アマゾンが再構築する「本の秩序」(♥)

アマゾンがKindleの10年目となる今年に独自のチャートを導入したことの意味は重い。いずれのフォーマットでも市場の過半を占めるこの会社以外に有意な「ベストセラー」を発表することが困難になった時点で、新しい市場評価、新しい読書のための指標を提起したということにある。出版市場を再定義したのである。[全文=♥会員] … [Read more...]

週間ベストブック Amazon Charts Top 20登場

米国アマゾンは5月17日、初の週間ベスト・チャート Amazon Chartsをスタートさせた。前週の同社ストアでのユーザーの活動を反映するもので、印刷本、E-Book、A-Bookにまたがり、フィクション/ノン・フィクションに区分されている。伝統的なチャートと異なるのは、「販売」だけに注目していないことだ。 … [Read more...]

雑誌ビジネスはアマゾンを使えるか? (♥)

アマゾンが全米で大規模な実書店のネットワークを構築する計画であることがしだいに明らかになり、出版界に波紋が広がっているが、もちろんこれはただの書店ではなく、書籍と雑誌、紙とデジタルにまたがるアマゾンの出版配送システムの一部であり、ビジネスモデルを知らなければどう対応していいか分からない。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンAlexaプラットフォームとEcho製品戦略(♥)

アマゾンはEchoにタッチ・スクリーンを装備したEcho Show を発表し、6月28日から米国で発売する。価格は229ドルで、ビデオ・フォンかラジオ時計のようにも見える。中身もルックスも斬新さはなく、一見してインパクトはないが、この会社のユーザーはあまりその辺を期待していない。機能するかどうかが問題なのだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾン「マーケットプレイス」方針に作家団体が抗議

アマゾンの書籍販売ページでは、フォーマット別の購入オプション・ボタンが価格とともに囲みで表示されるが、アマゾンは2ヵ月前から表示ルールの変更を出版者に通知し始めた。新ルールでは、相対的に低価格な再販本ーが版元のより優先表示されるケースが生じることで出版社や作家団体が怒っていると言われる。 … [Read more...]

アマゾンはEcho Lookで何を狙うのか (♥)

アマゾンは音声アシスタントAlexaに「ファッション・アドバイザー」としての役割を追加する "Style Check" サービスを発表した。カメラ機能のあるEcho Lookを使って、お出かけの日の「いでたち」を全身写真2枚で送信すると、評価とアドバイスが得られるというもの。もちろん、内容は対話を通じて、より適確なものになるという。[全文=♥会員] … [Read more...]

B&Nは書店を減らし、アマゾンは増やす

米国最大の書店チェーンBarnes and Nobleは、出店の縮小を進めており、今年度内に8店舗の閉鎖を発表している。他方でアマゾンは主要都市と近郊で7店舗の出店を着々と進めつつあり、B&Nが減らした数だけ増やそうと考えているふしもある。21世紀の書店経営の方法を知っているのはアマゾンだけなのだろうか。 … [Read more...]

サブスクリプション・モデルの復活 (♥)

アマゾンSWAは、モノやコンテンツ、サービスの販売におけるサブスクリプション・モデルを様々なビジネスに広く開放する契機となると思われる。デジタル時代に復活を遂げたこの商法が、販売を超えるものとなるかどうかまでは不明だが、出版業界として真剣に考える必要は十分にあるだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンがサブスクリプション環境を提供

アマゾンは3月24日、購読型アプリの利用を簡便にするビジネス向けサービス Subscribe with Amazon (SWA)を発表した。一般の出版社にはハードルが高かった「読み放題」サービスやパートワーク型出版が容易になるものだが、出版を通じて様々な商品販売に展開する起点としても注目される。 … [Read more...]

アマゾンがインディーズ支援ポータルAuthor Insights

アマゾンはインディーズ出版者たちのためのアドバイスを集めたポータル・サイト Amazon Author Insights (AAI)のベータ版を公開した。この種の情報は豊富に存在しているが、著者ブログなどに分散しており、整理してくれるものがなかった。AAIはアマゾンなりの視点でキュレーションで提供すると思われる。 … [Read more...]

「世界最大の書店」は何に負けたのか (♥)

現状で転換期の米国出版市場に関する最も包括的で客観的な俯瞰情報を提供しているAuthorEarningsのレポートが明らかにしたことは、「紙かE-Bookか」という問題設定がいかに業界をミスリードしてきたかということだった。Kindle登場以来10年も続いた幻想を終わらせるのは容易ではないが、B&Nの没落は最も分かりやすい事例だろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

デジタル時代の出版エコシステム:(3)本は基本

筆者は、アマゾンのデジタル・コンテンツ戦略が、本を軸とした(とくにコンテクスト/ネットワーク)の拡大・深化に支えられたマルチメディア展開であると考えている。局面を変えるのが「キラー・コンテンツ」だとしても、それを支えるエコシステムがないと先細りの懸念がある。別稿で紹介した 'Wool' 拡張版は、この複雑なシステムを垣間見せてくれた。 … [Read more...]

出版エコシステムの近未来:(2)単純と複雑(♥)

デジタルによって出版のサプライチェーンをシンプルにして機会を拡大することが、アマゾンの戦略の基本であると思われるが、それは一面であって、出版概念そのものが拡大していることを忘れてはならない。デザイン的には、シンプルさは複雑なものを持続可能な形で発展させるためにこそ意味を持つ。アマゾンはその原則に忠実だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版エコシステムの近未来:(1)アマゾンの戦略

先週の記事で紹介したアマゾン KDP Printは、キンドル出版者のためのオプションとして「簡易印刷本」を加えたものだが、紙とデジタルの両方を同時に選択肢とする、統合された出版プロセスという方向性を示した。そこでその関係がKindle/Amazonにおいてどう扱われるのかに関心が集まっている。 … [Read more...]

KDP Print=紙とE-Bookの統合:(2) 価格/品質革命(♥)

「紙 vs. デジタル」が無意味であること、どちらもオンラインに吸引されていることは米国市場の実態が示している。アマゾンは、フォーマットの選択を読者に近づけることでさらに多くの出版者を惹きつけようとしている。価格を下げれば市場はより大きくなる。それは消費者を喜ばせ、出版者は新しい現実に適応するだろう。それは「1かゼロか」ではない。[全文=♥会員] … [Read more...]