EB2ノート(13):出版社の挑戦
E-Bookが儲かることは、すでに米国で証明された。このトレンドに乗ることはさして難しくないだろう。しかし、メガ・プラットフォームが提供する環境に対してせっせとコンテンツを提供しているだけでは、出版社の地位(社会的機能)は保証されていない。E-Bookは本とは違って完全な商品ではなく、環境の中での部品、素材に過ぎない。印刷会社や取次とは違って、メガ・プラットフォームは出版社を尊重してくれない。出版社が独立性を主張できるためには、読者とのコンテクストを形成し、管理する主体となる必要がある。 Read more
ネット時代に出版の復権を考える (1):脱工業化
出版とは何か? これはE-Bookを考える際の出発点であり、ゴールでもある。E-Bookは従来の活字文化資産の継承とともに、デジタル時代のコミュニケーション基盤の利用を意味しており、それほどの歴史的意味を持っている。前者の中身も問題とされなければならないが、後者はこの20年の間に激変しており、とりあえずはF2F以外の、メディアを介したコミュニケーションが基本的にデジタルになるということの意味から確認する必要がある。 Read more
ビジネスモデル (3) :フリーは敵か味方か?
2009年の米国や英国の出版統計が出てきているが、いずれも印刷本が横ばいでE-Bookが急成長という傾向を示している。不況下としては大いに期待を持たせるものだ。E-Bookがまだ出荷額の5%未満であるとしても、著作権切れコンテンツを含む総出版点数で上回ったことが重要だ(Bowker Report)。またE-Readerの急増に関わらず、廉価なE-Bookが印刷本の販売を減らす(カニバリ)という事態は、これまでのところ兆候も出ていない。E-Bookの出版と利用は加速度的に伸びていくだろう。いまこそ出版社にはマーケティングが必要だ。 Read more
マクミラン社がE-Bookの価格方針を発表
3月2日、マクミラン社のCEO、ジョン・サージェント (John Sarjent)氏が同社のブログで、E-Bookのリリース方針について見解を発表した。読者の疑問や批判に答え、エージェンシー・モデルと呼ばれる新しい小売モデル、電子版のリリース時期、価格政策について明らかにしており、やや遅すぎる観もあるが、出版人としての責任を自覚した発言は評価できる(ライオンに狙われたシマウマのように「結束」を固める日本の出版社はみっともない)。 Read more
「離陸する電子書籍ビジネス」を概説
ICTコンサルタントの林 雅之氏が「離陸する電子書籍ビジネス」について連載。日本での出版業界(書籍・雑誌)の最近の動き、原口総務大臣の「ビジョン」にも登場したという「電子教科書」にもふれていて、現状をわかりやすく整理している。(Alternative BLOG) Read more
O’Reilly TOC Conference [終了]
The O’Reilly Tools of Change for Publishing Conference
日時:2010年2月22-24日/会場:New York Marriott Marquis Times Square
主なテーマ・トピック:
・モバイルWeb
・新しい出版ビジネスモデル
・デジタル流通における地理的境界の低下
・読者はなにを望むのか
・本のための”仕事”はどうあるべきか再考する、など。
2010年代の「出版」を考える [終了]
【イベント概要】 グーグルの「ブック検索」、アマゾンのキンドル、アップルのiPhoneや噂されるタブレットなど、インターネットと結びついた電子出版・電子読書のしくみが登場するなかで、出版の仕組みは大きく変容しそうな状況を迎えている。今回は特に、書き手と出版社の仕組みを中心に徹底的に議論。出版社は意味を持つのか、印税90%化は可能か、読者を引きつけるコンテンツをどう生み出すのか。 Read more
版元ドットコムの電子書籍「勉強会」が盛況
出版社が共同で書誌DBを運営し、ネット上での書籍販売を行うなど流通改善を目的とする版元ドットコム (156社加盟)が12月2日、東京電機大学で「勉強会」を開催した。仲俣暁生氏が、「マガジン航」にレポートを書いているが、200名あまりが参加したという。出版関係者の間で、電子書籍への関心が確実に高まっているようだ。(12/07) Read more
窮乏化するコンテンツクリエイター
日本の出版ビジネスを支えてきた漫画の衰退が著しい。小林氏は「漫画の制作現場をジワジワ覆い尽くすワーキングプア問題の解決に着手しないかぎり、真の漫画活性化は進まない。」と述べている。「アニメの殿堂」予算を回したら? (東洋経済) Read more
電子書籍リーダーは出版業界を救えるか
ロイターの記事の翻訳。売上げ減に見舞われている出版業界は電子書籍リーダーに期待をかけているが、今はまだデバイスも電子書籍の品揃えも不十分、という専門家のコメントを紹介している。 Read more







