Vol.2, No.3, 10/06/2011

ANALYSIS & COLUMN

電子も紙も…活気づく米国料理本市場 (♥)

フィクションが牽引してきたE-Book市場で、米国の老舗出版社アルフレッド・A・クノップフが10月5日に出版したE-Book版料理本がNYタイムス紙で紹介され、話題となっている。ベストセラーで映画化もされた『ジュリーとジュリア』でも知られる料理研究家の故ジュリア・チャイルドが半世紀前に書いた名著『フランス料 理上達法』を電子化したもので、料理本の電子化動向にまつわる興味深い内容が書かれている。カラーのKindle Fireの登場とともに拡大が期待される料理本はすでに昨年から急成長を始めており、E-Bookが急拡大しているのはもちろんだが、印刷本もバランスをとりながら成長していることでも注目される。[全文=♥会員]


膨れ上がる「エージェンシー・モデル」訴訟 (♥)

2009年、iPadの導入とともに大手出版社が導入した委託販売制(エージェンシー価格モデル)に対しては、消費者からの集団訴訟と米英EU当局の独禁法関連調査の両側からのチェックが働いているが、paidContentは最近、このうち前者についての動向をまとめた記事を掲載した。最初の提訴がカリフォルニ ア州で起こされた翌日にはニューヨークで同様の提訴があり、原告側弁護士によれば現在15件にも達した。業界に近い法律専門家によれば、面白いことに、被告側証人としてアマゾンも(B&Nと並んで)出廷することになるようだ。[全文=♥会員]

NEWS & COMMENTS

500年前の印刷楽譜集300余がオンライン公開

電子出版の重要な分野の一つに楽譜がある。英国のJISCは、このほど16世紀音楽の印刷譜原本がWebで無償公開されたことを明らかにした。これはロンドン大学ロイヤ ル・ホロウェイと大英図書館との共同によるEarly Music Onlineプロジェクトで実現したもので。世界最初期の印刷楽譜集300以上が収録されている。古文書と同様、初期の活字印刷物である古楽の印刷譜原本は、非常にデリケートなた めに管理が厳重で、研究者でも容易に閲覧できなかった。[続きを読む]


CCCがRightsLinkサービスにモバイルアプリ

コンテンツの利用促進のための著作権ライセンス処理を行う米国の非営利団体CCC (Copyright Clearance Center)は、このほどRightsLinkのiPhone/iPad用アプリを提供したことを明らかにした。これにより、職業的コンテンツユーザー は、PCだけでなく、iPadなどのモバイル・デバイスで、どこでも版権情報をリサーチし、手続きができるようになり、利便性が高まる。[続きを読む]


アメコミ大手DCがKindle Fire独占で100点提供

マーヴェルと並ぶ米国コミック業界の雄、DCエンターテイメントは9月29日、アマゾンと提携し、グラフィックノベル100点をKindle Fire向けに独占提供することを明らかにした。中には初の電子化となる”Batman: Arkham City”や、”Superman: Earth One”などが含まれている。同社はDC Comicsシリーズ52点の電子版で成功を収めており、アマゾンとの提携はそれに続く動き。アマゾンとしてはKindle Fireの販促コンテンツの第一弾になるものだろう。第二弾は何か。[続きを読む]

PressRelease

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