Vol.2, No.2, 09/29/2011

ANALYSIS & COLUMN

9.28以後のアマゾンと市場をめぐる構図 (♥)

9.28の記者会見は、たんなる新製品発表ではなく、製品、サービス、技術を通した事業戦略の発表だった。しかし、メディアは相変わらず「Kindle Fire vs. iPad」しか語らない。アマゾンはそれほど分かりにくい会社だろうか。そんなことはない。むしろ最もシンプルで分かりやすい会社なのだが、「通販」「電子製品」「情報サービス」と いった20世紀的カテゴリーに固執する人々は、アマゾンの事業を伝統的業種区分に従って「分析」しようとする。しかし、Kindle Fireを200ドル、Kindle Touchを100ドルで売る企業に、そうした20世紀的分析は無意味だ。[全文=♥会員]


「紙の本が無くなる日」は来るか? (♥)

米国ではE-Bookが出版全体の20%を超え、それを延長すれば数年で50%を超えるとみられる。E-Readerがついに$50~100の価格帯に入ったことで、デジタル・リーディングが本を読む大多数に普及しそうだからだ。その後がどうなるかについて、多くの人が考え始めたようだ。最近、 TechCrunchのジョン・ビッグズ氏が「ディストピアの時刻表」という気になる記事を書いている。本誌はこうしたデジタル至上主義はとらない。しかし、デジタルを生かせなければ、印刷本は残ったとしても出版そのものが衰退する。出版社や書店が衰退するなら、まともな出版文化は望めず、そうであれば出版が社会的機能を果たせないと思うからだ。[全文=♥会員]

NEWS & COMMENTS

iBooksコンテンツをiPadで作るアプリが$6.99!

iPadで読むE-BookはiPadで制作したい、と考えていた人に朗報となるEPUBオーサリング・アプリを、米国のRed Jumper Studioが開発した。Book Creator (v1.6)は、わずか6.99ドルと超廉価ながら、iBooksで読み、友人に送り、その上iBookstoreへの商品登録を申請することもできる。価格的に、自主出版はもちろん、写真集、画集、料理本などのパーソナル/プライベート出版にも最適だ。[続きを読む]


アマゾンKindle Fireは199ドル [最新ビデオ付]

アマゾンは9月28日、ニューヨークで現地時間午前10時から記者会見を開催し、タブレットの新製品Kindle FireおよびE-InkのKindle後継3機種を紹介した。RIM PlayBookそっくりの7型タブレットの価格は、250ドルの予想をさらに下回る199ドル(+Primeの30日トライアル)。E-Bookリーダの新製品、Touch 3Gは149ドル。Touch Wi-Fiは99ドル。タッチなしは79ドルで重量6オンス(170g)未満。いずれも予約は即日開始し、Fireの出荷は11月16日、Touchは11月21日。 (09/29更新)。[続きを読む]


Kindleリーダ最新モデル3機種。これも米国先行

ア マゾンはKindle Fireと同時にKindleリーダ3機種も発表した。つまり、両者がKindle事業の中で共存することを明確にしたわけである。新製品は、$149の Kindle Touch 3Gと$99のKindle Touch、それに$79のKindle。従来のボタン式Kindleは、ポケットに収まる軽量小型となり、100ドルを切って80ドルのラインに達し た。これにはAmazonLocalという広告サービスがパックされている。ただし、Kindle TouchもKindle Fireとともに、当面は米国限定でのスタートとなり、欧州や日本などは未定。
[続きを読む]


Kindle Fireを高速化する驚異のブラウザSilk

アマゾンの記者発表には、タブレットとリーダのほかに重要な「新製品」が含まれていた。クラウド強化型のモバイルブラウザAmazon Silkである。ベゾスCEOによれば、Amazon EC2の強力な演算能力でモバイルブラウジングを支援、加速する、というがそれだけではない。クラウドを父、デバイスを子とすると、Silkは精霊にあたる。これは「アマゾン神学体系」を完結させるもので、タブレット以降のビジネスプラットフォームで最も重要な役割を果たすものと考えられる。[続きを読む]

CLIP BOARD

PressRelease