2017年6月22日 第7巻41号 [通巻353号]|=会員記事(有料)|会員ログイン

JUNE 22, 2017—Vol.7 No.41, IN THIS ISSUE—

  • プロジェクト指向で進化する出版(♥)

    出版は印刷物をつくって書店で販売する以上のことである。2010年以降の出版は、本の形も読まれ方も変えつつあるが、拡張した出版に対応するプロセスは形成途上だ。方向は、デジタルをベースとしつつ、印刷物やグラフィック、オーディ… [続きを読む]

    プロジェクト指向で進化する出版(♥)
  • ReedsyとBlurbが提携

    協調型編集・制作プラットフォームを提供している英国のスタートアップ Reedsy(リーズィ:reed(葦)に由来)は、PoDを中心とした自主出版支援サービスで成功している米国の Blurbとの提携を発表した。原稿整理から… [続きを読む]

    ReedsyとBlurbが提携
  • J.ワイリーはデジタル転換を推進しつつ業績維持

    創業200年超の世界的出版社ジョン・ワイリー社は17年4月期の年次決算を発表したが、印刷本の不振をデジタルが補うことで売上17.2億ドルと前年水準を確保した。STM出版を主体とする同社にとって、紙からデジタル/サービスへ… [続きを読む]

    J.ワイリーはデジタル転換を推進しつつ業績維持
  • E-Inkが折曲げ可能スクリーンをデモ

    E-Inkは、量産化対応の折曲げスクリーンを使用したE-Readerのプロトタイプをロサンゼルスで開催されたSID Display Weekでデモした。220PPIのCarta Mobius 10.2型パネルを使用したも… [続きを読む]

    E-Inkが折曲げ可能スクリーンをデモ
  • 制作サービス充実で拡大するインディーズA-Book

    出版支援サービスを提供する米国の Draft2Digital(オクラホマシティ)は、コンテンツ配信サービスのFindaway社と提携し、7月18日から著者によるオーディオブック制作・出版を支援していくことを明らかにした。… [続きを読む]

    制作サービス充実で拡大するインディーズA-Book

ANALYSIS & COLUMN

「自主出版」から「チーム出版」へ (♥)

Digital Book World (06/16)でコンサルタントのべス・ベーコン氏が 'self publishing author'(自主出版著述家)という呼称が意味をなさなくなったと書いた。著者が出版社の手を借りずに出版をするのはごく一般的なこととなり、そうする著作者をとくに他と区別、限定することは無用ではないか、という尤もな主張である。[全文=♥会員] … [続きを読む...]

出版社はアマゾンを怖れる必要はない

今週もアマゾンのニュースは途切れることがない。米国の高級食品スーパー Whole Foodsを137億ドルで買収。プライム会員の米国世帯普及率が64%に達し、Kindle Paperwhite 3にKindle Unlimited 6ヵ月無料試読のセット販売を開始。Amazon Booksは8番目の店舗を開店。「アマゾン恐怖銘柄指数」は急落した。 … [続きを読む...]

NEWS & COMMENTS

W3Cが11月にPublishing Summitを開催 (♥)

W3Cは6月19日、第1回W3C Publishing Summit を11月9-10日にサンフランシスコで開催すると発表した。標準策定活動を担うPublishing Working Group (PWG)を先週発足させたW3Cの出版コミュニティは、今年最大のイベントを11月に設定した。EPUB3以後、やや脱力感があった標準化サイクルが再始動する。[全文=♥会員] … [続きを読む...]

聴くメディアはまだ限界が見えない

米国のメディア調査機関、ピュー・リサーチ・センター(PRC)は6月16日、音声メディアとポッドキャストについてのファクトシートを発表した。地上波ラジオ(FM/AM)は100%近い普及率で微動もしていない一方、オンライン・ラジオが初めて50%の大台を超えて53%に達した。メディアとしての音声はなお成長を止めていない。 … [続きを読む...]

米国在来出版社の「失われた4年間」

米国出版社協会(AAP)は6月15日、会員企業1,200社の2016年の販売統計を発表した。全体として前年並み、A-Bookは25.8%増、E-Bookは15.6%のダウンという内容は、ほぼ既知のもので、もはやこの統計は市場の半分も代表してはいないが、年間(1-12月)の確定数値なのでコメントしておきたい。 … [続きを読む...]

FOCAL POINT

「自主出版」から「チーム出版」へ (♥)

Digital Book World (06/16)でコンサルタントのべス・ベーコン氏が 'self publishing author'(自主出版著述家)という呼称が意味をなさなくなったと書いた。著者が出版社の手を借りずに出版をするのはごく一般的なこととなり、そうする著作者をとくに他と区別、限定することは無用ではないか、という尤もな主張である。[全文=♥会員] … [続きを読む...]

先週号 PICK UP —June 15, Vol.7 No.40—

プロジェクト指向で進化する出版(♥)

出版は印刷物をつくって書店で販売する以上のことである。2010年以降の出版は、本の形も読まれ方も変えつつあるが、拡張した出版に対応するプロセスは形成途上だ。方向は、デジタルをベースとしつつ、印刷物やグラフィック、オーディオ、ビデオとの自由な組合せによって個々のコンテンツの可能性を引き出すことにある。[全文=♥会員] … [続きを読む...]

J.ワイリーはデジタル転換を推進しつつ業績維持

創業200年超の世界的出版社ジョン・ワイリー社は17年4月期の年次決算を発表したが、印刷本の不振をデジタルが補うことで売上17.2億ドルと前年水準を確保した。STM出版を主体とする同社にとって、紙からデジタル/サービスへ移行はもちろん想定内で、時間的制約の中での転換の速度と効率が要求されている。 … [続きを読む...]

アマゾンがKindleの書込みツールを一新 (♥)

アマゾンは、Kindleコンテンツにユーザーが残す Notes and Highlights(栞・強調・書込み)機能の改訂を行い、Kindle.Amazon.comのWebサイトを通じてユーザーが管理・更新・共有を行う環境を提供した。とくにスマートフォン環境で使いやすくしたのが特徴だが、数ある書込み管理ツールの中で決定版というものとなるかが注目される。[全文=♥会員] … [続きを読む...]

制作サービス充実で拡大するインディーズA-Book

出版支援サービスを提供する米国の Draft2Digital(オクラホマシティ)は、コンテンツ配信サービスのFindaway社と提携し、7月18日から著者によるオーディオブック制作・出版を支援していくことを明らかにした。Findaway Voicesは、先行するAudibleのACXに相当するもので、急成長しているA-Book市場で提携を拡大していくと見られる。 … [続きを読む...]

E-Inkが折曲げ可能スクリーンをデモ

E-Inkは、量産化対応の折曲げスクリーンを使用したE-Readerのプロトタイプをロサンゼルスで開催されたSID Display Weekでデモした。220PPIのCarta Mobius 10.2型パネルを使用したもので、冊子本のように開いて読むことが出来る。E-Ink新世代技術の量産化モデルが続々登場しそうだ。 … [続きを読む...]

ReedsyとBlurbが提携

協調型編集・制作プラットフォームを提供している英国のスタートアップ Reedsy(リーズィ:reed(葦)に由来)は、PoDを中心とした自主出版支援サービスで成功している米国の Blurbとの提携を発表した。原稿整理から紙/デジタル出版の全プロセスについて、著者を一貫してサポートするもので、PoDによって拡大したサービスを連携させることが期待される。 … [続きを読む...]

CLIP BOARD

本誌で取り上げていないニュースや他メディアのE-Book情報を、毎週ご紹介しています。2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年
  • アマゾンのWhole Foods買収は「Everything Store」実現への新たな一歩 -6/20 CNET Japan
  • W3C、電子書籍ファイルフォーマット「EPUB」に関する初カンファレンス「W3C Publishing Summit」を11月9日-10日に開催 -6/21 hon.jp
  • ドイツの出版市場、2016年の電子書籍売上高は前年比+2.6%の成長 -6/19 hon.jp
  • AAP発表、米国内の2016年の書籍市場規模は前年比-6.6%、電子書籍は-13.9% -6/19 hon.jp
  • 背面に電子ペーパーを搭載したAndroidスマートフォン「YotaPhone」、新モデル「Yota3」を正式発表 -6/19 hon.jp
  • 出版デジタル機構、楽天ブックスにPOD書籍のデータ取次 -6/19 新文化オンライン

会員向け記事より

マンハッタンのど真ん中にアマゾン(♥)

アマゾンは5月25日、ニューヨーク・マンハッタンの中心部にAmazon Books (AB)をオープンした。250坪ほどの店内に3,000冊あまりをゆったりと展示する贅沢なスタイルは、すでに知られた通り。それでも話題にな […]

「オーディオ・フィクション」の自立 (♥)

Audibleが5月30日、オーディオ・フィクションの脚本を委嘱するための500万ドルの基金を創設したことをNew York Timesが伝えた。ポッドキャストで人気が出ているジャンルであり、同社が目を付けたのは自然だ。 […]

自主出版作品はなぜハリウッドと相性がいいのか(♥)

英国の犯罪小説作家マーク・ドーソン氏のことは、本誌でも自主出版に関連して何度か取上げたことがあったが、The Guardian (05/15)は、このほど「女殺し屋べアトリクス・ローズ」の米国TVドラマ・シリーズ化のため […]

アマゾンが再構築する「本の秩序」(♥)

アマゾンがKindleの10年目となる今年に独自のチャートを導入したことの意味は重い。いずれのフォーマットでも市場の過半を占めるこの会社以外に有意な「ベストセラー」を発表することが困難になった時点で、新しい市場評価、新し […]

雑誌ビジネスはアマゾンを使えるか? (♥)

アマゾンが全米で大規模な実書店のネットワークを構築する計画であることがしだいに明らかになり、出版界に波紋が広がっているが、もちろんこれはただの書店ではなく、書籍と雑誌、紙とデジタルにまたがるアマゾンの出版配送システムの一 […]

「決められない」タイム社の漂流 (♥)

M&Aの可能性が噂されていた米国雑誌出版大手タイム社のリッチ・バティスタCEOは、いくつかの雑誌と非中核的資産を売却することを株主に対して表明した。また、デジタル戦略を推進するために他社との合弁や特定事業のための […]