PDFリーダーから「使うタブレット」へ

ソニーは10型E-Inkタブレットのデジタルペーパー・シリーズの第2世代となるDPT-RP1の資料とプロモーションVを公開した(6月発売予定)。強化されたハードウェアに加え、分割表示などの新機能によって前のDPT-S1に比べて機能性を一新している。国内小売価格(オープン)は、普及価格といえる8万円程度が予想されている。 … [Read more...]

学術出版は変わるか(2):出版社の役割 (♥)

学術出版の特殊性は、出版物の内容的価値や出版の社会性が(商業性以上に)問われるということ、そして著者と読者の距離が近いということだろう。それが自主出版と融合してビジネスモデルを形成するには、この2つの条件を反映したものである必要がある。簡単ではないが、意義は大きい。[全文=♥会員] … [Read more...]

学術出版は変わるか(1):オープンアクセスと自主出版

学術分野での自主出版に注目が集まっている。一般書ではビジネスモデルが成立し、マルチメディアに向かいつつあるが、学術では、編集・制作・流通との関連で成立する「ビジネス」がフィクションを中心とした一般書と大きく異なり、簡単ではない。しかし、コンテクストの複雑さは逆にビジネスとしての可能性を示している。 … [Read more...]

2016-17年のトレンド:(5):学術・教育出版 (♥)

2016年は、学術・教育系出版が「プラットフォーム」を中心に動いた年だ。それは単なるコンテンツ制作・流通の電子化に止まらず、本来の出版目的であるコンテンツの利用のされ方(コンテクスト)にフォーカスしたもので、それだけに商業出版を含めた出版ビジネス全体に大きな影響を及ぼしそうだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

Acrobatアプリがモバイルをスキャナに

アドビは11月17日、iOSデバイスのカメラで撮影した画像をPDF形式で保存・利用することが出来るようにしたAcrobat Scan in Readerアプリとサービスを発表した(Android版も予告)。手書きメモやレシート、複数のドキュメント・ページなどをまとめて構成・編集することも容易になり、無数の応用が考えられそうだ。 … [Read more...]

米国で本格化する文系OAへの取組み(2) ♥

ピーター・バークリー氏(AAUP事務局長)は、文系OAの課題と取組みを簡潔に要約し、今年が大きな転機となると述べた。文系OAは、学術出版そのものが危機に瀕していることが背景にある点で理系と異なるが、米国の大学出版関係者ががOA導入の環境条件整備に協力して取組むことで成果を上げており、成功すれば日本にも恩恵がありそうだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

米国で本格化する文系OAへの取組み(1)

オープンアクセス(OA)は、これまでもっぱら理工系の技術論文に偏っていた。しかし、人文系にもニーズがないわけはない。印刷本の採算性悪化により、人文系出版の危機は理工系よりさらに深く、人文系教育の危機にも及んでいるからだ。米国では文系OAの本格的な実証プロジェクトが始まろうとしている。 … [Read more...]

Amazon Rapidsで起きた読書教育論争 (♥)

Amazon Rapidsについては、デジタル派の中でも見解が分かれている。これはRapidsがただのビジネスではなく、読書教育のツールでもあるためだ。これは難しい問題だ。読書とは何のためにあるか、という複雑な問題に関わり、そして日本には深い関係がある絵(マンガ)の多用の是非にも関わってくるからだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

児童向け定額サービスAmazon Rapids

アマゾンは11月2日、少年少女がモバイルを使って読書に親しめる「チャット型電子絵本」のストーリー・アプリ Amazon Rapidsを立ち上げた。数百本の短編が月2.99ドルで読める。プラットフォームは、Kindle Fire、iOS、Androidで、アプリには保護者向けの管理機能が付いている。アマゾンとしてはこれをミニ・プラットフォーム化していくと思われる。 … [Read more...]

IDPF-EPUBの継承・発展の課題 (♥)

文化・背景の異なる組織の合併は容易ではなく、失敗例のほうが多いと思う。しかし出版技術のIDPFとW3Cの合併は必然性があり、成功させられなければ出版にとってまずいことになる。W3Cにとっても軽いことではない。知識ドメインにおける成功はセマンティックWebが結実するための一歩となるからだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

拡大するオープンアクセス学術誌出版(2) ♥

OAJの普及は不可避であり、出版と流通のビジネスモデルは確立されるだろう、という予測はかなり説得力があるが、大義が勝った構想は、細部に利害調整の問題が多く、簡単に進むこともあれば、一世代以上かかることもある。しかし、学術出版社はデジタルで失敗した商業出版社の轍は踏まないだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

拡大するオープンアクセス学術誌出版(1)

出版シンクタンクのシンバ・インフォメーション社は10月6日、無償の公開学術論文誌であるオープンアクセス・ジャーナル(OAJ)の最新動向と中期予測を発表した。「市場」は急成長を続けており、シンバ社は、今年230万件のOA論文が2020年に300万件に達するものと予測している。何世紀にもわたって維持されてきた学会誌出版への影響は避けられないだろう。 … [Read more...]

歴史的コンテンツにアプローチするAudible (2)♥

歴史的ドキュメントのオーディオ化は、コンテンツの多様化という以上の意味を持つ。聴く読書は、読書を個人の視線から空間で共有するものに拡大するからである。社会的意味を持つコンテンツは、音声化されることで学校教育などに利用の場を広げるだろう。Audibleは各国の記憶遺産的コンテンツをターゲットに収めていると思われる。[全文=♥会員] … [Read more...]

歴史的コンテンツにアプローチするAudible (1)

Audibleは、英国国立公文書館(TNA)およびブルームズベリー出版社と提携して、歴史的な書簡・証言を音声化した "In Their Own Words"(彼ら自身が語る)の創刊を発表した。過去500年あまりの歴史的文書だが、多くは未公刊で、研究者の閲覧・利用に限られてきたものだ。これをオーディオ商品にする意図は何か。 … [Read more...]

出版プロフェッショナル教育の再構築(2):アマゾン (♥)

プロセスと組織(人的資源配分、運用原理)は不可分のもので、大企業ほど安定=硬直したものとなり、そこの人々は自然に組織を中心に動く世界を求める。その仮想世界は変化する現実の前に破綻し、時代は新規参入企業と若い世代に有利になるのが道理だ。アマゾンは社会の変化を待たず、次の世代をつくり出そうとしている。[全文=♥会員] … [Read more...]