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アマゾンの読者書評は案外正しい (♥)

ハーバード大学経営大学院のルーカ助教授、ドブレスク教授らの研究グループは4月26日、アマゾンの読者書評を客観的に評価した研究結果(→ワーキングペーパー)を発表し、この集合的評価がプロの評者による書評と比べても遜色なく、むしろ広い社会の声を客観的に伝えるという独自の価値を持つと結論づけた。アマゾン書評は、消費者の購買行動に大きな影響を与えている一方で、様々な批判がなされてきたが、専門的調査によって客観的に評価され、アマゾンの読者参加型プロセスの妥当性が検証されたのは初めて。マーケティングの手段としてのクラウド書評でも、運用によってはかなり真っ当なものとなり得ることが証明されたことになる。 [全文=会員] [ 続きを読む ]

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スタンフォード大出版がデジタル専門ブランド(♥)

米国のスタンフォード大学出版(SUP)は5月11日、Stanford Briefsというデジタル・ショート・コンテンツ専門のブランドを立ち上げることを発表した(Publishers Weekly, 5/11)。当面は、メイン・カタログの補完的位置づけで、多様な学術的テーマに関するオリジナルなショート・コンテンツを10ドルあまりでリリースしていく。5月15日には、シリーズ最初のタイトル“The Physics of Business Growth” (by Edward D. Hess and Jeanne Liedtka, 144p)が8ドルで発売され、同サイトのほか、主要プラットフォームで提供されている。イノベーションをモットーにする同大学だが、伝統ある出版局のE-Bookへの取組みはかなり慎重だ。 [全文=会員] [ 続きを読む ]

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高速で米国に追いついた英国E-Book市場

書籍市場の専門調査会社バウカー社(Bowker Market Research)は5月14日、英国消費者を対象とした調査に基づく報告書(Understanding the Digital Consumer 2011/2012)を刊行した(→リリース)。デジタル・リーディングの普及で、英国は2年ほど米国市場から遅れていると言われていたが、最近では年300%以上の成長で差を縮め、ほぼ並ぶところまできた。タブレットを読書に使う人は1年前の調査の倍になったが、なお12%あまりで、Kindleが圧倒している。しかし、子供はそうでもないようだ。 [ 続きを読む ]

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NY連邦地裁がA+出版5社の集団提訴棄却申立を却下

米国連邦地裁ニューヨークのデニーズ・コート判事は5月15日、アップルほか出版大手5社に対して消費者から提起されている集団訴訟を棄却するよう求める被告側の申し立てを却下した。これによって、本件は本格的審理に入ることになるが、さきの司法省の決定に続き、アップルと出版5社(あるいはエージェンシー・モデル)はさらに窮地に立たされることになった。被告側が苦しいのは、コート判事が55ページに及ぶ決定書で「価格引上げのための共同謀議」を認定したことだ。 [ 続きを読む ]

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シェイクスピア全集アプリShakespeare By Readdle

シェイクスピア全集のiPhone/iPadアプリの最新版(3.2.1)がReaddle Inc.からリリースされた。同社とPlayShakespeare.comの共同プロジェクトによるもので、真贋不明の作品を含めて、41篇の戯曲、154篇のソネット、6篇の詩を収録し、同時に全集には不可欠なコンコーダンス(語句索引)、用語集が付いており、さらにデジタル版ならではの様々な機能がサポートされている。このアプリは無償でiTunesからダウンロードできる。有償版のShakespearePro (1.5)は$9.95。

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デジ機構型「緊急」ビジネスモデル!?

経済産業省の「コンテンツ緊急電子化事業」(緊デジ事業)の本申請が5月9日から開始された。実務を担当する出版デジタル機構が8日に行った説明会の内容がITmediaのeBook Userに紹介されているので、同記事およびUstreamの動画放送録画をもとに、今回明らかにされたデジ機構のビジネスモデルについてコメントしていきたい。これでEPUB排除(ガラパゴス救済)という本事業の性格が明らかになった。最初は「制作コスト」タダで、3年間20%という驚異のビジネスモデルも。 [ 続きを読む ]

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台湾のE-Book市場は急成長する、と電書協会

中国と合わせて世界のデバイス市場を席巻している台湾のE-Book市場は、2015年までに急速に成長するという台灣電子書協會の予測を台湾の英字紙Taipei Times(台北時報、5/7)が報じた。E-Readerとタブレットを合わせた端末が200万台に達し、これが電子出版のブームをもたらす推進力となると考えているようだ。漢字圏の台湾によるデジタルコンテンツ発信は、東アジアにも少なからぬ影響があるかもしれない。しかし、出版界の対応はまだ遅れている。(写真は国家図書館のアーカイブによる、湯顯祖撰『牡丹亭還魂記』) [ 続きを読む ]

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クラウドソーシングは出版に使えるか?

4月にスタートしたばかりのカナダの出版社Bookkus Publishing(以下ブッカス)は、一般参加のクラウド・ソーシング(CS)を取り入れた出版プログラムを始めた(→リリース)。候補作を読者に公開し、一定数の評者から価値ありと判定された作品を編集・制作・出版(E-Book→ペーパーバック)に回すというシステム。落選作にもフィードバックが得られるので、書き直しして再挑戦することも可能。プロでも見落とすことが多い、潜在的なヒット作品をCSで発見し、自主出版と商業出版の間を埋める試みだ。もちろん、SNSによるプロモーション効果も期待している。 [ 続きを読む ]

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量販ペーパーバックからE-Bookへの移行 (♥)

サイモン&シュスター社(S&S)は、量販ペーパーバックのPocket StarをE-Book専門ブランドとして立ち上げることを発表した(PW, 5/7)。1939年創始のPocketBooksの伝統を継ぎ、話題性のある大衆向けの小説、恋愛物、スリラー、ミステリ、都会風ファンタジーなどのジャンルをカバーするが、新旧タイトルの両方を扱い、大部分をオリジナルとすると発表している。デジタルの浸透に伴うフォーマットの再編成が進んでいる。ポケットのルイーズ・バーク副社長は、デジタルのメリットを活かし、E-Bookがこれまでの量販本と同じ役割を、より効果的に担うことを期待していると述べている。 [全文=会員] [ 続きを読む ]

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メディア・マシンが機能しアマゾンの急成長続く

アマゾンは4月26日、1-3月期業績を発表し、売上が前年同期で34%増の131.8億ドルとなったことを明らかにした。利益は35%下落して1.3億ドル。わずか1%の利益率だが、アナリストは粗利益率の上昇などに注目している。成長性を評価したウォール街はこの結果を好感し、株価は13%上昇し、時価総額はきっかり130億ドルが上積みされた。これまで利益なき成長を歓迎しなかった投資家が、アマゾンの戦略に支持を表明したことになる(WSJ)。 [ 続きを読む ]

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