ANALYSIS & COLUMN
SF百科事典第3版で注目の“無償”ビジネス (♥)
英国のオライオン社(Orion Publishing Group)は7月5日、SFにおけるリファランスとして最も権威のある『SF百科事典第3版』(ベータ)を、同社のSFブランド、ヴィクター・ゴランツ(Victor Gollancz)と共同で設立したESF社から年内に無償オンライン・コンテンツとして発刊すると発表した。ESFは1979年に初版、1993年に第2版が発刊され、ともにヒューゴ賞を得ている。第3版は、約12,000項目、300万語を含み、内部リンクも10万を超え、2012年末までに完成される。テキストは無償だが、ビジネスモデルについては来週発表される。ペイウォールを断念した新しいWeb出版の収益モデルが注目される。本についての本であるESF3は、じつは大きな可能性を秘めている。[続きを読む]
NookがKindleを抜いて“トップ・リーダ”に!? (♥)
気になるニュース(市場予測)が入ってきた。米国のIT市場調査会社のIDCは、7月8日に公表した「メディアタブレットと書籍リーダに関する四半期レポート」で、2011年には5,350万台のメディアタブレット、1,620万台のE-Readerが全世界で出荷されるとし、前者については以前の予測値を下方修正。そして後者では、カラーLCDと電子ペーパーの2種類の製品を持つB&Nが、アマゾンを抜いてトップに立つと予測した。こうした予測は初めてのものだ。タブレットの予想が外れたのは理解できるとして、リーダについては少し考えてみる必要がありそうだ。[全文=♥会員]
NEWS & COMMENTS
楽天+パナソニックは和製アマゾンとなれるか
先週開催されたブックフェア/電子出版で最も注目されたもののひとつが、8月上旬にも始まるという楽天の電子書籍サービスだった。パナソニックのリーダ/タブレットUT-PB1が対応することで、アマゾンやアップルに対抗する存在となる可能性があるためだ。E-Bookビジネスには、(1)オンライン通販の顧客ベース、(2)書店としての販売実績、(3)デバイスまで含めた操作性と付加サービスなどが不可欠な要素となるが、今回の組合せは、これらを備えたものと考えられる。期待は大きいが、このビジネスは簡単ではない。来月の正式発表を前に、少し考えてみたい。[続きを読む]
台湾E-Ink社が2011年前期に大幅増収
E-Inkなどのスクリーン技術関連企業を保有するE-ink Holdingsは先週、台湾で決算発表を行い、2011年前期の売上が前年比67%増の170.1億台湾ドル(約468.9億円)となったことを明らかにした。電子ペーパー市場で圧倒的シェアを占めるE-Inkのほかに、LCD部門 (Hydis)も好調。E-Readerの出荷は前年比で2倍になるものと考えられており、E-Ink社も設備の増強を続けている。同社の副社長を務めていた桑田良輔は「なぜ,誰もE Inkを攻めてこないのか」と不思議がったが、状況はあまり変わっていない。[続きを読む]
米国の新聞が購読者にタブレット配布
倒産から立ち直った米国フィラデルフィアの新聞Philadelphia InquirerとPhiladelphia Dailyで構成するPhiladelphia Media Network (PMN)は7月11日、4種のニュースアプリを約2,000台のAndroidタブレットとともに購読者に提供するパイロット・プロジェクトを8月後半から開始すると発表した。AdWeek (7/11)によれば、タブレットは広告付で、電子版(印刷版のレプリカおよび追加・更新情報)へのアクセスのためのアプリが含まれる。[続きを読む]
iriver HDが初のGoogleリーダとして登場
GoogleのeBooksプラットフォームは、久しく書籍専用リーダを持たなかったが、7月17日、韓国iriver (アイリヴァー)社のStory HDが最初のGoogleリーダとして米国でリリースされることが、Googleの公式ブログで明らかになった。外形はKindle 3とよく似ており、タッチスクリーンでもないが、解像度は213ppi (768×1024)で、Kindle 3の167ppiを大きく上回る。通信はWi-Fiで、207gの軽量だが、ソーシャル機能などはない。価格は139ドル。6ヵ月間はターゲット・ストアから独占販売される。[続きを読む]
本がコンテンツ・ショップになるアプリ
マルチメディア出版ツールを提供しているカテドラル・ロック社 (Cathedral Rock Publishing)は、E-Bookの中でコンテンツを販売することが出来るツール“Book IS the Store”をリリースした。さしあたって、関連するコンテンツを販売したい自主出版者などをターゲットとしている。読者が本に埋め込まれた動画や音声のサンプルを起動。オンラインストアの購入画面を呼び出すと、その場で購入できる。操作終了後は元のページに戻れるようになっている。[続きを読む]
CLIP BOARD
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- 「最後発」楽天とパナソニックは、電子書籍市場で生き残れるのか (2011/7/12 日経TRENDY)
- 電子書籍で後発追撃、乱戦に拍車 パナソニック・楽天が参入発表 (2011/7/8 Sankei Biz)
- 米国の人気コンピューター技術雑誌BYTE誌がオンライン版で復活。新旧コラムニストが寄稿 (2011/7/14 hon.jp)
- 電子書籍中堅の加Kobo社、ニューヨーク市中央駅に期間限定で実店舗を開設、電子書籍端末等を販売 (2011/7/13 hon.jp)
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- 株式会社リアリティー、電子出版 / 電子書籍 One-Stop Solutionをリリース
- アイドック株式会社、DRMソリューションプラットフォーム「KEYRING.NET」を拡張(2011/7/5)





