http://www.designit.jp/archives/2009/10/keynote1.html" target="_blank">基調講演</a>のトップは、Google社の若きUXスペシャリスト、リサーチャーのドナル・マウンテン、デザイナーのブレイデン・コヴィッツ両氏。UX的によく配慮されたプレゼンテーションで、ストレスなく楽しく聞けた。<br />
クラウド環境の課題を「1. いつでも／2. 安全に／3. みんなで」使えることに分類し、1.についてはオフラインでの使用、データ／サービスの可搬性と連携、2.については信頼性標準とプロセスの透明性、アカウント、3.ではコラボレーションに対応したブラウザと複雑化の回避手段といったテーマに整理して分かりやすく解説していた。コヴィッツ氏はGoogle Docsを担当されており、これらの解決を具体的にデザインする立場にあるわけで、タイトルで「暗雲」という言葉を使っているのも理解できる。インパクトは強くないが、参加者とともに考えたい、という善意溢れる人柄が出た、よい講演だった。</p>
<h3><span style="color: #cc3300;">システムはUIとともに進化してきた</span></h3>
<p>この30年間、コンピューティングの重心は、ホスト→C/S→Webサーバへと移行してきたかに見える。その先にクラウドが登場し、巨大ベンダーはそこへ向けて投資を集中している。これはWeb時代における“帝国(メインフレーム)の逆襲”なのだろうか。しかし、現実には30年前と同様のホストは残り、依然として多くの人間がそこで働いている。C/Sも同様だ。その延長で考えると、クラウドも過去の地層の上に重なるものであっても置き換わるものでも、覆い尽くすものでもないだろう、ということだ。</p>
<p>ITビジネスの関心に振り回されずに、変化ではなく「進化」に注目してみるとすれば、システムが本来の目的である、多様なユーザーの多様な目的に奉仕する支援環境の発展の歴史ということではないかと思う。C/Sの登場も、ユーザーの知的活動の支援としてだった。だからこそGUIとともに普及したのである。Webサービスは、変化する世界に対して柔軟にサービスを実現するために生まれた。GUIはブラウザとしてシンプルに再整理され、UIはブラウザをターゲットとして、より自由に、動的に実装できるようになった。では「クラウド」は独特のUIを必要とするだろうか？</p>
<p>Googleの二人の話を聞くと、やはり必要なのだ、と思わざるを得ない。Webサービスによって人々は、C/S時代には考えられないほどリッチななUXの実現に向けてUIをデザインする方法を発見した。非技術系のユーザーは、システム（のユーザーにとって重要な側面）を、他と比較しつつ評価できる。Web時代のUI/UXの方法論や手法はほぼ確立されたと思う。しかし、人々はいまや、PCや携帯、スマートフォンなど多様な機器、ローカルのアプリケーションとオンラインのコンテンツやサービスを利用し、異なる環境を行き来しながら生活するようになっている。「クラウド」はそうした時代のニーズによって発展するものだ。しかし、私たちはホストともC/Sとも、オープンやクローズドなWebサービスとも共存していくだろう。<span style="color: #6600cc;">クラウド時代のUIとは、だから環境から相対的に独立したものを志向することになる</span>だろう。少なくともGoogleはそうしたUIを追求すべき立場にある。 (11/19、鎌田)</p>
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