米国の調査会社コーデックス・グループは、Kindleに注目したE-Book最新市場調査の結果を発表し、デバイスとメディア・コンテンツ消費の間をつなぐKindle乗数効果を裏付けた。廉価なデバイスを提供することでコンテンツの購入を促すアマゾンの戦略の合理性が定量的に明らかにされたのは初めてと思われる。とくにKindle Fireは早くもアマゾンにとっての最重要デバイスとして浮上している。(Publishers Weekly, 2/13) [全文=♥会員] [ 続きを読む ]
米国の出版・メディア調査会社シンバ・インフォメーション(コネチカット州スタンフォード)は8月25日、書籍の小売に関する年次調査レポートを発表し、チャネル区分およびフォーマット毎の動向を明らかにした(リリース)。それによると、米国の成人の10%近くが、E-Bookを購入する際の「ショールーム」としても書店が利用されており、ボーダーズの倒産などで書店数が減少すればE-Bookの販売にも影響が出る可能性があるという。デジタルと紙を含めた出版エコシステム全体での書店の位置を明らかにした調査はめずらしい。 [ 続きを読む ]
米国の広告専門誌AdweekがHarris社に委嘱して行った調査(本年3月実施)によると、米国人の5人に4人が、オンラインニュースに金を出したくないと回答した。また払ってもよいという回答者でも、14%が月10ドル以下、20ドル以上としたのはわずか2%だった。調査は3月29-31日にかけて実施され、米国の成人2,105人のサンプルを得た。最近同様の調査がカナダでも行われており、そこでも81%がニュースには金を出さないと回答していた。ペイウォールは昨年からいくつかの有力誌で目立ち始めたが、支払いの意思を持つ者の割合は、導入前の2009年末と比べても低下する傾向を示している。 [ 続きを読む ]
iPadとKindleが対立するものではないことは本誌でも強調してきたが(例:「今年のKindleは予想を裏切って800万台」)、そのことを確証する調査結果が、J.P.モルガン(インターネット・チーム)から発表された。それによると、iPadオーナーの40%がKindleを所有しており、23%は12ヵ月以内に購入しようと考えている。合わせるとじつに63%にものぼる。この「iPad + Kindle」層はやはり本の虫で、本をよく読む層ほどKindleを必要としていることが分かる。昨年アマゾンは800万台以上のKindleを販売したと推定されているが、こんな共存が行われていたわけだ。 [ 続きを読む ]
米国で最近行われた、子供と家庭の読書傾向に関する調査の結果が公表され、両親に比べて子供のほうがE-Bookや読書に積極的という興味深い結果が明らかになった。9~17歳の6割あまりがKindleやiPadなどの電子デバイスでの読書に関心を持ち、同年齢の3分の1は、E-Readerで沢山の本に触れることができれば、もっと多くの本を「楽しみに」読むだろうと回答。むしろ成長にしたがって「本離れ」「携帯依存」が生じていく傾向が明らかになった。日本では「デジタルは人格形成にゆがみを生じる」とまで言われているが、ゆがんでいるのは中身を問題とせずにデジタルを憎悪する心であることを、今回の調査は示している。 [ 続きを読む ]