「決められない」タイム社の漂流 (♥)

M&Aの可能性が噂されていた米国雑誌出版大手タイム社のリッチ・バティスタCEOは、いくつかの雑誌と非中核的資産を売却することを株主に対して表明した。また、デジタル戦略を推進するために他社との合弁や特定事業のためのファンドとの提携にも意欲を見せた。売却対象のブランドは明らかにされていない。[全文=♥会員] … [Read more...]

スペインDD社の出版ビジネスモデル論

スペインの出版シンクタンクDosdoce.comは、ロンドン・ブックフェアを前に、『デジタル時代の新しいビジネスモデル』と題した英文のレポート(約70ページ)を公表した。読書は(水や電気のような)ユーティリティとなった、という時代認識に立脚したユニーク切り口で15のビジネスモデルを検討した内容は予想以上に重い。 … [Read more...]

デジタル・ルネッサンスの予感

グッゲンハイム美術館を運営するニューヨークのグッゲンハイム財団は、2012年以来、美術書、図録の電子化を進めているが、このほど200点以上をパブリック・ドメインとして無償公開した。全世界に通用する新しい著作権放棄ルールであるCC0 (zero)を利用したもので、NPOなどでのデジタル出版に利用が拡大しそうだ。 … [Read more...]

米国における「紙の復活」と書店ビジネスの衰退

米国のメディア市場調査会社 NPD Groupは、米国の消費者行動からみた書籍市場に関するBookScanレポートを発表し、2016年のE-Book市場が数量ベースで14.7%減少した一方、全書籍販売に占めるオンライン・ストアの数量シェアが漸増して40%に達し、実書店のシェア(4ポイント減の33%)を上回ったとしている。 … [Read more...]

データを制する者がメディアを制する (1)

B2BメディアのNAPCOが出版業界向けに提供しているPublishing Executive (04/20)は、すべてのメディアに共通するテクノロジー・トレンドを総括した記事を掲載した。パーソナライゼーション、AIによるデータ利用、戦略的テクノロジー統合、コンテンツの高品質化、という相互に関連する4つの視点でまとめられている。紹介してコメントしておきたい。 … [Read more...]

オトバンク「第7回オーディオブックアワード」開催

オトバンクは4月13日、オーディオブックの表彰式典「第7回オーディオブックアワード」を開催した。配信サービスのFeBeの会員投票をもとに、2016年に配信した作品の中から5部門でトップを表彰している。大賞(オーディオブック・オブ・ザ・イヤー)は住野よる原作のベストセラー青春小説『君の膵臓をたべたい』(双葉社、2015)。 … [Read more...]

出版にとって「オーディオ」とは(♥)

米国のオーディオ出版協会(APA)の統計によると、市場は2015年で17.7億ドル、翌2016年以降も20%台の成長を続けている。略称の同じ印刷本出版社の団体は、2016年11月までの出版社のA-Bookの売上が前年同期比で29.2%増えたと発表した。E-Bookが16.4%減だったのと対照的だ。「オーディオ」の意味を考え直さなければならなくなってきた。[全文=♥会員] … [Read more...]

英国の小出版社がKickstarter で9,500万円調達

英国の社員共有出版社 New Internationalist Publishing (NIP)は4月17日、先月からKickstarter で行っていた35日間の資金調達が成功し、61万ドルの募集目標額を超過達成したことを明らかにした。個々の出版プロジェクトではなく、出版社じたいのステークを対象とするのはめずらしいが、これが成功したのはなぜだろうか。 … [Read more...]

言語メディアとしての「声」の復活(♥)

新興メディア企業RBmediaがフォーカスしている「スポークン・ワード」というキーワードは、大きな起爆力を秘めたコンテンツとなるように思われる。もともと文字よりインパクトがあり、言語文化における正統性もあり、社会的な偏りがなく、そしてインターネットという表現・発信手段を獲得したからだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンがKindle Createベータ版をリリース

アマゾンは、MS WordファイルからKindleフォーマットのE-Bookを容易に作成するためのオーサリング・ツールKindle Create (KC)ベータ版を新たにリリースした。日本語対応も遠くはないと思われる。こうしたツールの現状はどうなっているかをみてみたい。 … [Read more...]

雑誌ビジネスのデジタル最前線:DIS 2017(1)

B2C/B2Bメディア・ビジネスのエグゼクテイブがイノベーションのトレンドを語るDigital Innovators' Summit (DIS)という汎欧州イベントが3月19-21日にベルリンで開催された。出版コンサルタントのボブ・サックス氏がPublishing Executive (04/04)に「5つの成果」をまとめているので紹介しておきたい。 … [Read more...]

「分散コンテンツ」とは何か

先週号で、すでに動き始めた「分散コンテンツ」のビジネスと市場についてご紹介したが、じつはこの言葉は、登場以来10年以上も説明困難な状態のままである。なぜかを考えつつ、筆者なりの暫定的な説明をしておきたい。これこそが21世紀のコンテンツ/メディア・ビジネスの最大のキーワードとなると思われるからだ。 … [Read more...]

学術出版は変わるか(2):出版社の役割 (♥)

学術出版の特殊性は、出版物の内容的価値や出版の社会性が(商業性以上に)問われるということ、そして著者と読者の距離が近いということだろう。それが自主出版と融合してビジネスモデルを形成するには、この2つの条件を反映したものである必要がある。簡単ではないが、意義は大きい。[全文=♥会員] … [Read more...]

世界最大の出版社PRHは売上の1割を失った

ベルテルスマン・グループ傘下の世界最大の商業出版社 Penguin Random House (PRH)の2016年の業績が前年を下回ったことが明らかになった。売上が9.6%減の34億ユーロ、EBITDAは3.6%減の5億3,700万ユーロで、とくに10%近い減収は軽くない。紙だけでも十分成長できるはずだったが何が起きたのか。 … [Read more...]

ソーシャル・プラットフォームWattpadの長い旅(1) (♥)

アマゾンがKindleを出して今年は10年目にあたる。Kindleの10年で最大のサプライズは自主出版という新しいビジネスモデルの成立だろう。自主出版は進化を続けており、ソーシャルとグローバル、そしてマルチメディアという異なる軸で独自の空間を拡大している。アマゾンは不動のリーダーだが、ライバルはアップルでもGoogleでもない。[全文=♥会員] … [Read more...]