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	<title>EBook2.0 Forum &#187; E-Reader</title>
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		<title>E-Readerの価格戦争 (1)：次の主役は出版社</title>
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		<pubDate>Fri, 25 Jun 2010 09:36:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
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		<description><![CDATA[KindleやNookを中心に、E-Readerの低価格化が始まった。これは「値崩れ」ではなく米国における市場の量的→質的変化を示すものだ。E-Readerの主流はガジェット市場から外れて実用的な「読書端末」になり、ユニ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/price_cut.jpg"><img class="alignleft size-full wp-image-3482" title="price_cut" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/price_cut.jpg" alt="" width="144" height="107" /></a>KindleやNookを中心に、E-Readerの低価格化が始まった。これは「値崩れ」ではなく米国における市場の<span style="color: #cc0000;">量的→質的変化</span>を示すものだ。E-Readerの主流はガジェット市場から外れて実用的な「読書端末」になり、ユニークなバリエーションが生まれる。しかし、ハード側の多様化に目を見張るより前に、端末が低価格化がコンテンツビジネスに質的変化をもたらすことを重視すべきだろう。周回遅れにされた日本は、この変化に注目することでむしろ遅れを短縮できるかも知れない。<span id="more-3474"></span></p>
<h3>E-Book市場の第2段階：「普通人」マーケットへの登場</h3>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/barnes-noble-nook-300x165.jpg"><img class="alignright size-full wp-image-3476" title="barnes-noble-nook-300x165" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/barnes-noble-nook-300x165.jpg" alt="" width="240" height="132" /></a>B&amp;NはNookの3G版を199ドルに値下げし、Wi-Fi版を149ドルで発売した。アマゾンもKindle 2を189ドルに値下げした。4月時点でNookのWi-Fi版は199ドルになると予想されていたので、B&amp;Nは値下げのペースを速め、幅を広げたことになる。B&amp;NのリンチCEOは1年以内に100ドルまで下がると予測している。単純に考えて今回の専用モノクロリーダの値下げは、中国製の低価格機に押されてというよりは、80日間で300万台に達したiPadに押された可能性が高い。400ドル台のカラー液晶多機能タブレットに対して、200ドル台の白黒電子ペーパー端末の魅力は薄れたということだろう。</p>
<p style="padding-left: 30px;">しかし、別の見方もできる。200ドル後半の専用リーダは、初期の有力市場であった高学歴・都市近郊・高所得の読書家層への普及が一巡したことで成長力が落ちていた。アマゾンやB&amp;Nは「マス」マーケットに目を向け始めたということだ。一般市場は流行に敏感な若者と価格に敏感な成年層を含む、多種多様で難しいマーケットだが、それが主戦場であり、価格や読書体験、デザイン性など、ターゲットごとに柔軟できめ細かい対応が不可欠となる。アップルにしてもiPadの第一段階の成功はホームグラウンドでのもので、その外側にどれだけ広げられるかという段階に入っていると思われる。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/220px-Patent1904-RasierhobelKingC-Gilett.jpg"><img class="alignleft size-medium wp-image-3484" style="margin-left: 0px; margin-right: 6px;" title="220px-Patent1904-RasierhobelKingC-Gilett" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/220px-Patent1904-RasierhobelKingC-Gilett-217x300.jpg" alt="" width="174" height="240" /></a>アマゾンもB&amp;Nも、「普通人」マーケットへの参入条件が徹底した低価格であることは認識している。専用E-Readerは、ガジェットとしては弱い。現在市場で入手可能なE-Bookのほとんどは、印刷本の電子化であって「読む」以外の機能はWebのサービスとして提供されるしかない。「安い本」「入手可能な絶版本」として以上の価値（重さと嵩をとらない）を重視するのはやや富裕な層しかない。専用E-Readerはもはやガジェットではなく、安い本を手軽に読むための実用品となったわけだ。100ドル以下の端末は景品としても、<a href="http://ereads.com/2007/11/king-gillette-and-kindle.html" target="_blank">ジレットの安全剃刀</a>のようにも使われることになるだろうし、一人が数台のE-Readerを使い分けるのもふつうになる（日本の電子辞書市場は従来の形では存続不可能になる）。</p>
<p style="padding-left: 30px;">仮にE-Bookが印刷本の半額とすると、年間300ドルほど本を購入する人にとっては、150ドルの端末なら十分に引き合う。200ドル台後半なら500ドルほど購入しないと元が取れない。つまり多くの米国人にとって、150ドルなら合理的な選択となる。100ドルなら選択の余地がないほどだ。本は「教養・娯楽」費に分類されることが多いが、音楽や観劇と違って本には自己啓発としての投資的側面があり、すでに多くの古典や多くの実用書を含む著作権切れ本が無料で読めることを考えると、150ドルの投資は平均的アメリカ人にとってよい投資にもなる。</p>
<h3>E-Book主導で急成長する出版業界の競争は激化する</h3>
<p style="padding-left: 30px;">E-Readerの低価格化はB&amp;Nやアマゾンが主導して進行しているが、出版社にとっての影響は大きい。E-Book市場は年300％あまりと爆発的な成長を続けているが、低価格端末はユーザーベースを拡大するから、出版社にとっては、急成長するE-Book市場でのシェアが気になってくる。シェアを拡大するためには、マーケティングと柔軟な戦略が条件となるが、配信プラットフォームに頼らないで読者にアクセスする方法と仕組みを早急に確立しなければ、出版社の相対的な地位は、市場の拡大とともに低下するだろう。工学的プロセスを伴うWebマーケティングは、米国の出版社にとっても未経験な領域である。内部の人材では追いつかず、他業種からヘッドハンティングで集めることになるだろう。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/marketing.jpg"><img class="size-full wp-image-3485 alignright" style="margin-left: 6px; margin-right: 0px;" title="marketing" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/marketing.jpg" alt="" width="150" height="86" /></a>これまでのE-Book市場はアマゾンなど配信プラットフォーム主導であったが、これからは出版社も主体的に参加することになり、同業間の買収が活発化するだろう。出版社は、出来た本を効果的に売る（アマゾンやアップルの）配信プラットフォームに対して、売れる本をつくり、さらに市場を連続的に拡大させるプロアクティブなソーシャルネットワーキング・プラットフォームを必要としている。読者コミュニティの規模や性格にもよるが、大出版社はより強力なプラットフォームを必要とする。流通に対する出版側の抵抗が目立った局面は終わり、出版社間の競争は激化するだろう。</p>
<p style="padding-left: 30px;">ゲームや音楽、映画と異なり、本の「用途」は多様である。人間の知的活動のすべてに結びついており、ビジネスや教育、研究開発などと融合してもいる。他のコンテンツと違って、知識産業として社会の生産性を高め、経済成長を先導することができる。印刷と物流から自由になり、オンラインで消費者と結びつくことで、出版にはいくらでも成長できる余地が生まれているが、そのためにはマーケティングのプラットフォームを構築しなければならない。他業界からの買収も起こるだろう。（鎌田、06/25/2010）</p>
<h4 style="padding-left: 30px;">参考記事</h4>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.nytimes.com/2010/06/22/technology/22reader.html?ref=business" target="_blank">In Price War, E-Readers Go Below $200</a>, By Brad Stone, NYTimes, 06/21/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://ereads.com/2007/11/king-gillette-and-kindle.html" target="_blank">King Gillette and the Kindle</a>, by Richard Curtis, E-Reads, 11/20/2010</p>
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		<title>LAトーク(4)：高等教育がニッチ市場となる米国</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2010/06/la-talk-session-ta02/</link>
		<comments>http://www.ebook2forum.com/2010/06/la-talk-session-ta02/#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 12 Jun 2010 11:03:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Discussion]]></category>
		<category><![CDATA[Log Book]]></category>
		<category><![CDATA[E-Reader]]></category>
		<category><![CDATA[ニッチ市場]]></category>
		<category><![CDATA[専用]]></category>
		<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[電子教科書]]></category>

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		<description><![CDATA[LAの立入さんからの第2信をお届けする。一般書のマスマーケットは規模が大きいが、そこは巨大企業の主戦場で、E-Bookビジネスとしてのリターンはあまり期待できない。実用書は昔から多くのニッチ企業が共存してきた分野で、E- [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Tachiiri_s.jpg"><img class="alignleft size-full wp-image-3136" style="margin-left: 0px; margin-right: 6px;" title="Tachiiri_s" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Tachiiri_s.jpg" alt="" width="90" height="103" /></a>LAの立入さんからの第2信をお届けする。一般書のマスマーケットは規模が大きいが、そこは巨大企業の主戦場で、E-Bookビジネスとしてのリターンはあまり期待できない。実用書は昔から多くのニッチ企業が共存してきた分野で、E-Bookにおいても同じようなニッチが生まれるだろう。立入さんは、とくに大学・大学院のニーズを分析し、潜在的に高い市場性を明らかにしている。レベルの高いアメリカの高等教育現場（中国やインドの留学生が多い）で高機能のE-Bookが普及したら…と考えてしまう。日本でも実用書出版社による「<a href="http://gihyo.jp/news/nr/2010/06/0802" target="_blank">電子書籍を考える出版社の会</a>」が立ち上がろうとしているが、日本が教育IT革命の波に置いていかれないようにぜひ頑張って欲しいものだ。（鎌田）<span id="more-3380"></span></p>
<p style="padding-left: 30px;">
<h1>電子出版市場としての教育の可能性</h1>
<p style="text-align: right;"><strong>立入勝義</strong></p>
<p style="padding-left: 30px;">鎌田様</p>
<p style="padding-left: 30px;">プロジェクトの締め切りにしばらく追われておりまして、返信が遅れました。NBAファイナルは昨夜(11日)第4戦が終わり、レイカーズが負けて対戦成績が２対２のタイとなり、こちらではすごい盛り上がりを見せています。ネットで調べると、残り２戦あるLAでの両試合のチケットの相場は一席400～54000ドル(!)とすごく高騰しているのが分かります。不況とはいいながらも、あまりにもたくさん競争相手が倒れてしまい、勝ち組は儲かりつつある構図ができているのだと思います。と言ってもここ<a href="http://www.google.com/publicdata?ds=usunemployment&amp;met=unemployment_rate&amp;idim=county:CN060370&amp;dl=en&amp;hl=en&amp;q=unemployment+rate+los+angeles" target="_blank">LAの失業率</a>は現在12.3％と依然高水準で、しかもこの数字はあくまでも「失業保険受給者」の数と言われています。アメリカにはビジネスで独立している人も多いですから、実質はこの倍あったとしても不思議ではないように思います。</p>
<p style="padding-left: 30px;">前回の<a href="http://www.ebook2forum.com/2010/06/la-talk-session-ta01/" target="_blank">「パンドラの箱」</a>へのコメントありがとうございます。たしかに神話の最後には「希望」が残っていたということですが、これはアップルによって、これまでマイクロソフトやGoogle、アドビといった巨大企業の主導で動いていた市場の流れが変わる可能性が見えたということ、そしてより「オープン」で革新的なコンテンツやプラットフォームが生まれてくるということではないかと思います。アップルの素晴らしいところは、市場の声を反映させながら自分たちのビジョンを確実に実現していくところで、スティーブ・ジョブズはまさしくアーティストだと思います。これからはこのように市場の声を着実に自身のビジネスモデルに反映させていくことのできる企業が生き残っていくことでしょう。激変が続く日本での政治も同じではないかと思うのですが。</p>
<p style="padding-left: 30px;">&#8220;EBook2.0&#8243;がもたらす読書体験については私も同感です。私は去年の春から一貫して「電子出版の醍醐味は紙出版ではできなかったことを実現することだ」と力説してきています。これまでの印刷本のユーザーエクスペリエンスをそのまま踏襲するだけでは何のイノベーションも生まれません。PCとWebでできていたことをいまさら端末を変えてやりなおすだけでは、何の芸もないばかりか、長い目で見て出版の市場規模が縮小していくだけだと思います。</p>
<p style="padding-left: 30px;">この点で、私は電子出版とソーシャルメディアの専門家として、できるだけ目先の動きにとらわれずに大局観をもって市場を分析していきたいと考えています。また、私はただのジャーナリストではなく電子出版業を生業とする者でもありますので、そういう点でビジネスチャンスを見つけたら果敢に攻めていきたいとも考えています。先日書き上げた自著『電子ブック開国論』（出版準備中、版元未定）で説いた「開国論」というのは日本独自の武器をうまく見つけて、それをもって世界に打って出るべきだという考えです。もちろんこれを達成するためには、書き手（作り手）も読み手も考えを変えていかなければならず、そのために必要なのは<span style="color: #cc0000;">より実用的で採算性の高いプラットフォームとビジネスモデルの構築</span>だと考えています。これらはクリエイターとしての書き手や、消費者である読み手の仕事ではなく、プロデューサーである企業群が遂行していくミッションです。しかし、残念ながら今のところこういった大局観をうまく見据えた動きをしているところは少ないようです。</p>
<p style="padding-left: 30px;">さて、今回は頂いたテーマである電子出版と教育の可能性についてお話したいと思います。３つのお題を頂きました。</p>
<ol>
<li>学生はどんなE-Book/E-Readerを必要とするのか</li>
<li>教育/教科書専用E-Readerに専用機は必要か</li>
<li>教育市場においてニッチは成立するか</li>
</ol>
<h3>1. 学生が求めるE-Book/E-Readerとは</h3>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/kindlepace1.jpg"><img class="alignleft size-medium wp-image-3387" style="margin-left: 0px; margin-right: 6px;" title="kindlepace" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/kindlepace1-270x300.jpg" alt="" width="189" height="210" /></a>学生が必要とするE-Readerですが、まず最初にこのポジションを狙ったのがAmazonのKindle DXでした。最初のKindle（6インチ）よりもかなり大きなこのDX（9.7インチ）を私も所有していますが、画面はやはり見やすくPDFビューワーを搭載している点や、画像が縦横に切替わる機能などは、この端末をかなり便利にしていると思います。しかしながら、Kindle DXは学生たちには支持されず、今アメリカでもっぱら話題になっているのはやはり多機能端末であるiPadです。リリース直後にアメリカの名門大学のいくつかが「帯域の問題」からiPadのキャンパス内での使用を禁止した、という話が話題になりました。その一方では、新入生に向けてiPadやMacBookを無償提供することを打ち出している学校もあるようで、これは人気があり裕福な子女をたくさん抱えている大学と、少しでも多く良質の学生を獲得しようと躍起になっているアメリカの大学の姿が垣間見られます。日本でも恐らく同じような話がもちあがると思いますが、インターネットを巡るインフラがよく整備されている日本では、少なくとも「帯域」による問題はおきないのかも知れませんね。</p>
<p style="padding-left: 30px;">私は、近い将来学生たちの間にE-Bookが浸透するのは時間の問題だと見ています。これまでにもアメリカでは、企業が大学のキャンパスを自社製品を普及させる場所として活用しており、製品を寄付するなど積極的な支援活動を行ってきました。これを最初に有効活用して学生から強い支持を受けたのが、他の誰でもないアップルですし、その次にはDELLやマイクロソフトが盛んに自社製品を売り込みました。私が通っていたコミュニティカレッジでは、当時マックが主流でしたが、UCLAに編入してみるとすでに主流はWindowsに移行しつつありました。御存知のように、UCLAはアメリカで最初にインターネットの接続実験が行われた２校（のちに４校）のうちの一つですから、ネットインフラは当時からかなり整備されており、接続速度も他のどこよりも圧倒的に速く、Bruin Online という学生対象の独自プロバイダ事業まで手がけていまして、これは今日も存在しています。</p>
<p style="padding-left: 30px;">学生が求める主要な機能としては、</p>
<ol>
<li> 軽い　（アメリカの教科書は日本と比べてかなり分厚く重い。学生は常にバックパックにそれらを詰めてキャンパスを歩きまわるため負担が多い。）</li>
<li> 電子書籍版の教科書が安価で購入できる　（学費も高騰しているため、中古教科書市場は大きなものとなっています）</li>
<li> インターネットに接続できる（メールやウェブサイトのチェックなど）</li>
<li> カラーで見やすい　（やはり教科書は図解などが多いのでカラーのほうがよい）</li>
<li> コメント機能やブックマーク機能　（それらを共有できればもっといいのかも知れません）</li>
</ol>
<p style="padding-left: 30px;">などがあげられると思います。ちなみに、（日本の大学はどうか知りませんが）アメリカの大学では板書というものがあまりなく、教科書への書き込みやノートテーキングが成功のために重要なカギとなっています。欠席をしたりノートをうまく取れなかった学生のために、授業ノートが売買されたりするくらいです。アメリカの学生にとって、いかに学期ごとの教材費を下げるかは死活問題ですから、それらをサポートするような内容に関しては無条件に受け入れられると思います。</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<h3>2. 教育/教科書専用E-Reader端末の是非</h3>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/4_kno_library.jpg"><img class="alignleft size-medium wp-image-3384" style="margin-left: 0px; margin-right: 6px;" title="4_kno_library" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/4_kno_library-300x187.jpg" alt="" width="240" height="150" /></a>先日私の「<a href="http://www.ichikarablog.com/" target="_blank">意力ブログ</a>」で電子書籍ベンチャーである<a href="http://www.kno.com/the-kno.html" target="_blank">Kno</a>社が開発した<a href="http://ichikara.sakurainternetusa.com/message/lmdp/1766.html" target="_blank">電子教科書端末についてのエントリーを</a>あげたところでした。まだ発売日は未定で、価格も1,000ドル以下ということしか分かりませんが、私はこの端末のデモと発表内容を見て面白いと思いました。1,000ドルという価格は一見バカバカしく映ると思いますが、学生の本分は勉強であり、デモ動画で実践されているような内容が可能であるならば、この端末を面白いと思う学生は多いと思います。特にソフトウェアの面で複雑な理数系の数式や記号などを簡単に使えるものというのはそう多くなく、学生などは<a href="http://www.wolfram.com/products/mathematica/index.ja.html" target="_blank">Mathematica</a>のようなソフトをよく利用していますが、このソフトは普通に買うと2,000ドル以上もするようなソフトです。</p>
<p style="padding-left: 30px;">このテーマを考えるときには</p>
<ol>
<li> アメリカの学生はもともと計算機に対する依存度が高かったため、教育用端末に対しての心理的抵抗感は低く、依存心が高い。</li>
<li> テキストが重く高いため、それらを軽減してくれる電子教科書端末は重宝される</li>
<li> 企業がPRの一環として大学を取り込むことに熱心である</li>
<li> これまでのような専用ソフトを代替するような簡易アプリが登場するかどうか</li>
<li> 教育専用端末か、汎用機向けの専用アプリか？</li>
</ol>
<p style="padding-left: 30px;">という点がポイントになるように思います。そしてこれらは日本の大学とは事情が異なるかも知れません。また、電子教科書専用端末がノートPCやスマートフォンと競合するかどうかということも大事な点だと思います。私がiPad（に代表されるタブレット機）を「パンドラの箱」と呼ぶ理由の一つは、このようなシェアの奪い合いです。今やアップルはニッチではなくなってきているわけですから、iPadが他の端末のシェアを奪っていくことも十分に考えられるわけですし、もちろん他のハードメーカーも気が気ではないと思いますので、Android端末（あるいは<a href="http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2732496/5832276" target="_blank">Chrome OS</a>搭載機）に対しての期待は否が応にも高まると思います。</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<h3>3. 教育市場においてのニッチ</h3>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/product4.png"><img class="alignright size-medium wp-image-3385" title="product4.png" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/product4-300x210.png" alt="" width="189" height="132" /></a>ここでおっしゃられている「ニッチ」がどのような観点でのお話なのかよく理解できているか分かりませんが、一般的な話をすると教育市場におけるニッチは十分に存在しうると思いますし、またビジネスチャンスとして見た場合には、むしろ<span style="color: #cc0000;">一般的な電子出版市場よりも成功する可能性が高い</span>のではないかと思います。少し長くなりましたので、以下にポイントだけを列挙したいと思います。<span style="color: #888888;">（写真はいずれもKnoのdigital textbook）</span></p>
<ol>
<li>論文作成の際などに使用する学術論文の検索および寄稿機能</li>
<li>国際学術論文の検索（これは盗用や剽窃といったものを防止するためにも使われます）</li>
<li>Web上では検索できないような専門的資料、格式のある資料の検索（例えば<a href="https://www.lexisnexis.com" target="_blank">Lexis/Nexis</a>や大学図書館の資料などがこれにあたります）</li>
<li>チュータリングやフォーラムなどの意見交換に関するサービス</li>
<li>専門的な記号や図式などを表現するのに特化したアプリや端末の開発および設計<a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/product2.png"><img class="alignright size-medium wp-image-3386" title="product2.png" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/product2-300x210.png" alt="" width="192" height="134" /></a></li>
<li>図面に関するもの（図面作成、アーカイブ、補正など）</li>
<li>医学書などの専門的内容を表示するに特化したもの</li>
<li><a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Medical_College_Admission_Test" target="_blank">MCAT</a>（医学系）や<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/Graduate_Management_Admission_Test" target="_blank">GMAT</a>（経営系）、<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Law_School_Admission_Test" target="_blank">LSAT</a>（法科系）などの専門大学院入試から始まり、司法試験（Bar Exam）や会計士（CPA）試験などの準備に関連するもの。あるいはその職にあるものが使う専用の端末および辞書</li>
<li>音楽業界における譜面や歌詞などに関連するもの</li>
<li>年表、絵画や古文書などの（古）美術品などの閲覧に特化したもの</li>
<li>NPOの活動報告書や上場企業の決算書などをアーカイブしたようなもの（MBA学生用）</li>
<li>日本語や中国語などのアジア言語、あるいはアラビア語やアフリカの言語などマイナーな言語を学ぶためのもの</li>
</ol>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/product5.png"><img class="alignright size-medium wp-image-3388" style="margin-left: 6px; margin-right: 0px;" title="product5.png" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/product5-300x216.png" alt="" width="189" height="136" /></a>上記はほんの一例ですが、これらを必要とするユーザーは一般ユーザーとは異なり<span style="color: #cc0000;">情報に対する対価の支</span><span style="color: #cc0000;">払いを惜しまない人たち</span>なので、数は少なくともビジネスとして成立する度合いが高いと思います。この市場の規模を理解する上で障壁となるのは、日本における高等学位（修士以上）の保有者の割合が米国に比べ圧倒的に低く、十分な認知とリスペクトが得られていない点ではないでしょうか。</p>
<p style="padding-left: 30px;">ところで最後に興味深い話を一点。2009年の<a href="http://www.census.gov/" target="_blank">US Census</a>（国勢調査）によると、25歳以上の男女で<a href="http://www.census.gov/population/www/socdemo/education/cps2009.html" target="_blank">修士以上の学歴を保有する者の割合</a>は10％以上であり、25-29歳ではなんと<a href="http://www.resourceshelf.com/2010/04/20/in-the-u-s-nearly-6-in-10-advanced-degree-holders-age-25-29-are-women-according-to-u-s-census/" target="_blank">女性が6割を超える</a>そうです。一方日本の電子出版市場においては主流がマンガと携帯であり、中には成人コンテンツの割合がかなり高いと聞いています。私は初期にKindleを買い支えた人たちの中には、活字好きであまり技術に詳しくはないが環境に敏感な白人のキャリアウーマンや教育関係者が多かったのではないかと考えているのですが、この統計を見る限りだけでも日本とアメリカにおける電子出版市場の成熟過程において、大きな方向性の違いがでてきそうなのが見て取れると思います。</p>
<p style="padding-left: 30px;">そして、ギリシア神話ではたしか「パンドラ」はゼウスによって作られた人間の女性でしたね、「パンドラの箱」に残されたものは「未来を予知する災い」。日本でiPhoneユーザーの中に女性の割合が増えているということからも、日本の電子出版の方向性について女性がカギを握っている、という何とも意味深なメッセージがここには込められているような気がするのですが、いかがでしょうか？ （立入、6月11日）</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<h4 style="padding-left: 30px;">シ リーズ「LAトーク」</h4>
<p style="padding-left: 30px;"><a title="シリーズ「LAトーク」(3)：教育という大市場" href="../2010/06/la-talk-session-ka0/">シリーズ「LAトーク」(3)：教育という大市場</a> by 鎌田、06/07/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a title="シリーズ「LAトーク」(2)：パンドラの箱は開いた" href="../2010/06/2010/06/la-talk-session-ta01/">シ リーズ「LAトーク」(2)：「パンドラの箱は開いた」</a> by 立入勝義、06/01/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a title="シリーズ「LAトーク」(1)：iPadの読み方" href="../2010/06/2010/06/2010/05/la-talk-session-ka01/">シ  リーズ「LAトーク」(1)：「iPadの読み方」</a> by 鎌田、05/31/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;">
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		<title>iPadプレビュー：Kindleの敵ではない。当分は</title>
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		<pubDate>Sat, 03 Apr 2010 12:44:57 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[iPadの発売が目前に迫り、アップル・ファンとメディアは過熱するばかり。最大の注目点は、どうしても Kindle vs. iPad になってしまう。本誌はこれが「虚妄」に過ぎないと言ってきたが、米国でのプレビューに目を通 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/steve-jobs-iPad1.jpg"><img class="alignleft size-medium wp-image-2230" style="margin-left: 0px; margin-right: 6px;" title="Apple" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/steve-jobs-iPad1-227x300.jpg" alt="" width="88" height="117" /></a>iPadの発売が目前に迫り、アップル・ファンとメディアは過熱するばかり。最大の注目点は、どうしても Kindle vs. iPad になってしまう。本誌はこれが「虚妄」に過ぎないと言ってきたが、米国でのプレビューに目を通した限り、そうした評価が広がりそうだ。今日のiPadは、明日のE-Readerのプロトタイプではあっても、今日のマーケットに影響を与えるものではない。ジョブズ氏はとうにご存じだが、問題は明日の市場を創造できるかどうかなのだ。<span id="more-2228"></span></p>
<p style="padding-left: 30px;">米国の電子出版コミュニティ・サイト <a href="http://digitalbookworld.com/2010/ipad-review-roundup-good-news-for-kindle/" target="_blank">digital book world</a> (dbw) では、4月3日にリリースされる iPadのプレビューをE-Bookへの影響（つまりKindle vs. iPad）に絞ってダイジェストしている。アップルは特定のインフルエンサーに限定して巧みに情報をリークすることで有名だが、今回も発売前の製品の提供を受けた「選ばれた」コラムニストがすでにレビューを掲載している（“アップル記者クラブ”のようなものか）。彼らの記事は瞬時にアクセスが急増するので、悪く書きようがないはずだが、必ずしもそうではないところがおもしろい。思い通りにならないという意地があるようだ。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/IPad1.jpg"><img class="size-medium wp-image-2233 alignright" style="margin-left: 6px; margin-right: 0px;" title="IPad" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/IPad1-199x300.jpg" alt="" width="179" height="270" /></a>WSJの<a href="http://ptech.allthingsd.com/20100331/apple-ipad-review/" target="_blank">モスバーグ</a> (W. Mossberg)は「新しいタイプのコンピュータ」として評価し、今日のコンピュータの機能を少なからず吸収するとしたが、E-Reader機能については、大型カラースクリーンを採用した一方、片手で持てず、読める本も少ない（45万冊の Kindle ストアに対して iPad は約6万冊）と指摘している。PCMag.comの<a href="http://www.pcmag.com/article2/0,2817,2362042,00.asp" target="_blank">ギデオン</a> (T. GiDeon)は、USBを欠いていることから、逆にコンピュータではなく iPod を大型化し機能を強化することを狙ったものとみた。NYTimesの<a href="http://www.nytimes.com/2010/04/01/technology/personaltech/01pogue.html?pagewanted=all" target="_blank">ポーグ</a> (D. Pogue)は、カタログが貧弱で、屋外では読みにくく、重量は約2倍、、コンテンツは iPad専用で<span style="color: #cc0000;">「これは新聞も書籍産業も助けるものではない」</span>と断定。USA Todayの<a href="http://www.usatoday.com/tech/columnist/edwardbaig/2010-03-31-apple-ipad-review_N.htm" target="_blank">ベイグ</a> (E. Baig)は、商品としてのiPadの成功を確信しながらも、愛書家には Kindleがやさしいとして、カタログの貧弱さに加え、iPad の価格、電池寿命、重量は読書には適さないとみている。</p>
<p style="padding-left: 30px;">KindleとSony Pocket Readerを愛用するChicago Sun Timesの<a href="http://www.suntimes.com/technology/ihnatko/2134130,ipad-ihnatko-ebook-ibook-033110.article" target="_blank">イーナツコ </a>(A. Ihnatko)は、価格、サイズ、電池寿命をKindleの優位として挙げ、E-Readerとしての比較では勝負にならない、とまで述べている。「数週間もつ」というKindleの電池寿命は、持ち運びが前提のE-Readerとしては最重要な要素のようだ。また259ドルのKindleには無制限の3G接続が付いているのに対して、iPad3G版はWi-Fi版より129ドル高く、月14.99ドルの接続料も追加的に必要になる。Kindle Storeの2年先行の利はかなり大きく、45万対6万は、愛書家にとっては決定的だ。もっとも iPadで Kindle StoreやBarnes &amp; Nobleが提供を開始すればその面の不利は消失する！ 結局、彼の結論は<span style="color: #cc0000;">「iPad以後、400ドル以上もする電子書籍端末は犬も食わない」<span style="color: #333333;">とい</span></span>うことだ。彼の言うように、E-ReaderはiPadの数々の機能の一つに過ぎない。</p>
<p style="padding-left: 30px;">最後に<a href="http://ipadtest.wordpress.com/2010/03/31/the-epub-ebooks-metadata-mess/" target="_blank">ケイン (M. Cane)</a>のブログは、iBookStoreのカテゴリとメタデータの混乱を皮肉っている。これなどはもちろん改善可能だが、本を売ってきた（ので読者を知っている）アマゾンと、本から遠いところにいたアップルの違いを物語るエピソードと言えるだろう。</p>
<p style="padding-left: 30px;">dbwのゴンザレスの記事は、皮肉たっぷりに「さてこれは“キンドル・キラー”か、それともアマゾンの新しいE-Book販売チャネルか」と結んでいる。（鎌田、0403/2010）</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<h4 style="padding-left: 60px;">参考：USA Todayのビデオ・レビューとアップル開発者のインタビュー</h4>
<p style="padding-left: 60px;"><object id="flashObj" classid="clsid:d27cdb6e-ae6d-11cf-96b8-444553540000" width="486" height="412" codebase="http://download.macromedia.com/pub/shockwave/cabs/flash/swflash.cab#version=6,0,40,0"><param name="bgcolor" value="#FFFFFF" /><param name="flashVars" value="videoId=63725499001&amp;playerID=30317506001&amp;domain=embed&amp;" /><param name="base" value="http://admin.brightcove.com" /><param name="seamlesstabbing" value="false" /><param name="allowFullScreen" value="true" /><param name="swLiveConnect" value="true" /><param name="allowScriptAccess" value="always" /><param name="src" value="http://c.brightcove.com/services/viewer/federated_f9/30317506001?isVid=1&amp;publisherID=29906170001" /><param name="name" value="flashObj" /><param name="flashvars" value="videoId=63725499001&amp;playerID=30317506001&amp;domain=embed&amp;" /><param name="allowfullscreen" value="true" /><embed id="flashObj" type="application/x-shockwave-flash" width="486" height="412" src="http://c.brightcove.com/services/viewer/federated_f9/30317506001?isVid=1&amp;publisherID=29906170001" name="flashObj" allowscriptaccess="always" swliveconnect="true" allowfullscreen="true" seamlesstabbing="false" base="http://admin.brightcove.com" flashvars="videoId=63725499001&amp;playerID=30317506001&amp;domain=embed&amp;" bgcolor="#FFFFFF"></embed></object></p>
<p style="padding-left: 60px;">
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		<title>「最新・電子書籍端末を分解」＝日経電子版</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2010/03/anatomy-of-ereaders/</link>
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		<pubDate>Mon, 29 Mar 2010 07:31:08 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
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		<description><![CDATA[日経新聞電子版が、日経BP社『日経エレクトロニクス』3月22日号の小谷記者の記事をもとに主要E-Readerのハードウェアと機能を分解・評価している。対象機種は Kindle 2、SONY Reader Daily Ed [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>日経新聞電子版が、日経BP社『日経エレクトロニクス』3月22日号の小谷記者の記事をもとに主要E-Readerのハードウェアと機能を分解・評価している。対象機種は Kindle 2、SONY Reader Daily Edition、Barnes &amp; Noble Nook の3機種で、とくにイーストの藤原氏のコメントが適確だ。<span id="more-2134"></span></p>
<h4 style="padding-left: 30px;">リンク記事</h4>
<p style="padding-left: 30px;">「<a href="http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A90889DE2E6E3E7EBE5E3E2E3E4E2E1E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E7E3E0E0E2E2EBE0E2E2EA" target="_blank">最新・電子書籍端末を分解（１） 米書店最大手とソニーの新製品に注目</a>」  by 小谷卓也、日経電子版、03/22/2010<br />
「<a href="http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A9093819499E3E4E2E3E18DE3E4E2E0E0E2E3E2E2E2E2E2E2E3;p=9694E3E7E3E0E0E2E2EBE0E2E2EA" target="_blank">最新・電子書籍端末を分解（２）タッチパネルの使い方に工夫あり</a>」  by 小谷卓也、日経電子版、03/22/2010<br />
「<a href="http://www.nikkei.com/tech/trend/related-article/tc/g=96958A90889DE2E6E3E7EBEBE1E2E3E4E2E1E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;d=0;e=968698E3E2E2E2;b=20100325;c=DNX;bv=NDSKDBDGKDASDD240D8_24032010TJ1000~5CDM1~5C2a6e70a5++++++;bu=BFBD9496EABAB5E6B39EB582EA84E7A1B497FDA8B5E2E2BAA7B5B8A7E5FDA4EAABBDB0E4A4E6A0EB9C81BBB082B18A87BABD8AE6B7A09C9FE2BD9694B7819A97809B83829590A088999DB6B0FDABBC968180A196E3B7B7E78591939897A29FB385A8B3AB8082BB9FB6FD998A809BB88688939DA887FDEBE7AA88E0A79DB1A18ABDB58186BF9AB08895E188A3B6EA9894A8BE9FA8BFA786B4F996A3B1A0BEE5B493A4A0A284B1A6B9E3EAA282889E88B8BFBC8AB79D9FBCBC9EB78298E1B497BCEB979CEA9B9696BEB9BFEB83E2948686B9E4E5B3A78080E7E39FB1EAE39584B3919CB0BFA38BE0BD91BD87B1A4E58080A2A8808886F9849B9697E5ABE3A2A488B5BABFE785BF97FD9B91A7E3E5A7BD9996BC80E1BCA3838BA6A7BD96FD9AB6A2F9E48AE1BEF9E7949BA5B591A7B7EA8A81A7E7BBBAEB85919DA384A193BD99E3B080EA90A38590A3B9A2B1A197B79790A79DB8B693A3FD90909490E6A0A89EBD919A9886FDB7A4ABB59697EF;p=9694E3E7E3E0E0E2E2EBE0E2E2EA;cg=36" target="_blank">最新・電子書籍端末を分解（３）中身は「キンドル２」にそっくり</a>」  by 小谷卓也、日経電子版、03/22/2010</p>
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		<title>日経ITproのAndroid入門記事シリーズ</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2010/03/developing-android-apps/</link>
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		<pubDate>Fri, 26 Mar 2010 08:47:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
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		<description><![CDATA[Android開発者のための情報源として突出している日経ITpro、日経コミュニケーションのシリーズ記事がかなり揃ってきたので、まとめてご紹介する。Androidは、Linuxベースのオープンソース・モバイルOSで、B&#038; [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/150px-Android_robot.svg_.png"><img class="alignleft size-full wp-image-2105" style="margin-left: 0px; margin-right: 6px;" title="150px-Android_robot.svg" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/150px-Android_robot.svg_.png" alt="" width="86" height="100" /></a>Android開発者のための情報源として突出している日経ITpro、日経コミュニケーションのシリーズ記事がかなり揃ってきたので、まとめてご紹介する。<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/Android" target="_blank">Android</a>は、Linuxベースのオープンソース・モバイルOSで、B&amp;N Nookのように、E-Readerでも重要性を増している。いまや iPhone OSともにOS環境の一角を形成しているので、開発者以外の方も基礎知識として読んでおくと便利。<span id="more-2099"></span></p>
<h4 style="padding-left: 30px;">【開発者から見たiPhoneとAndroid】</h4>
<p style="padding-left: 30px;">iPhoneとAndroidをアプリケーション開発者の立場から比較。ハードウエア、OS、ユーザーインタフェース、開発環境および開発言語、アプリケーション・ストア、市場動向の各テーマで、両スマートフォンの長所と短所を分析している。</p>
<p style="padding-left: 30px;">第1回 <a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100317/345929/" target="_blank">「ハードウエア編 ：統一されたiPhone、多様なAndroid」</a> by 高橋信頼、日経ITpro、2010/03/19</p>
<p style="padding-left: 30px;">第2回 <a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100318/345973/" target="_blank">「OS編　iPhoneの中のMac OS、Androidの中のLinux」</a></p>
<p style="padding-left: 30px;">第3回 「ユーザー・インタフェース編」 （/04/02/2010公開予定）</p>
<p style="padding-left: 30px;">第4回 「開発環境・開発言語」 （04/09/2010公開予定）</p>
<p style="padding-left: 30px;">第5回 「アプリケーション・ストア」 （04/16/2010公開予定）</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<h4 style="padding-left: 30px;">【Android で広がる、携帯アプリ開発の世界】</h4>
<p style="padding-left: 30px;">Androidの魅力の一つは、Android  Marketを使わなくても非公式アプリを配信できること。これにより，キャリアや端末メーカーからの制約を気にすることなく、自由にソフトを 作成，配信できる。本記事はAndroidアプリ開発から公開までを解説。</p>
<p style="padding-left: 30px;">第 1回 <a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090709/333467/?ST=android-dev&amp;P=1" target="_blank">「Androidの世界へようこそ」</a> by 田中正裕、日経ITpro、07/10/2009</p>
<p style="padding-left: 30px;">第 2回 <a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091008/338599/?ST=android-dev" target="_blank">「Androidアプリ開発，事始め」</a> by 田中正裕、日経ITpro、10/22/2009</p>
<p style="padding-left: 30px;">第 3回<a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091218/342383/" target="_blank"> 「Androidアプリケーションを公開する」</a> by 田中正裕、日経ITpro、12/22/2009</p>
<p style="padding-left: 30px;">第 4回 <a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100105/342883/" target="_blank">「簡単なRSSリーダーを作ってみる」</a> by 田中正裕、日経ITpro、01/12/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;">第 5回<a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100302/345249/?ST=android-dev" target="_blank"> 「RSSリーダーの要、パース機能を知る」</a> by 田中正裕、日経ITpro、03/09/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;">第 6回<a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100302/345253/?ST=android-dev" target="_blank"> 「詳細画面を付けて、簡易RSSリーダーの完成」</a> by 田中正裕、日経ITpro、03/23/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<h4 style="padding-left: 30px;">【Android 徹底解説&#8212;内部構造，移植，開発】</h4>
<p style="padding-left: 30px;">遂に日本でもAndroid携帯が発売された。注目を集めているAndroidとは，一体何なのか，パソコンに移植するためにはどのような作業が必要な のか，アプリケーションを開発するにはどうするのか解説する。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091126/341182/?ST=android-dev" target="_blank">「Androidの仕組みを知る(1)」 </a>、by 有山圭二、日経ITpro、12/01/2009</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091208/341738/?ST=android-dev">「Android の仕組みを知る(2)」</a><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091126/341182/?ST=android-dev" target="_blank"> </a>、by 有山圭二、日経ITpro、12/09/2009</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091212/342015/?ST=android-dev">「Android の仕組みを知る(3)」</a><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091126/341182/?ST=android-dev" target="_blank"> </a>、by 有山圭二、日経ITpro、12/16/2009</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091219/342415/?ST=android-dev">「ネッ トブックでAndroidを動かす(1)」</a><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091126/341182/?ST=android-dev" target="_blank"> </a>、by 登尾 徳誠／ゆいせき他、日経ITpro、12/22/2009</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091219/342435/?ST=android-dev">「ネッ トブックでAndroidを動かす(2)」</a><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091126/341182/?ST=android-dev" target="_blank"> </a>、by 登尾 徳誠／ゆいせき他、日経ITpro、01/06/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091219/342455/?ST=android-dev">「ネッ トブックでAndroidを動かす(3)」</a><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091126/341182/?ST=android-dev" target="_blank"> </a>、by 登尾 徳誠／ゆいせき他、日経ITpro、01/13/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100112/343105/?ST=android-dev">「誰 でもできるアプリ開発(1)」</a><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091126/341182/?ST=android-dev" target="_blank"> </a>、by 木南英夫、日経ITpro、01/13/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100112/343106/?ST=android-dev">「誰 でもできるアプリ開発(2)」</a><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091126/341182/?ST=android-dev" target="_blank"> </a>、by 木南英夫、日経ITpro、01/27/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100112/343107/?ST=android-dev">「誰 でもできるアプリ開発(3)</a><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091126/341182/?ST=android-dev" target="_blank"> </a>、by 木南英夫、日経ITpro、02/04/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<h4 style="padding-left: 30px;">【迫るAndroidビッグバン】</h4>
<p style="padding-left: 30px;">『日経コミュニケーション』 2010年3月1日号をもとに再構成した、同誌松元英樹氏のシリーズ記事。通信ビジネスからの視点で、Androidの可能性と影響力についてレポートしている。これは技術系以外の方にもわかりやすい。</p>
<p style="padding-left: 30px;">第1回 <a href="http://www.nikkei.com/tech/business/article/g=96958A90889DE2E6E0E0EAEBE2E2E3E5E2E1E0E2E3E2E2E2E2E2E2E3;p=9694E3E5E2E1E0E2E3E2E4E2E5E1" target="_blank">「無限の“創造力”をダウンロードできる新市場」</a> by 松元英樹、日経コミュニケーション、03/22/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;">第2回 <a href="http://www.nikkei.com/tech/business/article/g=96958A90889DE2E6E0E1E2E1E4E2E3E5E2E1E0E2E3E2E2E2E2E2E2E3;p=9694E3E5E2E1E0E2E3E2E4E2E5E1" target="_blank">「携帯各社がAndroid端末を一気に投入」</a> by 松元英樹、日経コミュニケーション、03/24/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;">第3回  <a href="http://www.nikkei.com/tech/business/article/g=96958A90889DE2E6E0E1E2E6EBE2E3E5E2E1E0E2E3E2E2E2E2E2E2E3;p=9694E3E5E2E1E0E2E3E2E4E2E5E1" target="_blank">「スマートフォンだけでないAndroid端末  迫る」</a> by 松元英樹、日経コミュニケーション、03/24/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;">第4回 <a href="http://www.nikkei.com/tech/business/article/g=96958A90889DE2E6E0E1E7E4E1E2E3E5E2E1E0E2E3E2E2E2E2E2E2E3;p=9694E3E5E2E1E0E2E3E2E4E2E5E1" target="_blank">「第２、第３の『App Store』が登場する」</a> by 松元英樹、日経コミュニケーション、03/25/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;">第5回<a href="http://www.nikkei.com/tech/business/article/g=96958A90889DE2E6E0E1E4E0E7E2E3E5E2E1E0E2E3E2E2E2E2E2E2E3;p=9694E3E5E2E1E0E2E3E2E4E2E5E1" target="_blank"> 「グーグル『Nexus One』の破壊力」</a> by 松元英樹、日経コミュニケーション、03/26/2010</p>
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		<title>ドキュメントとしてのE-Book標準化問題試論</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2010/03/ebook-standardization-challenge/</link>
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		<pubDate>Tue, 23 Mar 2010 09:48:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[e-Reader]]></category>
		<category><![CDATA[E-Book]]></category>
		<category><![CDATA[E-Reader]]></category>
		<category><![CDATA[標準化]]></category>

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		<description><![CDATA[「出版物利活用」懇談会は、E-Bookのフォーマットなど技術的規格に関しても議論するらしい。こうした規格は、まずニーズや関連技術などに関する情報を集め、規格に対する要件 (RFP) を定義するところからスタートする。中身 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/online-collaboration_id25445521_430.jpg"><img class="alignleft size-medium wp-image-2052" style="margin-left: 0px; margin-right: 6px;" title="online-collaboration_id25445521_430" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/online-collaboration_id25445521_430-300x225.jpg" alt="" width="189" height="142" /></a>「出版物利活用」懇談会は、E-Bookのフォーマットなど技術的規格に関しても議論するらしい。こうした規格は、まずニーズや関連技術などに関する情報を集め、規格に対する要件 (<a href="http://e-words.jp/w/RFP.html" target="_blank">RFP</a>) を定義するところからスタートする。中身は不明だが、出てくるものを評価するためには岡目八目でもいいから、早めにどんどん提起しておいたほうがいいと思う。ここで述べるのは、E-Bookの標準化に関する「試論」であり、多くの欠陥があることを承知で、エキスパートやステークホルダーの方のコメントをいただくためのものと御了解いただきたい。<span id="more-2038"></span></p>
<h3>規格づくりへのアプローチ</h3>
<p style="padding-left: 30px;">まず、E-Bookの規格の影響範囲がきわめて大きいことを知っていただきたい。それはE-Book自体の仕様に止まらず、コンテンツへのアクセスや課金・決済、ユーザー管理などのコマース系、知識情報の探求に関わるWebナビゲーション系の2つの領域に関わり、すでに市場に存在する無数の標準や実装技術と競合することで市場に混乱を与える可能性がある。だから拙速で進めないようお願いしたい。筆者は情報技術の標準化の世界で20年近い経験があり、数多い失敗例と、数少ない成功例を目にしてきた。以下のとりあえずの「べからず集」は、多くの専門家の方の賛同を得られるものと思う。</p>
<ul>
<li>国内だけに閉じた「規格」をつくること（I18N/L10nの原則を守る）。</li>
<li>プロセスを公開せず、外部からのコメントを受け付けないこと。</li>
<li>現在通用している公的標準やデファクト標準／仕様を無視すること。</li>
<li>将来のビジョンとロードマップを明らかにせず当面のニーズに応えようとすること。</li>
<li>他の仕様との相互運用性を持たない、孤立した「標準」を作成すること。</li>
<li>参照実装のない仕様をつくること。</li>
<li>特定の実行環境に依存した仕様をつくること。</li>
</ul>
<p style="padding-left: 30px;">オープンなプロセス、オープンな標準という「グローバルな公共空間」は、世界のITビジネスが試行錯誤の末に到達した知恵の結晶だが、基本的にE-Bookの標準においても適用すべきものだ。基本的にE-Bookに関する標準は、以下の3種類に分けるのが合理的だと思われる。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/acse1.png"><img class="alignright size-medium wp-image-2049" title="acse" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/acse1-300x292.png" alt="" width="118" height="114" /></a>(a) <span style="color: #cc0000;">製作管理環境</span></p>
<p style="padding-left: 30px;">(b) <span style="color: #cc0000;">E-Bookコンテンツ</span></p>
<p style="padding-left: 30px;">(c) <span style="color: #cc0000;">外部とのインタフェース</span></p>
<p style="padding-left: 30px;"><span style="color: #cc0000;"> </span>(a) は分散した異なるベンダーの製作管理システムの間での相互運用に関するもので、出版社や製作サービス企業内や企業間での作業や資産の共有化と継承を容易にする。(b) は異なるコンテンツ稼働環境（デバイス）間でのコンテンツの相互運用、(c) はドキュメントから、SNSなど様々な外部サービスを利用したり、その逆を行うための仕様である。</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<h3>既存の規格を活かせなければ価値はゼロ</h3>
<p style="padding-left: 30px;">E-Bookの標準は、したがってわれわれの知的情報資産を最大限利用可能とするために、現在および将来の関連標準・実装技術を可能な限り協調させるものでなければならないだろう。具体的には以下のようなものが関わる。</p>
<ol>
<li><span style="color: #cc0000;">ドキュメント技術</span>仕様（HTML、XML系技術、XBRL、DITA等）</li>
<li>E-Bookの<span style="color: #cc0000;">表示・操作フォーマット</span>仕様（ePUB、MOBI等）</li>
<li>各種<span style="color: #cc0000;">メディア技術</span>仕様（JPEG、MPEG、Flash等）</li>
<li><span style="color: #cc0000;">セマンティック技術</span>仕様（Dublin Core、DRF、OWL、各種辞書等）</li>
<li>E-Book<span style="color: #cc0000;">サービス技術</span>仕様（DOM、BookServer等）</li>
</ol>
<p style="padding-left: 30px;">教育には教育コンテンツの標準と標準化作業が存在し、ビジネスレポーティングについても、地図についても、製薬や化学、医療分野についても同様である。それらと無関係なE-Bookは価値を大きく減じたものとならざるを得ない。そうした意味で、最も必要な標準は、標準の標準（メタモデル）ということになる。メタモデルが必要なのは、技術革新を制約することなく、過去の情報資産の価値を減ずることのないようにするためである。こうした<span style="color: #cc0000;">多種多様な「知識情報」をE-BookというUIから利用できるようにする</span>ことこそ、21世紀の情報技術標準の最大のチャレンジであり、その中で日本が主導的な役割を果たせるかどうかは、日本の将来に関わると筆者は信じている。</p>
<p style="padding-left: 30px;">出版社にとっても利用者にとっても、コンテンツ流通（オンライン書店）および利用デバイスが自由に選択可能であることが重要で、今後いかなる規格をつくるとしても、それを促進するものだけが望ましい。もう一つ重要なことは、消費者はもちろん、メーカー、出版社、Webサービスのそれぞれが、<span style="color: #cc0000;">標準を選ばない権利</span>を侵害されるべきではない。市場競争において、イノベーションによって少しでも有利な地位を占め、固定化しようというベンダーを単純に「悪」としたのでは、話にならない。独禁法がある限り、不公正な独占、不公平を生み出す独占は規制の対象となっている。アップルは iPad で実行できる「本」を求めているし、そのために出版社と協力するだろう。付加価値の高いものをつくりたいからだ。それはたぶん ePUBなどでも対応しない「本」となるだろうが、それは怪しからんという権利は消費者しかない。たとえば製本の規格を定めて、箱入りは贅沢だからダメとか、「上製本」以外は認めないとかいうようなものだ。</p>
<p style="padding-left: 30px;">最もつくりやすく、かつ最悪の「規格」は、「これを守れ、さもないと」という性質のもので、一企業による独占（実際にはあり得ない）と同様に怖ろしい。</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<h3>オープンなプロセスとオープンな仕様開発の実践</h3>
<p style="padding-left: 30px;">筆者は、1991~2008年の18年間、ソフトウェアの標準化コンソーシアム、オブジェクト・マネジメント・グループ(<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Object_Management_Group" target="_blank">OMG</a>）を主な活動の拠点とし、日本代表を務めていた。この団体のユニークなところは、(1) ソフトウェアの相互運用性のための、(2) オープンな標準を 、(3) オープンなプロセスで策定するという、高度に抽象的な（つまり漠然とした）原理に立脚しながら、ベンダーとユーザーが対等の立場で参加し、20年以上にわたり200本以上の実用的標準を生み出し、かつ維持してきた点にある。具体的なテーマはメンバーが持ち込んだものであって変化する（OMG についての日本語情報は<a href="http://www.object-report.jp/omginfo/" target="_blank">こちら</a>を参照）。</p>
<p style="padding-left: 30px;">OMG に提案される提案には、次のような条件が課されている。(1) 特定の実装技術に依存しない、(2) ただし一つ以上の参照実装を付ける、(3) 必ず市場において一般に入手可能な形で提供する、(4) 著作権は提案者が保持するが、管理や改変はOMGに寄託する、(5) 仕様書は無償で公開される。提案者は、提案仕様が時間的、空間的に制約を受けず、実現される機能がほんとうにオープンなものであるかどうか、一般の実用に耐えるものであるかどうかを実証しなければならない。標準案を作成・検証し、支持を獲得するためには、多くの共同提案者が必要となるので、必然的にあらゆる提案は共同提案となり、共同提案の作成過程でオープンな利害調整が行われる。実際には多数の提案の整合性をとるために、超人的な能力を持ったボランティアが2ダースほど必要になるのだが、ともかくよいシステムだと思う。</p>
<p style="padding-left: 30px;">OMG が他の標準化団体、企業とも協調することができたのは、つねに既存の技術、独自技術に影響を与えない抽象インタフェースの標準に特化したためである。これは実装技術がすでに存在する場合には有効なアプローチと言える。標準のメリットを選択的に利用することを許すことで、技術と市場の進歩を阻害しないからである。（鎌田、03/23/2010）</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<p style="padding-left: 30px;"><strong>お願い：</strong>「E-Bookの規格」問題について、ご意見、ご質問があればぜひお寄せください。</p>
<p style="padding-left: 30px;">
]]></content:encoded>
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		<title>E-Reader市場の裏側を読む (2)：メーカー</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2010/03/reading-ereader-market-2/</link>
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		<pubDate>Sat, 20 Mar 2010 09:49:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[e-Reader]]></category>
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		<category><![CDATA[Kindle]]></category>
		<category><![CDATA[アマゾン]]></category>
		<category><![CDATA[バリューチェーン]]></category>

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		<description><![CDATA[E-Readerは機能でもあり、スマートフォンでもタブレットでもネットブックでも、もちろんPCでも利用はできるし、ユーザーもそちらが多いわけだが、&#8220;My Amazon&#8221;としての Kindle端末が [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/v-chain2.jpg"><img class="alignleft size-full wp-image-2017" title="v-chain" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/v-chain2.jpg" alt="" width="200" height="124" /></a>E-Readerは機能でもあり、スマートフォンでもタブレットでもネットブックでも、もちろんPCでも利用はできるし、ユーザーもそちらが多いわけだが、<span style="color: #cc0000;">&#8220;My Amazon&#8221;</span>としての Kindle端末が、専用ブックリーダとE-Bookの市場を創造したことは、なおE-Reader市場を考える際の重要なポイントだ。Kindle端末は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88_%28%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%A9%9F%E5%99%A8%29" target="_blank">ガジェット</a>ではない。ということは、Kindleが圧倒的な専用E-Reader市場は、独立したガジェット市場としては完全に成立していないことを意味する。（図はマイケル・ポーターの<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3" target="_blank">バリュー・チェーン</a>・モデル）<span id="more-1994"></span></p>
<h3>&#8220;My Amazon&#8221;としてのKindle端末</h3>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Kindle2_On_Book3.jpg"><img class="alignright size-medium wp-image-1999" title="Kindle2_On_Book" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Kindle2_On_Book3-300x89.jpg" alt="" width="300" height="89" /></a>前回、BISG (Book Industry Study Group) の<a href="http://www.toccon.com/toc2010/public/schedule/detail/10724" target="_blank">資料</a>をもとに、Kindkeの登場がユーザーの読書行動に大きな影響を与えた、と述べた。ユーザー中心の発想に立つなら、iPodなどと同じく、<span style="color: #cc0000;">読書行動（あるいは読書体験）こそが最も重要な成功要因と</span>いうことになるからだ。じっさい、筆者の知る限り、Kindleのユーザーはすべて「開梱してすぐに無線が起動する」ことに驚き、さらに購入後の取り消し可能期間の設定、値下げした場合の返金の迅速性など、それまでに体験したことのないユーザー対応のよさに感激している。これはスペックに現れないシンプルな「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9" target="_blank">アフォーダンス</a>」による Kindle体験と言えるだろう。それによって、ユーザーは次々と本を買いたくなる。もちろん出版社にとっても嬉しい話だ。<span style="color: #cc0000;">過去の遺物扱いされていた「活字市場」を活性化</span>したのだ。</p>
<p style="padding-left: 30px;">Kindleは、単独に設計されたわけではなく、最初からサービスのフロントエンドとして設計・開発され、試験を繰り返して結晶化したものだ。iPodが iTunesと一体であるように、Kindleを単独で他機種と比較しても無意味なのである。他機種にとってのチャレンジは、アマゾンのバックエンドなしで Kindleと同等のユーザー体験を実現することになる。同等が達成されたら付加機能を考えることはさほど難しくないが、そこまで達するのは簡単ではない。同じく本の在庫を背景にしたBarnes &amp; Noble社のNookが、なおシンプルな Kindle 及ばないのは、たんにリヴァースエンジニアしただけでは、UIとソフトウェアとビジネスロジックを融合させたシステムの完成度に及ばないからだろう。同じ技術レベルでは、「読書体験」という価値に対して、ガジェットが単独で出来ることには限りがあるかも知れない。</p>
<h3>Kindleはコアな読書層を掴んだ</h3>
<p style="padding-left: 30px;">また、Kindleが独特の地味なインタフェースで成功していることにも注意したい。本を読む人間にとっては、デバイスもUIも目立たないほどいいのだ。アップル iPadに驚喜する人々が、白黒Kindleを時代遅れと公言するのを聞くと、本の市場というものが全然理解されていないのを感じる（あまり本を読んでいないのかもしれない）。例えば、文字によって頭の中に仮想現実をつくりだす小説をがカラースクリーンで読むことにどれだけの意味があるだろう。カラーの挿絵や写真がないと読む気になれない人は、もともと本の読者の主流ではない。iPadが出たことでE-Bookの用途、市場が拡大することは確かだが、現在の市場に影響を与えることはほぼ考えられない。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/479px-Fragonard_The_Reader.jpg"><img class="alignleft size-medium wp-image-2010" style="margin-left: 0px; margin-right: 8px;" title="479px-Fragonard,_The_Reader" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/479px-Fragonard_The_Reader-239x300.jpg" alt="" width="172" height="216" /></a>BISGのレポートが明らかにしたE-Readerユーザーの特徴は、男女比がほぼ等しく、所得層が比較的高く（75%が年収35,000ドル以上）51%が郊外に住む、ということだ。学歴や年齢層も高めなのだろう。普及率3%時点でのこの数字が意味することは、少なくとも<span style="color: #cc0000;">初期ユーザーは「ガジェット」のファンではまったくなかった</span>ということだ。iPhoneなどより女性の比率が高いことにも注目したい。彼らは純粋に本を読むために Kindleを購入したのであって、それ以上でも以下でもない。ガジェット・メーカーが敬遠しあるいは成功しなかった理由はここにある。E-Bookは読者と読者を重視するサービスベンダーが牽引するものであって、VTRやウォークマンなどのように、モノに刺激されたものではない。（絵は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%8E%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AB" target="_blank">フラゴナール</a>、1775）</p>
<p style="padding-left: 30px;">&#8220;My Amazon&#8221;モデルの成功は、もちろんアップルによる&#8221;My Apple&#8221;モデルを下敷きにした21世紀型Webメディアビジネスの精華といえるものだが、音楽ソースの配信においてアップルが別格の地位を占めているように、&#8221;My Amazon&#8221;としてのKindle端末は別格となる可能性が強いように思われる。このことは、それ以外のモデルが成功しないということではない。ガジェットがポップ化し、マスマーケットに広がるにつれて、Kindleの地味さを敬遠する層も増えてくるだろう。現在の市場は、Kindleが圧倒的なセグメントの外（広大だが薄い）に広がろうとしており、そこで新たな競争が始まっていると見るべきだろう。</p>
<h3>21世紀におけるメーカーとは何か：E-Readerのコア技術</h3>
<p style="padding-left: 30px;">&#8220;My Amazon&#8221;モデルでKindleが成功した理由の一つに、OEMマーケットの成熟がある。アップルもアマゾンも、すべて東アジア（中国・台湾・韓国）の製造力に依存している。そして<span style="color: #cc0000;">アップルもアマゾンも伝統的な意味での「メーカー」ではない</span>。両社の「製品」をつくっている本当のメーカーの名を、ユーザーは知らないし関心も持っていない。ガジェットの製造原価は、販売価格の25~40％というところだ。自社でラインを持たず、リスクを回避しながら高い利益率を確保できるのは、Webでの<span style="color: #cc0000;">ダイレクトマーケティングの力</span>によるものだ。その点で、この両社はずば抜けており、純ネット企業のGoogleさえも遠く及ばないことが Nexus Oneの失敗で証明された。まだGoogleは“有料モデル”ができていないが、これはやはり年季（データの蓄積と最適化ロジックの発見）が必要なのだろう。</p>
<p style="padding-left: 30px;">E-Readerは、ノートパソコンなどと同じく、CPUとOSとIOとディスプレイで構成される。一般的に、CPUはARM、ディスプレイはE-Ink系の電子ペーパー、E-Bookフォーマットにはコンテンツの多いものを選択することになろう（ePUB、PDF＋…）。ハードウェア的な付加価値としては、ディスプレイ（階調、カラー…）、IO（タッチ式、キーボード…）くらいしかない。ただし、<span style="color: #cc0000;">コンテンツやサービスプラットフォームと結びつけば、ほとんど無限のバリエーションが（アプリケーション・プロセッサを通じて）得られる</span>。文字に関して言えば、フォントや文字組版を高度化できるし、数式、化学式などのモデルや論理記号、ティッカーシンボル、証券コード、医薬品コードその他の記号の意味が解釈できれば、一定のプロフェッショナルあるいは教育向けのサービスを実行させるプラットフォームにもできる。辞書さえも専用機として成立していることを忘れてはいけない。例えば、出版社とトラベルサービス、メーカー、ツイッターなどのRTWサービスが協力した「旅行ガイドE-Book」などは十分に市場性があるだろう。重要なことは、<span style="color: #cc0000;">文字＝記号は多次元に展開できる</span>ということだ。印刷物になってしまうと「解釈・実行」は読み手に依存するが、E-Bookには何でもできる。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><span style="color: #cc0000;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/ereader.jpg"><img class="alignleft size-full wp-image-2002" style="margin-left: 0px; margin-right: 6px;" title="ereader" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/ereader.jpg" alt="" width="179" height="167" /></a>E-Bookの次元を拡張するサービス機能は、意欲と想像力、それにパートナーさえあればいくらでも開拓できる</span>。想像力がないと何も出来ない。伝統的なガジェットの発想では、もはや何も考えられない時代に入っているということだ。ガジェットの独立性が乏しいこの市場で（日本を除く）東アジアのメーカーは何を<span style="color: #cc0000;">競争力の源泉</span>としているのか。彼らの開発力、競争力はどこにあるのか。中国でアマゾン・モデルを展開する方正 (Founders)などを別とすると、いまのところ E-Readerのコア技術の開発に熱心なのは、Freescale SemiconductorやMarvell のような<span style="color: #cc0000;">アプリケーション・プロセッサのベンダー</span>だ。CPUに負担をかけずにFlashやPDFの高速処理を行うAPUの存在はますます大きくなっている。ムーアの法則が最終章に入った現在、このことはとくに強調されてよい。</p>
<p style="padding-left: 30px;">彼らの技術は、ソフトウェアをワンチップ化する <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/System-on-a-chip" target="_blank">SoC</a>をベースとしている。仕様変更が多く、バグを含むソフトウェアをチップ化するには、いくつものハードルを越えなければならない。越えるには、さらにモデリングをベースとした「<a href="http://embedded.eecs.berkeley.edu/Research/hsc/abstract.html" target="_blank">Hw-Sw 協調設計</a>」という技術を使う。つまり、ハードウェアとソフトウェアを同時に設計・実装して最後にチップ化するわけだ。出版における＜企画・編集・制作＞の技術のようなもので、これによってシステムとしての高い品質と安定性が可能となる。そこまで高度な技術を持っているベンダーは少ないから、高い競争力を維持できる。ちなみに筆者の会社はそうした技術の調査をやっていたのだが、日本ではこの境界技術に対するニーズが少なく、半ば休業状態になっている。21世紀において製品技術の基幹を保持したメーカーたりうるには、SoCや協調設計がどうしても必要だ。</p>
<p style="padding-left: 60px;">資料：Freescale社のE-Readerコア製品の紹介<a href="http://www.youtube.com/watch?v=ojjuxtwkXUI&amp;feature=player_embedded" target="_blank">ビデオ</a></p>
<p style="padding-left: 30px;">では<span style="color: #cc0000;">E-Bookにおいて「メーカー」とは何か</span>。</p>
<ul>
<li>伝統的定義：アップルもアマゾンも、オンライン小売であってメーカーではない。</li>
<li>新しい定義：<span style="color: #cc0000;"><span style="color: #333333;">メーカーとは、</span>消費者との直接のコンタクトを保持し、彼らが求める価値を提供し、それによってメーカーだと考えられる事実上の（バーチャル）存在</span>。</li>
</ul>
<p style="padding-left: 30px;">これって何かに似ていないだろうか。そう「出版社」である。読者とのコンタクトを持たず、コンテンツ以上の「付加価値（コンテクスト）」の形成に関わらないならば、読者にとってはどうでもよい存在になる。出版社が「コンテンツ」の提供しかしないならば、クリエイターとオンライン小売の関係に単純化され、後者が「出版社」となる。これが<span style="color: #cc0000;">「中抜き」</span>である。中抜きが嫌なら、著者と読者の間を結ぶバリューチェーンにおける積極的役割を再定義しなければならない。幸い、多くの出版社はそれなりに尊敬されており、まだ誰も余分な流通業者だとは思っていない。再構築する時間も能力もある。ただし、それはE-Bookという新しいメディアの中での役割で評価される。（鎌田、03/10/2010）</p>
<div id="_mcePaste" style="overflow: hidden; position: absolute; left: -10000px; top: 894px; width: 1px; height: 1px;">
<h1 id="firstHeading" class="firstHeading">フラゴナール</h1>
</div>
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		<title>E-Reader市場の裏側を読む (1)</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2010/03/reading-ereader-market/</link>
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		<pubDate>Sat, 13 Mar 2010 08:54:58 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[e-Reader]]></category>
		<category><![CDATA[E-Reader]]></category>
		<category><![CDATA[中国]]></category>
		<category><![CDATA[市場調査]]></category>

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		<description><![CDATA[E-Readerの市場予測が活発になってきた。市場は毎年2倍から3倍に拡大を続けており、たんなる「電子書籍端末」でないことも明らかになってきた。分類にもよるが、いずれ1兆円（100億ドル）を超えるという予測も非現実的とは [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/stats.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-1870" title="stats" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/stats-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" /></a>E-Readerの市場予測が活発になってきた。市場は毎年2倍から3倍に拡大を続けており、たんなる「電子書籍端末」でないことも明らかになってきた。分類にもよるが、いずれ1兆円（100億ドル）を超えるという予測も非現実的とは思われていない。日本の富士キメラ総研という調査会社は今年950万台という数字を出している。しかし、こうした予測は初期市場の数字を反映したもので、E-Bookそのものもダイナミックに変化しつつある。数字に振り回されないような読み方を考えてみたい。（(2)に続く）<span id="more-1862"></span></p>
<h4 style="padding-left: 30px;">関連記事リンク</h4>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100312ATFK1201512032010.html" target="_blank">「電子書籍端末の出荷台数、５年間で7.6倍に　民間予測 」</a> 日経NET、3/12/2010</p>
<blockquote>
<p style="padding-left: 30px;">「電子化された新聞や雑誌を閲覧する電子書籍端末の世界出荷台数は、2010年に09年比2.9倍の950万台となり、14年には同7.6倍の 2500万台に増える見通しだ。／09年の実績は330万台で、08年と比べても約３倍に増えたという。」</p>
</blockquote>
<h3>E-Reader市場：広義と狭義</h3>
<p style="padding-left: 30px;">E-Readerの出荷台数の正確な数字は、いまもって不明だ。最大シェアのアマゾンがまだ発表していないためだが、そのため「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E6%8C%BF" target="_blank">外挿法</a>」によって推定するしかない。したがって、いくつかの数字が出回ることになる。それ以上に注意しなければならないのは、<span style="color: #cc0000;">E-Readerの定義</span>である。定義は調査の目的によって変わる。E-Bookの<span style="color: #cc0000;">利用環境全体</span>を知りたいのか、専用電子<span style="color: #cc0000;">書籍端末市場</span>を知りたいのかによって違ってくるし、その中間にある iPad のような、メディアビューワを含めるかどうかによっても違ってくる。また、コンテンツとしてのE-Bookにしても、表示だけの<span style="color: #cc0000;">静的</span>なものと、対話型の<span style="color: #cc0000;">動的</span>なものに分かれ、後者にはアクティブなマニュアルやゲーム＋ブックも含まれる。端末側でそうした機能をどれだけサポートするかによって様々な進化系もあり得るだろう。</p>
<p style="padding-left: 30px;">E-Bookの利用環境に注目すれば、<span style="color: #999999;">パソコン、ネットブック、スマートフォン、PDA、ゲームコンソールという5つの既存市場</span>に、<span style="color: #999999;">専用書籍端末とタブレット</span>の2つが加わって「<span style="color: #cc0000;">広義のE-Reader</span>」の市場（日本の場合は「<span style="color: #999999;">専用電子辞書</span>」も）と<span style="color: #cc0000;">合計7(8)つのサブセクション</span>に注目しなければならない。パソコンや携帯は別格に数が多いので、E-Bookの利用環境として最も多いとしても不思議ではない。しかし、Kindleが売れて初めてデジタルコンテンツとしての本に世間の注目が集まり、さらに iPad が発表されて初めてアプリケーションとしての本が脚光を浴びたように、専用端末の存在があってはじめてE-Bookが市場として意識されるという事実が重要である。</p>
<h3>端末市場より重要なこと：読書行動の変化</h3>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/forrester_ereaders_adoption_curve_jun09.png"><img class="alignright size-medium wp-image-1867" style="margin-left: 6px; margin-right: 0px;" title="forrester_ereaders_adoption_curve_jun09" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/forrester_ereaders_adoption_curve_jun09-300x202.png" alt="" width="300" height="202" /></a>専用デバイスの市場が、2009年時点で約300~350万台。年率で100%~200％の成長を続けていることは確実であり、E-Bookのほうはもっと伸びているようで、当面はそれだけを重視すればよいわけだが、やはりどうも気分が良くない、というニーズのために市場推定／予測はある。昨年はForrester社の調査レポートが多く引用されたが、実際の数字はこれを上回って伸びているようだ。これには消費者サイドから探る方法と、供給サイド（例えば電子ペーパーなどの出荷）から探る方法があり、富士キメラ総研がどんな要素、資料をもとに外挿したかはわからないが、たぶん海外のいくつかの推定／予測数字をもとに予測したのだろう。日経の記事の見出しにある「民間予測」というのは、「民間療法」などと同じ語感のようだ。それでも1年前の「景気」の数字を平気で発表する「政府予測」よりはよほど使えるのだが。</p>
<p style="padding-left: 30px;">米国の出版産業のシンクタンクである <a href="http://www.bisg.org/publications/product.php?p=19&amp;c=437" target="_blank">BISG</a> (Book Industry Study Group) は、<a href="http://www.toccon.com/toc2010/public/schedule/detail/10724" target="_blank">&#8220;Consumer Attitudes toward E-Book Reading&#8221;</a>というレポーティング・サービスを行っているが、これはその名の通り、E-Bookの観点で見たもので、専用E-Readerもそのなかで位置づけられている。BISGによれば、2009年で米国の13歳以上の「書籍購入者」の2%あまりが行動的なE-Bookユーザー（E-Readerおよび／またはE-Bookを保有）としているが、その中では、パソコンが47%でトップ。続いてKindleが32%、iPhone/iPodTouchが21%となっている。E-Readerの取得が比較的最近であり、それにより読書行動に大きな影響を与えたことが示されている（これは別に紹介したい）。つまり、2%が20%となる日は遠くないということだ。</p>
<p style="padding-left: 30px;">ただ「端末あたり」何冊売れたかの数字を出していない。しかし、当然ながら専用端末のほうが売れるタイトルが多い、ということは指摘されているし、出版サイドから見たマインドシェアは、平板な市場データでは読めない。PCが強いのは科学・技術系のE-Bookで、ライティングに関連して最もアクティブに情報を使うユーザーは、PCという環境がなおベターということだ。</p>
<h3>そして中国</h3>
<p style="padding-left: 30px;">市場予測でとくに注目しなくてはならないのは中国だ。すでに数社がE-Readerを販売しており、E-Bookの数も100万冊を超えている。中国政府、通信企業も戦略的に力を入れており、世界最大のE-Reader保有国になったとしても何の不思議もない。紙の供給という資源制約があり、情報ニーズに対して印刷本が追いつかないためだ。教科書の電子化もかなり急速に進むだろう。だから中国を無視しては世界市場予測が成り立たない。2014年に2,500万台といった数字も、明らかに中国をカウントしていないので1年以内に無意味になるだろう。中国だけで5年後に3,000万台。新聞や教科書、公文書などは原則電子化ということになっても不思議ではない。</p>
<p style="padding-left: 30px;">もちろん、中国ではE-Bookが主にPCで使われる可能性もなくはないが、筆者はむしろ専用モバイル端末としてのE-Readerのメリットを政府として評価しないはずはない、とみている。つまり、(1) 製造業のバリューチェーンの形成という<span style="color: #cc0000;">産業政策</span>的意味、(2) 省電力という<span style="color: #cc0000;">資源・エネルギー政策</span>的意味、(3) 出版物管理という<span style="color: #cc0000;">文化政策</span>的意味からみて、専用端末に分があるからだ。台湾政府もE-Reader関連メーカーへの支援を行っているが、産業的な意味だけでなく、文化的影響力を警戒してのことかもしれない。</p>
<p style="padding-left: 30px;">なんとも困るのは日本。海外メーカーが日本語対応してくるので、ユーザーとして実用上の不利はあまりないと思うが、日本にメーカーがなければ周辺技術の発達も遅れる。デバイスを扱った経験のないアマゾンも成功したくらいで、E-Readerの参入障壁は非常に低い。しかも日本語ワープロのような運命をたどりそうな「専用電子辞書」をかかえてもいる。電子ペーパーや同製品を製造しているところはわずかだが、すでに元の特許は切れているので、独自の改良を盛り込む余地も大きい。タブレットでもいい。今年はじつに50種以上のタブレットが登場すると言われている。iPad 対抗製品を出して気を吐いている<a href="http://www.ebook2forum.com/2010/02/notion-link-ipad-killer/" target="_blank">Notion Ink</a>社はインドのハイデラバードのベンチャー企業だ。「意地でも出さない！」ような頑なな姿勢は、PC/AT互換機を無視し続けたパソコンを思わせるものがある。だが当時と今では日本の置かれた立場は一変している。（鎌田、03/13/2010）</p>
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]]></content:encoded>
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		<title>ニュースメディアとE-Reader</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2010/03/sony-to-list-more-periodicals/</link>
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		<pubDate>Fri, 12 Mar 2010 09:52:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Content Business]]></category>
		<category><![CDATA[Newsmedia]]></category>
		<category><![CDATA[E-Reader]]></category>
		<category><![CDATA[iPad]]></category>
		<category><![CDATA[ソニー]]></category>
		<category><![CDATA[新聞]]></category>

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		<description><![CDATA[米国Sony Electronics は3月10日、The Wall Street Journal、New York PostなどをReader Storeを通じてリリースすると発表した。これらはDaily Editio [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/global_header_logo.png"><img class="alignleft size-full wp-image-1857" style="margin-left: 0px; margin-right: 6px;" title="global_header_logo" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/global_header_logo.png" alt="" width="136" height="32" /></a>米国Sony Electronics は3月10日、The Wall Street Journal、New York PostなどをReader Storeを通じてリリースすると<a href="http://news.sel.sony.com/en/press_room/consumer/computer_peripheral/e_book/release/56795.html" target="_blank">発表</a>した。これらはDaily EditionリーダまたはReader Libraryソフトウェアを使ってPC/Macに提供される。現在の定期刊行物は23紙誌となり、近く朝日や毎日の英語版などを加えて倍増する予定だ。<span id="more-1856"></span></p>
<h3>iPad以後に備える：次世代電子新聞は目前</h3>
<p style="padding-left: 30px;">E-Readerのシェア第2位と言われながら、E-Book市場ではあまり目立たない Sony Readerだが、数字と実感の差は、おそらくそれが少なからず ドキュメントビューワとして使われているためではないかと思われる。PDFのカタログやマニュアルを読むE-Readerへのニーズは非常に高いが、それにベストマッチなのはいまのところソニー製だからだ。そしてビジネスユーザーをターゲットにする場合、新聞や雑誌などのニュースメディア・コンテンツへの対応が重要になってくる。今回のソニーの対応は、そちらを重視した動きと考えることもできる。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Store_Newspapers_v2_lg.jpg"><img class="alignright size-full wp-image-1858" style="margin-left: 6px; margin-right: 0px;" title="Store_Newspapers_v2_lg" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Store_Newspapers_v2_lg.jpg" alt="" width="200" height="290" /></a>もちろん、先の発表で新聞との親密さをアピールした アップルiPadへの意識もあるだろう。ReadWriteWeb (<a href="http://www.readwriteweb.com/archives/sony_brings_more_newspaper_and_magazine_content_to.php" target="_blank">3/10</a>)は、<span style="color: #cc0000;">「E-Ink対液晶系」</span>という視点で、ニュースメディアへの適性を比較している。同誌によれば、E-Ink陣営がアップルと差別化するには、無線接続で利用できるコンテンツを増やすのが最も有効だろうという。ソニーは１紙$14.99以下で購読を受け付けている。卸価格は不明だが、新聞にとってもベンダーにとっても悪い話ではない。しかし、新聞が読めることは間もなく一般化し、差別化要因にはならなくなる。そして iPadで提供される<span style="color: #cc0000;">紙面の上で様々なアプリケーションが走る</span>ようになると、第１世代のE-Readerでは機能的に対応できなくなる。新聞が「読む」以上のサービスを付加価値として提供するようになるからである。</p>
<p style="padding-left: 30px;">現在のところ、ディスプレイの差はカラー液晶か白黒E-Inkかの差でしかなく、機能的にはビデオしかないが、iPadは明らかに動画表示を超えた次のステージへの移行を推進するものとなる。新聞に読む以上の何を求めるか？ それは<span style="color: #cc0000;">読者が考える環境の提供</span>である。どれだけ考える気になるかは、記事の内容と提供されるインタフェース、リンクするサービスに依存する。記事のスタイル、デザインを新たに開発する必要があるだろう。もちろん、ビデオニュース、インタビュー、生中継も組込まれるし、過去記事の高度な検索・表示（人物プロファイル、年表、用語、地図、データ等々）も必須になってくる。<span style="color: #cc0000;">iPadを中心とした第２世代のE-Readerは、新しい「新聞体験」を提供する</span>ことになろう。E-Readerを提供する各社は、第2世界を目前にコンテンツの取り込みと機能開発をどうじに進める必要に迫られている。</p>
<ul>
<li> Reader Storeで提供されている定期刊行物は<a href="http://ebookstore.sony.com/category/newspapers" target="_blank">こちら</a>。
<ul></ul>
</li>
</ul>
<h4 style="padding-left: 30px;">参考記事</h4>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://www.readwriteweb.com/archives/sony_brings_more_newspaper_and_magazine_content_to.php" target="_blank">Sony Brings More Newspaper and Magazine Content to its E-Readers</a>, by Frederic Lardinois, ReadWriteWeb, 3/10/2010</p>
]]></content:encoded>
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		<title>150ドルの高性能E-Readerを実現するAチップ</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2010/03/freescale-drives-150usd-ereader/</link>
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		<pubDate>Sun, 07 Mar 2010 14:55:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[e-Reader]]></category>
		<category><![CDATA[E-Reader]]></category>
		<category><![CDATA[半導体]]></category>

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		<description><![CDATA[米国フリースケール・セミコンダクタ社 (Freescale Semiconductor)は3月2日、最新電子ペーパー技術をサポートする高性能E-Reader用の新アプリケーション・プロセッサ i.MX508 を発表した。 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/freescale_imx508_diagram_sm.jpg"><img class="size-medium wp-image-1757 alignleft" style="margin-left: 6px; margin-right: 6px;" title="freescale_imx508_diagram_sm" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/freescale_imx508_diagram_sm-300x283.jpg" alt="" width="270" height="255" /></a>米国フリースケール・セミコンダクタ社 (<a href="http://www.freescale.com/" target="_blank">Freescale Semiconductor</a>)は3月2日、最新電子ペーパー技術をサポートする高性能E-Reader用の新アプリケーション・プロセッサ i.MX508 を発表した。「E-Readerの価格は、今年150ドルを切るだろう」と同社はコメントしている。最高で2048×1536画素のペーパーのレンダリングをサポートするチップが10ドルで供給されれば、Kindle DXや Plastic Logic (Que proReader)クラスの製品も半額程度になる。たんに「電子書籍端末」と言わず、汎用「ドキュメントリーダー」にとって、これは大きなニュースだ。<span id="more-1753"></span></p>
<h3>性能が2倍、コストは2分の1に</h3>
<p style="padding-left: 30px;">同社のアプリケーションプロセッサ i.MX508 は、800MHzのARMコアをベースとする<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/System-on-a-chip" target="_blank">SoC</a> (System-on-a-Chip)である。レンダリング性能が同社比で2倍に向上、最高2048×1536画素の E-Inkパネルをサポートする。ディスプレイコントローラを組込んで部品点数を減らしたことで、コストが50％抑えられるとしている。プロセッサと周辺機器を使わないときにオフにする特別なモードも導入し、消費電力を抑えた。2010年第3四半期初めにサンプル出荷を開始する予定。大量発注で単価は10ドルを切る。</p>
<p style="padding-left: 30px;">E-Readerが100～150ドルのレンジに入ることで、次のようなことが予想される。</p>
<p style="padding-left: 30px;">1) 多くのドキュメント・アプリケーションにおいて、<span style="color: #cc0000;">電子ペーパーの優位</span>が確立する</p>
<p style="padding-left: 30px;">2) コスト的、環境的圧力から、企業・官公庁での<span style="color: #cc0000;">E-Readerの採用</span>が急速に進む</p>
<p style="padding-left: 30px;">3) 出版を中心に情報サービスの電子化が加速する。<span style="color: #cc0000;">専門図書ではE-Book</span>への移行が進む。</p>
<p style="padding-left: 30px;">4) 低価格化により、E-Readerの<span style="color: #cc0000;">付加価値開発競争</span>が活発化する。</p>
<p style="padding-left: 30px;">5) E-Reader用<span style="color: #cc0000;">アプリケーション・プロセッサの市場</span>が拡大する。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/freescale_imx508_block2_sm.jpg"><img class="alignright size-medium wp-image-1756" style="margin-left: 6px; margin-right: 6px;" title="freescale_imx508_block2_sm" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/freescale_imx508_block2_sm-300x276.jpg" alt="" width="300" height="276" /></a>蛇足ながら、以下にE-Readerにおける<span style="color: #cc0000;">アプリケーション・プロセッサ</span> (AP)の重要性について強調しておきたい。<br />
携帯電話とともに大きく成長した技術分野にアプリケーション・プロセッサがある。マルチメディア処理など，通話や通信の基本機能以外の処理を専門に実行するプロセッサのことだが、<span style="color: #cc0000;">ハードウェア化したソフトウェア</span>としての性格を持つ。基本機能までやってしまうのは SoCあるいは<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/SiP" target="_blank">SiP </a>(System-in-Package)と呼ばれ、技術的にはほぼ共通している。ソフトウェアの比重が大きいことが特徴だ。ソフトウェアが比較的単純な時代には「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0LSI" target="_blank">システムLSI</a>」と呼ばれ、日本が強い分野だった。半導体産業の生き残りが、高付加価値化によって実現するとされてきたことをご記憶の方も多いと思う。実際にはそうならなかった。「付加価値」部分を担う<span style="color: #cc0000;">ソフトウェアの設計開発力</span>を進化させることに失敗したのが原因だ。つまり、ソフトウェアの弱さがハードウェアの弱体化へと直結した。</p>
<p style="padding-left: 30px;">このことの意味は、まだまともに考えられていない。「組込みソフトウェア」技術者の不足が叫ばれただけだ。人的需要の増加により、たしかに見掛け上この分野は成長したが、3K的な請負開発が圧倒的で、とても産業として自立しなかった。それどころか、中国・インドへのアウトソーシングを通じた技術流出の蛇口としてさえ機能した。要求仕様を中心とした設計開発力というインフラを持たないので、言葉で説明しているうちに、開発すべき本体設計の情報がどんどん流出し、空洞化が進んだのである。この状況はむしろ加速化しており、流出するものがなくなるまで続きかねない。半導体メーカーと「電子立国」を口にしながらそれを放置した政府の責任はきわめて大きい。ハードウェアとソフトウェアの違いを、昔の教科書で学んだまま更新しなかっただけなのかもしれないが、そうすると昔の教科書を使い続けた大学の責任も大きいかもしれない。</p>
<p style="padding-left: 30px;">サムソンは「垂直統合的」のままで成功し、米国のフリースケールやマーヴェルは、「水平統合」のキーデバイスで成功した。どちらもマーケティングとソフトウェアの開発力で「付加価値」を継続的に高めていく能力に優れているからだ。「ものづくり」というものはこれらと離れては存在しえないはずなのに、バブルで脳をやられてしまった日本のリーダーたちは、さらに「必殺のモノづくり」という幻想から離れられないらしい。これからの半導体は、アプリケーションと不可分である。E-Readerは、性格上アプリケーション・プロセッサの最大の市場の一つとなるだろう。およそ課題があるところ、アプリケーションにとっての市場となり、E-Readerはこれからそうした課題が発生し、ソリューションを吸収する場となるからである。</p>
<h3>E-Readerにおけるアプリケーション・チップの潜在市場</h3>
<p style="padding-left: 30px;">1. たとえば、<span style="color: #cc0000;">高速表示／カラー化</span>は、一番わかりやすい例だろう。電子ペーパー (EPD)のコントローラが高性能化すれば、これらは可能になる（CO2削減効果も非常に大きい）。EPDコントローラの設計は単純ではない。何をどのように表示するか、表示したものをどうするのかなどによって、「最適化」すべき内容が違ってくるからだ。これはマーケティングの領域に入る。市場を知らなければ企画・仕様化ができない。マーヴェルはPDFやFlashの高速レンダリングの技術を売りにしている。しかし、どちらもアップル iPadには関係がない。プラットフォームが変われば別の可能性が生まれる。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><span style="color: #cc0000;"><span style="color: #000000;">2. </span>文字処理</span>に関してはどうだろう。読書体験は文字フォントや組版と切り離しては語れない。けっして明朝とゴシック（セリフとサンセリフ）があればいいわけではない。ブックデザイナーへの選択肢がない現状は問題である。コンテンツを表示／端末から独立させ、同時に端末側での最適化、パーソナル化に対応させるには、アプリケーション・プロセッサレイアウト処理能力が不可欠となる。この部分はUIも絡んでくるので奥が深い。フォントメーカーやブックデザイナーの知見を反映させた半導体の可能性は大きい。日本語の文字組版は、世界的に見ても最も複雑なものが要求される（いまだに縦組はスキップされている）。課題が多いほど、市場は大きいと考えた方がいい。</p>
<p style="padding-left: 30px;">3. 現在はネットワークのリソース（たとえばGoogle）に大きく依存している「<span style="color: #cc0000;">知識情報処理</span>」や「<span style="color: #cc0000;">セキュリティ</span>機能」をチップ化するニーズはかなりある。ネットにすべてを任せれば、プライバシーは丸裸だが、数千円を余計に出して“プライバシーチップ”を買うことができるなら、喜んで出すだろう。IT的に言えば、アプリケーション・プロセッサを高度化すれば、いくらでもクライアントをリッチにできることになる。コンピュータがCPUとメモリとI/Oを組込んだワンチップになるなら、「アプリケーション・ソフトウェア」までワンチップあるいはワンパッケージとしたものが様々な目的のE-Readerとなる。チップの構成を変えることで、安価な「専用E-Reader」が可能になる。半導体メーカーは、出版社やE-Readerのメーカーと協力することで、マーケティングと商品開発を同時に行うことができる。</p>
<p style="padding-left: 30px;">4. これは、フリースケール社やマーヴェル社がすでにやってきたことだ。フリースケールなどはE-Inkのコントローラで9割ものシェアを持っているが、それは半導体業界において、いかにE-Readerが市場として無視されていたかを物語る。これからのE-Readerはアプリケーション・プロセッサが牽引するだろう。アップルの <a href="http://blog.sohaya.com/2009/06/25/appless-iphone-3gs-costs-17896-to-manufacture/" target="_blank">iPhone 3GSのコスト構成</a> ($178.96)で、サムソン製のSoC (ARM Core)は $14.46と、メモリやTFTより小さいが、上述したように、実用上のパフォーマンスに大きく影響し、付加価値の拡大の可能性が大きく、逆に代替可能性が低いことは、この21世紀型半導体ビジネスのポテンシャルを大きくしている。日本の「ものづくり」を21世紀に蘇らせるには格好のテーマではないか。（鎌田 03/07/2010）</p>
<p style="padding-left: 30px;">
<h4 style="padding-left: 30px;">参考情報</h4>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/03/news013.html" target="_blank">「安価な電子書籍リーダー実現する新プロセッサ、Freescaleが発表」</a> ITMedia、3/3/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.linuxfordevices.com/c/a/News/Freescale-iMX508/" target="_blank">Cortex-A8 SoC integrates e-reader controller</a>, By Eric Brown, eWeek Linux Devices.com, 3/1/2010</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/11/ereader-as-enterprise-device/" target="_blank">「ビジネスコミュニケーションを変えるE-Reader」</a> 本誌、11/13/2009</p>
<p style="padding-left: 30px;"><a href="http://gizmodo.com/5482886/freescales-imx508-chip-will-make-e+ink-readers-way-cheaper-and-turn-pages-4x-faster" target="_blank">Freescale&#8217;s i.MX508 Chip Will Make E-Ink Readers Way Cheaper and Turn Pages 4X Faster</a>, By Matt Buchanan, Gizmodo, 3/1/2010</p>
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