ReDigiの中古コンテンツ商法は「違法」と地裁判決

米国連邦地裁(ニューヨーク南地区)のリチャード・サリバン判事は3月30日、ReDigiの音楽ストアが「著作権侵害のセンターになる」として差止めを請求していたキャピトルレコード側の主張を認める略式判決を下した(→判決書)。現行法では第三者のサーバに移転した時点で違法複製が成立し、中古コンテンツ販売の可否は立法府の判断に委ねられるという判断だ。この問題は議会に舞台を移して継続する可能性が強い。少なくとも、古書と同じような中古市場が年内に米国で生まれる可能性はほぼなくなった。 … [Read more...]

E-Book再販売あるいは中古コンテンツ

'used' といっても、書き込みはもちろん、蔵書印や手垢がついているわけでもない。データが欠けたり増えたりするわけではない。出版社はコンテンツが中古市場に流れて再販売されることを、ある意味では海賊版以上に怖れた。だからKindleのサービス開始にあたって、DRMで鍵をかけ、販売するのは利用権だけで、購入者に限定されることを条件とした。この販売方法は、5年を経たいま転機に立っている。今年中には中古市場が解禁されるという見方もある。日本のわれわれも現実的な問題として考えたほうがいい。 … [Read more...]

中古コンテンツ市場の現実性と影響 (♥)

前号のReDigiの記事で述べたように、中古コンテンツ市場の誕生はかなり近いと思われる。すでに影響と対応を考えるべき段階に入っている。出版社の立場はかなり苦しいが、まだ主導権をとれる可能性があり、紙では不可能だった古書市場からの収入を期待することもできる。影響として考慮すべきなのは図書館の電子貸出、そして本の内容(耐久性)、それに「新本」の価格形成との関係だろう。ここでは予備的な検討を行っておくことにする。  [全文=♥会員] … [Read more...]

デジタル中古市場の足音と先行するReDigi(♥)

アマゾンが「使用済みE-Book」あるいは「デジタル古書」の市場化プラットフォーム技術に関して米国の特許を取得したことは、出版界を震撼する出来事だった。Kindle古書が時間の問題となった可能性が出てきたためだ。しかし、音楽コンテンツの中古ビジネスを始めたReDigiのプラットフォームは、自社エコシステムを超えた新しい市場プラットフォームの可能性を示している。法廷での決着は早そうで、第2ラウンドのデジタル出版市場は、また新しい展開を見せる可能性が強い。[全文=♥会員向け] … [Read more...]