米国出版界の変貌(2):著者の選択(♥)

アマゾンは2007年末という暗闇の中でKindleを発売したが、デバイス、ストアとともにKDPプラットフォームを同時に立上げている。70%の版権料(30%販売手数料)という設定は、今日では平凡なものだが、いかようにも読める、絶妙なメッセージだったと思われる。 … [Read more...]

オーディオブックとポッドキャスト

活字出版にとって音声言語コンテンツは遠いものだったが、A-Bookで身近になり、重要な市場となった。出版界はいまや「よいデジタル」として歓迎している。しかし、ラジオ放送の流れをくむインターネット・メディアのポッドキャストが急成長したことについては、まだ戸惑いがある。ポッドキャストはA-Bookの敵か味方か? … [Read more...]

AmazonCrossing:翻訳から「世界文学」へ (2)共感 (♥)

文字と言語に依存する出版は、様々な文化ビジネスの中でもローカルな性格を残してきた。ほかならぬ世界最大の出版市場である米国の出版界もその例外ではなかったが、世紀の転換以来、変化が顕著になってきた。なかでもアマゾンは、晩年のゲーテが構想した「世界文学」を本気で(ビジネスとして)実現することまで考えているようだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

Gutenbergで進化するWordPress (2)シフト(♥)

CMSのシェアで28.6%を占め、なお年率で1ポイント以上の拡大を続けているWPの次期バージョンは、記事/ページを単位とするスタイルから、個々のパラグラフ(段落)、図版、ウィジェット(ブログパーツ)を最小単位とするものとなるという。それによってWeb出版の世界がどう変わるかを考えてみたい。[全文=♥会員] … [Read more...]

Gutenbergで進化するWordPress (1)挑戦

Web出版の標準的なプラットフォームとなったCMSテクノロジーは、膨大な開発者とユーザーを吸引する一方で、大きな転機にある。一貫したサービス環境をSaaSで提供するサイトビルダーがコミュニティの脅威となっているのだ。WordPressは、Gutenbergフレームワークで新たな課題に挑んでいる。 … [Read more...]

大学教科書市場の激変の予感 (♥)

米国の大学書店で構成する全米大学書店協会(NACS)は、2016-17学年度の教科書・教材の購買行動に関するレポートを発表し、必修教材が平均579ドルと前年より4%近く(23ドル)低下したことが明らかになった。技術書および学校提供の教材は506ドルだった。しかし、購買点数は維持されており、古書やE-Bookで補っていいると述べている。[全文=♥会員] … [Read more...]

Web広告とニュースメディアの対決 (♥)

Bloomberg (08/19, By Mark Bergen)によれば、Googleはニュースメディアへの定期購読ツールの開発/提案を強化している。「検索後のクリック無料」「購読/決済ツール」などであるが、変化する市場の中で広告と購読の安定した組合せを提供するプラットフォームはまだ見えていない。[全文=♥会員] … [Read more...]

ブック・マーケティングを事業化するオープンロード社 (1)

ニューズレターを駆使したユニークなマーケティングで、年率40%超の成長を達成しているニューヨークのデジタル出版社Open Road Integrated Media (OR/M)は、登録購読者が100万人を突破し、復刊本を中心とした自社出版物の販売で大きな成果を上げているこのサービスを事業化し、商業出版社に提供することを発表した。 … [Read more...]

プロジェクト・ワークフローとチーミング (4)

出版の工程を一般的に規定することは、本と出版というものが千差万別である以上適当ではない。前述したように、出版プロジェクトのマネジャー(プロデューサー)はまず、プロジェクトに適切なプロセスを考えることになるし、そこでは資源配分の問題として、重点(優先)項目とそうでないものを区別するだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版のプロジェクト・ワークフローとチーミング (3)♥

出版は1970年代に始まったデジタル転換の最終局面を迎えている。サプライチェーンはデジタルが主流になり、出版社を必須としない自主出版が独自のワークフローを確立する一方で、在来出版はプロセスの再構築をなお模索している。新時代の一歩を先に踏み出したのは自主出版のほうであると言えるかも知れない。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版のプロジェクト・ワークフローとチーミング (2)♥

デジタルによって環境が変化しつつある中での出版プロセスの構成は簡単な問題ではないが、自主出版では、必要な作業(サービス)をリストアップし、優先付けをすることからプロジェクトに着手するほかはない。ベス・ベーコン氏の8ステージ参照モデルはシンプルだが多くの手掛かりを与えてくれる。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版のプロジェクト・ワークフローとチーミング (1)

出版プロジェクトの成否はチームワークで決まる、ということは多くの人が実感することだ。しかし、これは安定した構造を前提としたもので、現代はヒトも場所も編成も技術もポリシーも一定しない環境で「結果」を出すことがふつうに要求される時代だ。そのコンセプトを「チーミング」と呼ぶが、自主出版の課題はまさにこれだろう。 … [Read more...]

著者のマーケティング能力評価 (♥)

自然淘汰としての「絶版」がなくなり、出版者が既刊本の山と格闘するデジタル時代にあって、米国では著者のマーケティング能力が出版プロジェクトの採否/成否を決める重要な要素となっている。著者には執筆能力のほかに、オーディエンス(読者)と「対話」する能力と実績が問われており、実際に出版社の判断の根拠にされているようだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

クォークとDTPの伝説 (♥)

かつてはDTPを代表し、日本でもよく知られていた米国の Quark Software(デンヴァー)が、7月13日Parallax Capital Partners (PCP)という投資ファンドに買収された。1980-90年代を通じて出版のデジタル化に最も影響力を持っていたクォークは、2011年にPlatinum Equityファンドに買収されており、今回は初の「転売」となる。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版とp13n:(1)ポストWebの出版 (♥)

出版においてパーソナライゼーションが課題として認識され始めたのは比較的最近のことだが、UI/UX、マーケティング、ビッグデータなどが錯綜してまだ方向性が見えていない。筆者なりに原点である「読者」との「コミュニケーション」という観点から考えてみたい。今回はとりあえずイントロまで。[全文=♥会員] … [Read more...]