2017年3月23日 第7巻28号 [通巻340号]|=会員記事(有料)|会員ログイン

MARCH 23, 2017—Vol.7 No.28, IN THIS ISSUE—

  • 自主出版はどこまで行くのか (♥)

    アマゾンが育てた自主出版は、大方の予想を裏切って、E-Bookでの有力なビジネスモデルとして成長した。AERは今回、KUが自主出版にとって新しい成長機会を提供し、さらにこのモデルがグローバル展開でも他より有効であることが… [続きを読む]

    自主出版はどこまで行くのか (♥)
  • Kindle ”Unlimited”はどのくらい?

    Author Earnings Report (AER)は、変化の大きい市場について毎回新しいパースペクティブを提供している。今回は、グローバル(英語圏)な視点と、マルチベンダーという視点が入ったことで、新しい出版市場に… [続きを読む]

    Kindle ”Unlimited”はどのくらい?
  • 音読すると効果音声が応える児童向けアプリ

    米国のアシェット・グループ(HBG)は、シアトルのスタートアップ企業 Novel Effect (NE)と提携し、テキストと音楽を組合わせた同名の青少年向けコンテンツ配信アプリを使ったパイロット・プログラムをリトル・ブラ… [続きを読む]

    音読すると効果音声が応える児童向けアプリ
  • 米国E-Book市場で中小出版社躍進の謎 (♥)

    AER最新版の新しいデータばかり取上げてきたが、定期情報にも特筆すべき変化があった。それは米国の出版タイプ別売上金額シェアで、ビッグ・ファイブ(B5)が初めてトップの座から転落したことだが、逆転されたのはインディーズでは… [続きを読む]

    米国E-Book市場で中小出版社躍進の謎 (♥)

ANALYSIS & COLUMN

ソーシャル・プラットフォームWattpadの長い旅(1)

アマゾンがKindleを出して今年は10年目にあたる。Kindleの10年で最大のサプライズは自主出版という新しいビジネスモデルの成立だろう。自主出版は進化を続けており、ソーシャルとグローバル、そしてマルチメディアという異なる軸で独自の空間を拡大している。アマゾンは不動のリーダーだが、ライバルはアップルでもGoogleでもない。[全文=♥会員] … [続きを読む...]

危機の時代の「善意」は出版社ビジネスを救うか (♥)

英国在住のSF作家 コリイ・ドクトロウ氏が、来月発売する新作 'Walkaway' (Tor, 2017)の出版において独自の「フェアトレード・モデル」を実験することを表明(03/14)して注目されている。印刷本は在来出版を踏襲し、E-Bookは自ら開発・運用している直販ストアで販売するのだが、出版社、版権エージェントなど誰も損をしないものだという。[全文=♥会員] … [続きを読む...]

NEWS & COMMENTS

アマゾンがインディーズ支援ポータルAuthor Insights

アマゾンはインディーズ出版者たちのためのアドバイスを集めたポータル・サイト Amazon Author Insights (AAI)のベータ版を公開した。この種の情報は豊富に存在しているが、著者ブログなどに分散しており、整理してくれるものがなかった。AAIはアマゾンなりの視点でキュレーションで提供すると思われる。 … [続きを読む...]

アマゾン・ジャパン「直取引」拡大の意味

アマゾン・ジャパンは、出版社との直接取引を段階的に拡大してきたが、出版社へ直接集荷・宅配するサービスを今秋までに始めることを日経新聞(3/22)が報じた。日本の書籍流通の根幹であり「鉄壁」とも考えられてきた取次-書店チャネルが、あっさりと回避できるとすれば、E-Bookへの心理的抵抗などは容易に解消に向かうだろう。 … [続きを読む...]

Wattpadがアシェットと提携でA-Book進出

世界最大の読書コミュニティを擁するソーシャルリーディング・プラットフォーム Wattpadは、Hachette Audioと提携してオーディオブックの制作に乗り出すことを発表した。今年中に50点を制作する予定で、ほとんどのストア・プラットフォームに対応するほか、オンデマンドで図書館向けのCD-ROM版も提供する。 … [続きを読む...]

FOCAL POINT

自主出版はどこまで行くのか (♥)

アマゾンが育てた自主出版は、大方の予想を裏切って、E-Bookでの有力なビジネスモデルとして成長した。AERは今回、KUが自主出版にとって新しい成長機会を提供し、さらにこのモデルがグローバル展開でも他より有効であることが確認されたとしている。つまり、デジタルにおいて最適なモデルということになる。[全文=♥会員] … [続きを読む...]

先週号 PICK UP —March 16, Vol.7 No.27—

米国E-Book市場で中小出版社躍進の謎 (♥)

AER最新版の新しいデータばかり取上げてきたが、定期情報にも特筆すべき変化があった。それは米国の出版タイプ別売上金額シェアで、ビッグ・ファイブ(B5)が初めてトップの座から転落したことだが、逆転されたのはインディーズではなく、中堅・中小出版社(S/M)だったのだ。アマゾン全体での年間成長率は4%あまりと推定されている。[全文=♥会員] … [続きを読む...]

自主出版はどこまで行くのか (♥)

アマゾンが育てた自主出版は、大方の予想を裏切って、E-Bookでの有力なビジネスモデルとして成長した。AERは今回、KUが自主出版にとって新しい成長機会を提供し、さらにこのモデルがグローバル展開でも他より有効であることが確認されたとしている。つまり、デジタルにおいて最適なモデルということになる。[全文=♥会員] … [続きを読む...]

出版デジタル機構とは何だったのか

産業革新機構(INCJ)傘下の「公的企業」であったはずの(株)出版デジタル機構(2012年4月設立)が、民間企業のビットウェイを買収した時(2013年7月)には、「民業圧迫」でルール違反という声も上がった。その「機構」の持株(70.52%)が逆に民業の大手のメディアドゥに「譲渡」されることになったが、これは何と言えばよいのか。 … [続きを読む...]

音読すると効果音声が応える児童向けアプリ

米国のアシェット・グループ(HBG)は、シアトルのスタートアップ企業 Novel Effect (NE)と提携し、テキストと音楽を組合わせた同名の青少年向けコンテンツ配信アプリを使ったパイロット・プログラムをリトル・ブラウン(LBYR)の4点のタイトルとともに立ち上げた。年内にさらに新刊を予定している。 … [続きを読む...]

Kindle ”Unlimited”はどのくらい?

Author Earnings Report (AER)は、変化の大きい市場について毎回新しいパースペクティブを提供している。今回は、グローバル(英語圏)な視点と、マルチベンダーという視点が入ったことで、新しい出版市場についての最もデータ・リソースとしての地位を確立したといえるだろう。とくに注目したいのはKindle Unlimitedの規模だ。 … [続きを読む...]

デジタルを嫌う出版社を素通りする市場

東京国際ブックフェア(TIBF)は、24回目となる今年の開催を休止し、2018年9月の開催を目指すことを決めた。2016年に電子出版EXPOが消え、一般消費者向けの「純粋な『読者イベント』」として再出発したTIBFはさらに漂流することになる。ニューヨークのDigital Book World (DBW)も1月が最後となりそうだ。何が起きているのだろう。 … [続きを読む...]

CLIP BOARD

本誌で取り上げていないニュースや他メディアのE-Book情報を、毎週ご紹介しています。2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年
  • アマゾン「Alexa」が初めてスマートフォンに搭載--ファーウェイ「Mate 9」 -3/23 CNET Japan
  • ニコニコ静画が「薄い本プロジェクト」、同人誌を電子書籍化して販売 -3/21 Internet Watch
  • 中国のECサイト大手「京東商城」、電子書籍端末の新モデル「JDRead Venus」のクラウドファンディング成功 -3/22 hon.jp
  • 小学館、高橋留美子氏の残り5作品を電子コミック化、全タイトルの電子化が完了 -3/22 hon.jp
  • 米Amazon、米国iOS版「Amazon」アプリに音声コマンド機能「Alexa」を追加、電子書籍読み上げも指示可能 -3/17 hon.jp
  • 米テキサス州の“紙書籍フリー”な電子図書館「BiblioTech」、8月オープン予定の3館目の概要を明らかに -3/17 hon.jp

会員向け記事より

「世界最大の書店」は何に負けたのか (♥)

現状で転換期の米国出版市場に関する最も包括的で客観的な俯瞰情報を提供しているAuthorEarningsのレポートが明らかにしたことは、「紙かE-Bookか」という問題設定がいかに業界をミスリードしてきたかということだっ […]

拡張Kindleが新戦略を起動する(♥)

アマゾンは拡張E-BookフォーマットKindle in Motion (KiM)を使ったシリーズ16本目として、ヒュー・ハウィのベスト・セラーSF ‘Wool’ (2011)を発行した。アマゾン出版や版権切れの古典を除 […]

ハーパーコリンズ社がAI利用の読書ガイド (♥)

米国のハーパーコリンズ社は、Facebook Messengerに2つのレコメンデーション・エンジンを追加し、ボット技術を使った書籍の推奨機能を強化する。BookGenie および Epic Readsは、AIを使って読 […]

出版IoTの可能性:(2)どう使うか(♥)

これまでデジタル出版は「ガラスの下の印刷本」を超えなかった。フォーマットはどうあれ、関係者はまだ「ページ」の上で踊っている。聴く読書をモバイルに解放するA-Bookは、その予想外の成長とともに、ほんとうのイノベーションを […]

KDP Print=紙とE-Bookの統合:(2) 価格/品質革命(♥)

「紙 vs. デジタル」が無意味であること、どちらもオンラインに吸引されていることは米国市場の実態が示している。アマゾンは、フォーマットの選択を読者に近づけることでさらに多くの出版者を惹きつけようとしている。価格を下げれ […]

“Kickstarter出版” の可能性 (2):ビジネスモデル (♥)

Kickstarter の本質は「ソーシャル出版」によるリスク低減であり、出版ビジネスにとっては歴史的になじみの深い「予約出版」にあるとすれば、その成功は出版ビジネスにも影響を与えずにはおかない。しかしコトはそう簡単では […]