活発な市場では市場調査も活発に行われる。しかし、リーディング・デバイスとなると、PCの出荷データのような客観性に乏しく、数字はすべて推定なので、過去の数字も明日の数字も、仮定と仮説に左右されて大きく揺れる。それは基本的にタブレットとE-Readerの関係をどう見るか、というところから来ている。当初、多くの人がiPad(カラー汎用機)はKindle(白黒専用機)を食うと考えた。事実はそれに反したが、Kindle Fireの登場によって、E-Reader衰退論が復活してきた。[全文=♥会員] [ 続きを読む ]
米国で最も権威ある世論調査会社ハリス社の調査によると、米国の成人(18+)の28%がKindleのようなリーディング・デバイスを使用していることが明らかになった。昨年夏には15%だったので、年を挟んで2倍近く伸びたことになる。2012年には普及率は50%近くに達する。またデバイス所有者の印刷本を含めた読書は活発で、年間20点以上を読む人は29%、11~20点が21%、6~10点が24%となっている。 [ 続きを読む ]
2010年のホリデー・シーズンと同様、E-Bookの売上がまたも急上昇していることが確認されているが、1月23日に米国のNPOシンクタンク、ピュー・リサーチ・センターが発表した最新レポートで、タブレットとE-Readerの普及も倍増に近いペースで進んだことが明らかになった。これで3年連続だが、ベースが高くなっているので出版全体への影響は過去2年とは比較にならないだろう。 [ 続きを読む ]
本誌では、米国における2009-2011年のE-Bookの爆発的成長は、本というものが印刷本と従来型出版の重力圏から離脱するための推進力を与えたと考えている。出版の重力はとてつもなく大きかったが、アマゾンのプラットフォームはついに離脱に成功し、他のサービスもそれに続いた。その次に来るものは、安定成長だろうか、それとも別の惑星への自由な飛行だろうか。最新の調査は、米国の出版関係者が、これまでのような直線的な成長が終わりつつあると感じていることを示している。[全文=♥会員] [ 続きを読む ]
「E-Bookと印刷本はどちらが読みやすいか」という議論は、デジタルリーディングが普及した米国ではあまり聞かれなくなったが、そうでないドイツでは「デジタル懐疑派」も根強い。このほどマインツのヨハンネス・グーテンベルク大学(JGU)メディア・コンバージェンス研究ユニットなどが中心になって行った認知科学的研究で、紙、Kindle、iPadの読書体験に「違いはない」という判定結果が出た。しかし、被験者のほとんどは、「やっぱり紙が好き」と回答。このグーテンベルクのお墨付きはドイツ人を納得させるだろうか。 [ 続きを読む ]
フランスのE-ReaderメーカーBookeenは10月11日、独自の電子インク高速化技術High Speed Ink System (HSIS)を使った新製品Cybook Odysseyを発表した。タッチスクリーンの応答速度を速くし、操作性、視認性を高めたもので、欧州先行発売となるが、価格はまだ発表されていない。なお、同社はOpus、Orizonといった、カラフルでスタイリッシュなE-Reader製品のシリーズで知られており、Bookeenstore.comは、仏語コンテンツ5万点(仏Kindleは3.5万点)を提供している。 [ 続きを読む ]