EDITORIAL
新聞+Google=? 12/09/2009
Google Labsが NY Times、Washington Postと共同で始めたLiving Storiesという実験サービスは、Webによって新聞がどのようなサービス価値を提供できるかを示す画期的なもの。ニュースメディアの新しいビジネスモデルの開発に重要なヒントを提供すると思われる。(全文はこちら)
真にグローバルな「和解」を 11/14/2009
今週月曜から待っていたGoogle和解修正案の提出でしたが、いったん延期されたあと、13日の金曜に提出され、内容が公表されました。日本が対象外と されたことで拍子抜けのような雰囲気がありますが、細部は検討が必要です。それに、社会の知的資産である著作権者不明の著作物の扱いについて、まだ何も解 決していません。対象を限定したのは妥当ですが、グローバルな「和解」の枠組みは必要で、国立国会図書館のプロジェクトに関連して、日本として立場を表明 する必要があるでしょう。 (全文はこちら)
Ebook2.0 Forumスタート 11/02/2009
本日、Ebook2.0 Forumを正式にスタートさせました。末永くお付き合いいただけますようよろしくお願いいたします。本誌の意図については、各テーマページ(濃紺のメニューバー)に記した通りですが、皆様の質問やご指摘などをいただきながら、これからも加筆・あるいは修正していきたいと考えております。
今日は、課題と方法を確認してみます。
編集方針について
何が情報か:対象
本誌のように、幅広い対象を追いかけつつ、社会的なイシューを立体(多角)的に考える環境の提供を目ざすメディアにとって、関連するニュース、情報のフォローアップ、カテゴリーやタグによる整理が最も地味な日常作業になるでしょう。まず「関連」の範囲、情報の価値判断の基準について、お話したいと思います。
- 直接的対象は狭義の(書籍・雑誌系)出版ではなく、広義の(コンテンツ)出版に関わる技術とビジネスであり、間接的には、それらのバリューチェーンを支える、機器、通信、流通、広告、付加サービスなどを含ます。
- 上記のコンテンツには、書籍、雑誌、学術文献、教科書、マニュアルなどのほか、映像、音楽、ゲーム、ネットワークサービスなども含めますが、これはデジタルコンテンツは融合によって大きな付加価値が生まれると考えるからです。
- 商業的出版(コンテンツビジネス)に限定せず、企業、官公庁、NPOによる出版(コーポレート・パブリッシング)も対象とします。これらは基本的に同じ技術を使い、相互に補完的な関係にあると考えられます。
何故情報か:価値判断
一般に、対象を広げるほど、情報の価値判断は難しくなります。つまり恣意的、思いつきになりやすく、価値を損ないます。間違いを減らす方法は、多くの専門家の協力を得て、価値ある情報についてのご教示をいただくことですが、そのほか本誌では以下のことに留意していきます。
- 信頼できる情報源において論点として取り上げられていることをフォローする
- 情報を垂れ流しにせず、自分たちで考え、コメントを付ける。
- 本誌の基本的命題(ビジネスモデル、情報の価値を高める技術、UXを実現するUI、出版の社会的機能)を基準に判断する
サイトの構成の充実
本サイトは、フリーCMS(コンテンツ管理ソフトウェア)のWordPressと、その上で「テーマ」と呼ばれるスタイルのセットや、プラグイン、ウィジェットなどを載せてつくっています。WhiteHouse.gov では、これもフリーのDrupalを使い始めたようで、米国ではかなりの人気が出てきたようですが、こちらは経験のあるWordPressでいきます。機能拡張によい知恵があればお知恵をお貸しくださいますよう。
当面予定しているのは、ビデオページの新設です。最近欧米では、製品やサービスの発表にビデオを付けるのが常識となっており、イベントをやれば講演ビデオが付き、ニュースメディアにも映像があり、もちろん投稿ビデオもあります。記事を簡潔にするためにも、電子ブックリーダーなど、百聞は一見にのためにも、ビデオギャラリーは不可欠でしょう。他の情報と同じく、ピックアップと分類・整理、表示といった作業が必要になりますが、まずはビデオ管理のプラグインを載せてから。参考となるTechCrunchのビデオサイト、VideoCrunchには1000本以上のクリップが管理されています。
Web 2.0機能では、コメント、記事レーティング(☆評価)のほか、アンケート機能 (Poll Daddy)を付けました。アンケート機能を利用して、読者の皆様のご意見、リクエストを集め、参考にさせていただきたいと思います。この分野の機能はとても進化が早く、コメント(ディベート)システムも従来の静的なものから、集めて表示したり、Twitterと連動させたりといった、動的なものが登場しています。出版の将来において、こうした対話機能が決定的に重要だと考える私たちは、可能な限り最新の機能を実験・実用していきます。このほか、編集機能では、表編集や様々な表示形式を可能にするUIウィジェットをつけていくつもりです。 (11/02/2009)






