Vol.2, No.21, 2/9/2012

2/9/2012 通巻73号|♥=会員向け記事(有料)|新規申込ログイン

ANALYSIS & COLUMN

書店のボイコットとアマゾン“リアルストア” (♥)

米国に約200店舗を擁する第2の書店チェーンBooks a Million (BaM)は、B&Nに続いてアマゾン出版の印刷書籍を店舗で扱わないことを明らかにした(通販で扱うかどうかは不明)。また、カナダ最大手でKoboを楽天に売却したことでも知られるインディゴ社も、この動きに参加することを表明した。アマゾン出版へのボイコットは合計で北米約1,000店舗あまりが「参加」する異常事態だ。ところが、それはオンラインの巨人が地上の小売店舗に進出することで無効化されそうだ。それはどのようなものか。[全文=♥会員]


E-Bookで広がるジャンル・フィクション出版 (♥)

2月5日の英紙The Guardianは、「ホラーやロマンスなどジャンル・フィクションと総称される新しいカテゴリーがE-Bookを牽引している」ことを伝える記事を掲載した。個性的なベストセラー作家が主役の重量級フィクションではない、消費型の類型的大衆娯楽小説だ。「数撃ちゃ当たる」玉石混淆を嫌う出版社は多いが、コストが劇的に下がった以上、ともかく出版し、駄作でも儲かる仕組みを開拓し活用するのは必然だろう。しかし、コストが低いだけに競争も激しく、参入にはマーケティングの壁を乗り越える必要がある。[全文=♥会員]

NEWS & COMMENTS

米国図書館とランダムハウスがE-Book貸出で合意

米国では図書館のE-Book貸出が急増する中、これに警戒的な大手出版社が貸出用電子コンテンツの販売を停止してきたが、ニューヨークで最近行われた米国図書館協会(ALA)の首脳とランダムハウス社(RH)との交渉がまとまり、価格引上げで合意に達した。つまり図書館向け価格を設けることでE-Bookの貸出を認めるという合理的・市場的な解決を見たことになる。RH社は図書館の活動への協力姿勢を強調している。[続きを読む]


Copiaが「著者に聞く」プロモーションを推進

ソーシャル・リーディング・プラットフォームを提供するCopiaは2月8日、本の中で、読者の質問に著者が答えるというプロモーションを始めた。ローリング・ストーン誌やNYTなどの記事で知られる音楽評論家ウィル・ハーミーズの著書“Love Goes to Buildings on Fire”(Faber & Faber, 2011)の本の余白に読者が書き込んだ質問に答えるもので、2月21日までの期間限定。[続きを読む]


米国政府が5年以内の教科書電子化を表明

米国政府が5年以内に教科書の電子化とeラーニングシステムの導入を達成する目標を持っていることが2月1日、National Digital Learning Dayのミーティングで明らかにされた。教育省のアーネ・ダンカン長官と連邦通信委員会(FCC)のジュリアス・ゲナショウスキ議長が講演し、通信インフラの整備やフォーマットの標準化、デバイスの調達などの困難な問題を解決していく意思を明確にした。教育のIT化は韓国が先行しているが、米国も体制固めに動いている。[続きを読む]


ブラウザで使うEPUB3オーサリング・ツール

米国カリフォルニアのレッド・ステープル(Red Staple, Inc.)は、ブラウザ(Chrome)で利用可能なHTML5ベースのライター向けEPUB3オーサリング・ツールを発表し、2月8日から提供を開始した。ツールは無料で使用可能で、EPUBファイルがダウンロードできる状態になるまでは課金されない。同社は、拡張型iBooksおよび固定レイアウトiBooksコンテンツのオーサリングも提供している。[続きを読む]

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