Tagged "E-Bookの価格"

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ランダムハウス社が図書館向けE-Book大幅値上げの波紋

米国図書館向けのE-Bookの提供継続で合意したランダム・ハウス社(RH) [»関連]は3月2日、販売価格を最大3倍に引上げた。値上げショックは全米に広がっており、50%程度を予想していた図書館関係者の失望は憤激に変わりつつある。「大手出版社は図書館を憎んでいる」と受け止めた関係者も少なくない。事態が感情的に悪化する前に、透明性があり、合理的、妥当なビジネスモデルを出版社が提案し、図書館の合意と協力の下に確立していく積極性が求められる。 [ 続きを読む ]

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E-Book価格問題ノート(1):価値と費用

No.48 (08/18)に掲載した「E-Bookの価格問題」の記事(本日一般公開)について、読者の方からコメントをいただいた。印刷本の20~30%引き、という欧米の消費者調査の結果を「だいたい予想していた高数字」と見ておられるが、同意見の方は少なくないと思う。自分が本を買う立場として考えるとそんなところだろう、ということだ。しかし、採算性の読めない(比率的にはハイリスクな)商品群を扱う当事者としては、値引きをしてさらに売上を減らし、赤字を拡大することへの不安は強い。現に、ご指摘のように、コンテンツには「売れないと高くなる」という性質もある。ここでは、本誌なりの問題提起として、価格問題へのアプローチをノートにまとめ、読者諸賢の批判に委ねたいと思う。 [ 続きを読む ]

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アマゾンが日替わりプログラム Kindle Daily

アマゾンは8月24日、Kindle Daily Dealというマーケティング・プログラムを始めた。24時間限定で毎日1冊を大幅(初日は80%)に割引き、Kindle FacebookやTwitterを通じて宣伝、販売するもので、初日は2006年のベストブック50に選ばれたケイト・ディカミロの名作『エドワード・トゥレーンの不思議な旅』(The Miraculous Journey of Edward Tulane, Candlewick Press, 2006)でスタートした。通常価格$6.99を$1.39 (105円)で販売する。版元のキャンドルウィック社は、マサチューセッツ州サマーヴィルにある創業20年の独立系児童書出版社。 [ 続きを読む ]

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E-Bookの「適正」価格問題と消費者心理

価格戦略を中心としたマーケティング調査で定評のあるサイモン・クーヒャー社(Simon-Kucher & Partners)が、今年の4月に米国、英国、ドイツの3ヵ国の書籍購入者を対象に行った調査で、E-Bookの低価格化への要望が強いことが分かった(標本数=250)。とはいえ、そう単純ではない。おおむね印刷書籍の65~70%程度を適正水準と考えているようだが、消費者にとって本の購入は一種の投資であり、そこには結果に対する期待値と満足水準、失望への不安(つまりリスク)などが絡むからだ。なお大ざっぱに言って、E-Bookの普及率は、米国では一般消費者の10%台前半、それを追う英国で10%未満、ドイツでは1%台と見られる。
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エージェンシー価格制でアップルと大手版元5社を集団提訴

E-Bookのエージェンシー・モデル(元売りが小売価格を決定する代理販売制)は、独禁法上の問題も調査されているが、8月9日、アップルと“ビッグシックス”の大手6出版社に対して、北カリフォルニア地区連邦地裁に集団訴訟(クラス・アクション)が提起された(→リリース)。法律事務所のハーゲンス・バーマンが窓口となったもので、被告が共謀してアマゾンなどによる割引販売を不可能にして小売価格を引上げ、消費者の利益を損なったというもの。詳細はこの文書で知ることが出来る。 [ 続きを読む ]

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E-Bookの価格決定問題:実験と分析 (♥)

E-Bookは徹底的にマーケット指向の商品であり、いくら価格を機械的に固定しようとしても、最適価格の追求は止めることが出来ない。出版社もオンラインストアも売上を最重視し、売上=利益はリアルタイムで計算できるからだ。4年あまりの米国での「社会実験」の結果、価格についてかなりのことが判明してきた。重要なことは、昨年はアップルとともにエージェンシー価格制の徹底に動いた大手出版社が、今年は姿勢を緩和し、市場から学ぼうという意識を持つようになったことだ。油断のならないパートナーであるアマゾンとともに。[全文=会員] [ 続きを読む ]

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アマゾンと中堅出版社が“価格実験”セール (後) (♥)

アマゾンと出版社の微妙な関係

「消費財」でも「耐久財」でもあり、「買回り品」でも「生鮮品」でもある本の価格設定は最も難しいものの一つだろう。価格と販売額の関係もあまり分かっていない。だから、例えば高名な経済学者のように「ある本の販売総額はその本の内容によって決まっており、価格設定によって大きく変わることはない。」と言って片付けることもできた。[全文=♥会員]
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アマゾンと中堅出版社が“価格実験”セール (前)

アマゾンは6月1日から15日までの半月、Kindle Sunshine Dealsという期間限定の販促キャンペーンを行っている。旅行シーズンを前に大幅ディスカウントを行って市場を刺激するとともに、価格の販促効果を計測しようという「社会実験」で、出版社の参加を得て、600点以上の書籍を、$0.99、$1.99、$2.99の3種類の価格で販売する。中堅以下の出版社が参加し、評価・実績の高かった既刊書を扱っている。eBook Market Viewによれば、最初の4日間でかなりの販売を記録したもようだ。 [ 続きを読む ]

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定価販売で中世に退行するフランス出版界

世界的な市場調査会社であるGfK Groupは、無作為に抽出されたフランス人のインターネット・ユーザー1,000人を対象に行った読書傾向調査の結果を発表し、14%がE-Bookを読み、うち約半数がもっぱらE-Bookばかりを読んでいる、という結果を発表した。面白いのは、コンテンツの消費は平均3ユーロで、39%がオンライン書店を利用し、34%がアプリを使用する一方で、34%がもっぱら無償E-Bookだけを利用し、じつに29%が海賊版の利用を認めていることだ。デバイスは圧倒的にPCで、スマートフォンも多くはない。 [ 続きを読む ]

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E-Bookの適正価格が分かった!? (♥)

同じく本ではあっても、E-Bookと印刷本は本質的に異質な商品だ。同じ音楽を扱っていても、イベント、CD、ダウンロードが異質であるように、E-BookとP-Bookでは商品特性が違いすぎる。そこで問題は、印刷本を絶対的基準としている現在のE-Bookの標準的価格設定は全くの見当違いではないかということだ。そのことは(1)E-Bookネイティブな本におけるケース、(2)有名著者が複数の形態で出したケース、(3)一般商品の価格設定で使われる価格感度の分析などから、かなり具体的に明らかになってくる。これはE-Bookの場合、コストが一定なので単純に「売上最大化」だけを考えればよいためだ。そこから、E-BookとP-Bookの斬新な組合せ方の試行も始まっている。[全文=会員] [ 続きを読む ]

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