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	<title>EBook2.0 Forum&#187; EPUB</title>
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		<title>ジョブズの遺産とiBooks新戦略をめぐる7つの問い</title>
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		<pubDate>Sat, 21 Jan 2012 11:17:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
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		<description><![CDATA[iBooks Authorを中心としたアップルのiBooks 2戦略は、2つの面を持っている。今日の教育に不可欠なマルチメディア・コンテンツを作り、出版する武器を万人に開放するという啓蒙的側面と、出版はiBookstor [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-full wp-image-7865" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="steve-jobs-300x300" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/steve-jobs-300x300.jpg" alt="" width="126" height="126" />iBooks Authorを中心としたアップルのiBooks 2戦略は、2つの面を持っている。今日の教育に不可欠なマルチメディア・コンテンツを作り、出版する武器を万人に開放するという啓蒙的側面と、出版はiBookstoreを通じなければならない（iPadを使え）という専制的側面だ。「啓蒙的専制君主」としての故スティーブ・ジョブズの面目躍如とした遺産なのだが、これを受け容れるかどうか、われわれも選択を迫られている。ここでは問題を7つにまとめ、筆者の答を示す。[全文は<a href="http://bit.ly/zKGBLS" target="_blank">E-Book2.0 Magazine</a>にて公開中です]<span id="more-7864"></span></p>
<h3>啓蒙的専制君主」の遺産</h3>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7867" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="iBooks Author" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/iBooks-Author.jpg" alt="" width="265" height="190" />iBooks   Authorのすばらしさについてだけは、あまり論じる必要はない。すでに紹介は次々に書かれている。超一流のデザイナー、エンジニアが関わって推敲を重 ねた成果であることは一見してわかる。10万円を投じる価値は十分にあるし、プロ用として100万円で出してもかなり売れるだろう。しかもタダ…だが、そ れこそが問題なのだ。アドビは胸を撫で下ろしたかもしれない。</p>
<p>先にiBooks  Authorのデモを見てしまった筆者は、10年ぶりにMacを買う気になって値段をチェックしたほど。でも「Mac買うだけで勘弁してくれるはずはない よな」と思い返して詳細情報に目を通すと、やはり「あった」。この「武器」で作ったコンテンツを売れるのはiBookstoreだけ、という条件付だった のだ。iOSルール（別名アップル課税）がHTML5で無効化できることが証明された現在、アップルは新しい城門を必要としていた。iBooks  Authorには、武器をアップルに向けないような仕掛けがあったわけだ。こうした措置への好悪、当否を論じるのが本稿の目的ではない。とりあえず問題を 摘出しておこう。これらの問題に対しては、今年中に市場からの解答が得られるだろう。</p>
<h3>7つの問いと（さしあたっての）答え（以下、全文はE-Book2.0 Magazineに<a href="http://bit.ly/zKGBLS" target="_blank">公開中</a>）</h3>
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		<title>EPUB戦記(9)：市場の要求とタイムリミット</title>
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		<pubDate>Tue, 06 Dec 2011 16:14:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
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		<description><![CDATA[前回述べたように、コンソーシアムの標準は「市場」の動き出すのを待たず、その1年以上前から（ニーズが把握できた時点で）着手されるものだ。遅すぎれば市場に出てくる製品やサービスに無視され、早すぎれば技術的環境が変わってしまう [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-full wp-image-7507" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="EPUB_senki_logo" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/EPUB_senki_logo.jpg" alt="" width="120" height="120" />前回述べたように、コンソーシアムの標準は「市場」の動き出すのを待たず、その1年以上前から（ニーズが把握できた時点で）着手されるものだ。遅すぎれば市場に出てくる製品やサービスに無視され、早すぎれば技術的環境が変わってしまうリスクが増す。EPUB3の活動が集中した2010年は、市場が動き始めており、アマゾンばかりが目立っていた2009年までとは状況が一変していた。E-Bookの標準フォーマットは重要な意味を持つようになった。<span id="more-7745"></span></p>
<h3>2009-10年は出版の歴史における大転換点</h3>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7748" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="turning point" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/turning-point.jpg" alt="" width="126" height="126" />書店最大手のB&amp;Nや、オンラインビジネスの巨人であるアップル、Googleが動いたが、何よりも出版界が、それまでの慎重姿勢を捨て、全体として動き始めた。無風状態が続き、最後までデジタルとは無縁と考えられてきた業界である。これは多くの人の予想を超えたことだったろう。EPUB3への期待は、それ以前とは比較にならないほど大きく、しかも急速に膨らんだ。市場はイノベーションと急成長の歴史的転換点にさしかかっていたのである。IDPFの主要メンバーの一角を占める世界の大手出版社は、遅くとも2010年はじめには、E-Bookが（紙と並んで）出版の主要なフォーマットとなることを実感した。そしてE-Bookには紙の本を簡便に提供する以外にも大きな可能性を秘めていることを理解した。1960年代のペーパーバックの登場による書店チェーンの成立以来の、いやそんなものではない、グーテンベルク以来の歴史的イノベーションが、これから一世代のうちに起きようとしている。2009年には少数派だった、こうした見方は、2010年にはコンセンサスとなって、ほとんどの出版社で取組みが始まった。</p>
<p>米国市場において、この認識の変化をもたらしたのは、なんといっても不況下で停滞する印刷書籍を尻目に、年率150%を超すE-Book市場の成長であり、E-Bookの制作と管理の容易さ、それがもたらす高い利益率だ。これらは以前から言われていたのだが、実感しないと分からない。E-Bookは、出版社にとって成長事業であり、ロングテイルからマスマーケットまでスケーラブルに対応できる理想的な商品でもある。ただ、印刷書籍市場を急速に瓦解させる可能性があることだけが懸念材料だった。日本と事情が違っていたのは、心理的に依存すべき印刷本の再販価格維持制度を持たない一方で、E-Book市場の離陸に必要なすべての課題を、アマゾンがクリアしており、コンテンツさえ十分に揃えば、消費者が選んで購入できる流通環境が整っていたことだ。</p>
<h3>“前門のアマゾン、後門のアップル”からの自由を保証する標準</h3>
<p><img class="alignleft size-medium wp-image-1999" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="Kindle2_On_Book" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Kindle2_On_Book3-300x89.jpg" alt="" width="300" height="89" />しかし、そのアマゾンはEPUBではないMobiという独自のフォーマットを採用していた。同社はその上でコンテンツやE-Bookの読み進み状況などに関する情報を、他のKindleやKindleアプリと共有できるWhisperSyncのような高度なサービスを提供しており、出版界はこれにロックインされるリスクがあった。デバイスに依存しないで高度なサービスを提供するには、Webの最新標準を使い、アマゾンに近い&#8221;2.0&#8243;的なサービスを提供できるようにする必要があるが、こうした標準は、メーカーやオンラインストアだけに関係するものではなくなった。企画・制作と流通の境界がはっきりしないデジタル時代では、標準がなければ出版社は市場の支配的プラットフォームに依存するしかない。</p>
<p><img class="alignright size-medium wp-image-3886" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="IPad" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/IPad2-199x300.jpg" alt="" width="139" height="210" />そして次に、アップルのiPadがある。2010年春に登場したiPadは、タブレットの市場を創造し、瞬く間にメディアとして定着させた、電子ペーパーによる、違和感のない読書体験とは別の、拡張E-Bookの真価と可能性を、これも疑問の余地がない形で示し、安い価格で普及させた。拡張E-Bookは教育コンテンツでは標準的な機能となることは容易に予想された。アプリの開発においてiPadやiPhoneが採用するiOSに依存すれば、それはアップルの統制下に入ることを意味する。通常のE-Bookで70%あまりのシェアを持つアマゾンと同様、タブレット市場で90%近いシェアを持つアップルも、出版社にとってはパートナーであると同時に警戒すべきライバルという両面を持っていた。対抗策は唯一つ。<span style="color: #008000;">Webの標準技術を使って、E-Bookのすべてのニーズに応えるE-Book標準を構築すること</span>、つまりIDPFの方向だ。</p>
<p>しかし、EPUB3が土台とするHTML5+CSS3は、現在でもなお成熟途上の標準で、様々なレベルの技術が混在し、何でも出来そうな反面、互換性、相互運用性の点では、平均的技術者が安心して使える（いわゆる「枯れた」技術）ではない。標準化にはじっくり時間をかけているわけにはいかないので、取り扱いには、かなりの細心さと大胆さ（つまりは経験）を必要とした。市場の動きからみて、2010年中には方向性を確定させ、2011年春には仕様を完成させ、秋には最終承認を得て制式化する必要があったと思われる。IDPFはこれをクリアして市場の期待に応えた。</p>
<h3>日本にとっては出版の21世紀への最終列車だった</h3>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7749" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="deadline" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/deadline.jpg" alt="" width="144" height="144" />さて、こうした状況から考えると、EPUB3の最大の課題は、アマゾンとアップルという市場のリーダーの独自フォーマットに依存せずに、同等の機能をWebの技術を使って実現できるオープンな標準を提供することであったと言い切れる。フォーマットというと、日本での関心は組版に集中したのだが、国際的には文字組みの問題は一部に過ぎず、しかも縦組ゃルビなどの必要性について共通認識があったわけではない。欧文に関しては、異なる組版フォーマットの相互変換の問題はほぼ解決済みと言ってよく、アマゾンも多くの出版社からEPUB2での入稿を受け容れていた。「構造＋スタイル」の指定というやり方は、どんなフォーマットでも変わりはない。アマゾンは最近、MobiからHTML5+CSS3ベース（といって完全にEPUB3ではない）のフォーマットに移行すると発表したが、こうしたことは、問題なくできる。標準があれば、メーカーは「付かず離れず」のスタンスをとることが多い。</p>
<p>しかし、商業出版における縦組を必須と考える日本では、それが出来なければ、いかにEPUB3が新世代の標準でも受け容れる気配はまったくなかった。逆に言えば、「EPUB3に縦組」というのは、日本が21世紀の出版に乗り遅れないためのラストチャンスと言えた。失敗すれば、「縦組をとるか、EPUB3をとるか」という困った選択が待っていた。（鎌田、2011-12-07）</p>
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		<title>EPUB戦記(8)：標準というゲームのルール</title>
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		<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 11:58:58 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
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		<description><![CDATA[筆者はOMGという国際標準化団体に関わっていたので、そこでの活動の表と裏を見る機会があり、多くを学ぶことが出来た。いちばん感銘を受けたことは、激論やごり押しや根回しといった（どこにでも見られる）風景だけではない、高い知性 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-full wp-image-7507" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="EPUB_senki_logo" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/EPUB_senki_logo.jpg" alt="" width="120" height="120" />筆者はOMGという国際標準化団体に関わっていたので、そこでの活動の表と裏を見る機会があり、多くを学ぶことが出来た。いちばん感銘を受けたことは、激論やごり押しや根回しといった（どこにでも見られる）風景だけではない、高い知性と公徳心を持つ人々の理性的な議論と、稀にしかお目にかかれない民主主義というものだった。そこでは言葉の壁などは、あまり問題にならない。ちゃんとした技術を持ち、目標を共有している限り、味方はつくれるのである。そうした意味では戦いは「日本対世界」といったものでは絶対にない。<span id="more-7729"></span></p>
<h3>市場の節目を逆算して始める長丁場のゲーム</h3>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7740" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="timing" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/timing.jpg" alt="" width="227" height="222" />標準というものが成功するかどうかは、時を得るかどうかにかかっている。いかに周到に準備し、よく出来た仕様でも、市場が標準を待たずに走り出した後では無視されるし、別の標準で代用されて市場の形成が当初の予想と変わることもある。だから標準化のイニシアティブは、市場が動き出すタイミングを読み、その直前に、市場のニーズに最大限応える仕様を、主要なステークホルダーの納得を得られる形で策定し、製品として実現できるようにしなければならない。これは相当な集中を要するスリリングな作業で、強いリーダーシップとチームワークが噛み合わないと成功しない。ゲームにたとえれば、野球やバレーボールよりは、時間制のサッカーやバスケットの試合のようなものだと考えている。</p>
<p>ITなど動きの速い分野では、コンソーシアムの標準化作業に与えられる期間は、ほぼ18ヵ月、プラスマイナス6ヵ月と考えられる。すでに市場で使われている技術の仕様が公開され、そのまま採用される場合はこれよりも速いが、ゼロからスタートする場合はそのくらいはかかってしまう。つまり、市場が動き出す直前（と言っても事前に決まっているわけではない）という1点に向け、そこから逆算する形でスケジュールが立てられる。コンソーシアムにおける標準化のプロセスは、団体や技術の性格、案件によって違いはあるが、おおむね以下のように流れる。</p>
<ol>
<li> 市場ニーズや、製品技術、周辺技術、関連標準等についての調査、意見の収集</li>
<li> 方向性の決定、作業グループ(WG)の設置、スケジュール等の決定</li>
<li> 対象範囲の限定、目標の設定（提案のための要件）</li>
<li> 提案の募集と集約、相違点の確認と調整(修正)、草案、最終案の採択</li>
<li> 理事会(ボード)での採択と最終承認</li>
</ol>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/centering.jpg"><img class="alignleft size-full wp-image-7736" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="centering" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/centering.jpg" alt="" width="226" height="181" /></a>このプロセスは、最初は漠然としていた事柄について、しだい明確にし、絞り込んでいくもので、途中でその方向性や範囲が市場の現実にそぐわなくなる(最悪の)事態が起きない限り、WGは必ず1点に収束するように運営していかなければならない。そうならないと瓦解し、作業は無駄となり、議長(通常2名)は面子を失うので、リーダーシップはWG設立以前の段階から発揮されなければならない。ここでのんびりしていると、挽回するには相当のエネルギーが要る。議長(名称は様々)の権限＝責任は、実質的に相当に大きい。しかしある程度の独断や裁量が許されるのは、プロフェッショナルとしての力量、人格への信頼と期待があればこそで、議長の地位に付いて回るものではない。</p>
<p>議長は、他のメンバーよりも技術的実績において同格以上であることが求められ、かつ新規参加者や外部との応対において、どんな質問やクレームにも辛抱強く対応できないといけない。ITメーカーには「エヴァンジェリスト」というポストを設けている企業が少なくないが、筆者はWGの議長こそが本物のエヴァンジェリストだと考えている。作業メンバーには自信満々の連中が多いので、対応できないとすぐに学級崩壊が起きかねない。</p>
<h3>標準はよい技術を決める場ではなく、競争のルールを決める場である</h3>
<p>ここで勘違いしてはならないのは、情報技術の標準化とは、基本的に異なるソフトウェアの間でのデータの<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%92%E6%8F%9B%E6%80%A7" target="_blank">互換性</a>や<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E4%BA%92%E9%81%8B%E7%94%A8%E6%80%A7" target="_blank">相互運用性</a>、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%BB%E6%A4%8D%E6%80%A7" target="_blank">移植性</a>といったことを実現するための共通仕様であって、一番よい実装(製品化)技術を決めようとするコンテストではないことだ。つまり様々な実現方法が前提とされており、製品が違っても、データが読めなかったり、システムとして連携できないようなことがないようにしようというものだ。別の言い方をすれば、競争のルールを決めるのが標準といえる。もちろんルールはプレーヤーの能力やゲームの戦術や局面に大きな影響を与えるので、ゲームの参加者は誰もが重視する。最近は（これをメーカーに任せたくない）ユーザー企業も、ルール作りに積極的に参加するようになっている。IDPFでは、大手出版社やB&amp;Nも参加してEPUBの機能に注文をつけている。</p>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7738" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="discuss-1-218x218" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/discuss-1-218x218.jpg" alt="" width="174" height="174" />さて、日本では「標準」というと「誰かが決めて、みんなで守らなければならない、法律のようなもの」と考えている人が少なくない。これは大きな誤解だ。ルールはステークホルダー（ユーザー、メーカー、研究機関、政府機関…）すべての要求に応えてつくられるとされるものなので、態度を示さず、要求を出さないと声の大きい人だけで決めてしまう。「さっさと決めてくれ」という態度でいながら、後で不平を言ってもヒンシュクを買う。どうもこれは民主主義の成熟度と関係がありそうで怖いところだ。また、ルールは法律ではないから、守る必要はない。しかしルールを無視するとユーザーの信頼を失うリスクを冒すことになる。</p>
<p>ITの標準が一般社会のルールと違うところは、それを守るかどうか、そしてどのように守るかが個々の主体に任されていることだ。ペナルティはない。<span style="color: #008000;">標準以外の機能を盛り込んでもよいし、標準にある機能をすべて実現する必要もない。</span>標準への準拠とその証明をユーザーが要求する場合には、第三者機関が試験環境をつくって認証することが多い。しかし、ISO9000などとは違って、例えばEPUBでブラウザのコンプライアンスが問題になるようなことは、たぶんないだろう。</p>
<p>標準化に参加するメーカーの技術者にも「標準技術」というものを理解していない場合が少なくない。日本人に多いのだが、会議の場で自信満々、自社の製品技術についてのプレゼンを行い、いかにもその仕様を標準として採用して欲しいという態度をとることがある。どんなに立派な技術でも、多くの人はこれを聞いて絶句する。場違いなのだ。場違いな発言をすれば子供とみなされる。これは求められているルールではない。彼は、自社の技術を含む、<span style="color: #008000;">現在と将来の様々な実現方法の間で互換性、相互運用性、移植性を実現するルール</span>について語らなければならなかったのだ。もちろん、そのためには世の中にある技術、他社の技術について、ある程度以上に知っていることが必要とされている。</p>
<p>標準化というルールづくりのゲームに参加するには、標準化に対するリテラシーが必要だ。それは<span style="color: #008000;">技術的には、複数の代替手段の違いを超える上位(あるいは基底)技術についての知識であり、また小手先の英語ディベートではない、理性的な議論による合意形成という民主主義の実践能力</span>だ。これさえあれば必ず味方が現れ、助けてくれる。現場では、大企業も個人企業も独りなので、個人の力量がモノをいうのである。　（鎌田、2011-12-05）</p>
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		<title>EPUB戦記(7)：世界標準に縦組という奇跡</title>
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		<pubDate>Sun, 04 Dec 2011 11:10:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
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		<description><![CDATA[EPUBは、W3Cの3標準（HTML、CSS、SVG）をベースとしているので、それらにない機能は入らない。ないものは間に合うように大急ぎでつくるしかない。それに日本と台湾でしか使われていない機能を世界標準に盛り込ませるに [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-full wp-image-7507" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="EPUB_senki_logo" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/EPUB_senki_logo.jpg" alt="" width="108" height="108" />EPUBは、W3Cの3標準（HTML、CSS、SVG）をベースとしているので、それらにない機能は入らない。ないものは間に合うように大急ぎでつくるしかない。それに日本と台湾でしか使われていない機能を世界標準に盛り込ませるには、相当の説得力と腕力、あるいはそれ以上のものも必要だった。奇跡とも言える1年半を見ていく前に、何をクリアする必要があったかを要約しておきたい。<span id="more-7708"></span></p>
<h3>縦組はWeb (W3C)とE-Book (EPUB)の「二重標準」</h3>
<p>標準化の主戦場は、もちろん標準化団体の会議の場が中心となるが、EPUBの場合にはやや複雑だ。IDPFは、Webの標準技術から必要な機能を借用してEPUBを構成することを基本ポリシーとしているので、EPUBの骨格はXMLで記述されたHTMLとCSS、SVGから成るのだが、それらはW3Cで策定されている。借りてくるには、W3Cのドキュメントに載ってないといけない。2010年の時点で、日本語の縦組やルビを可能とする機能は標準のCSSには含まれていなかったから、EGLSのチームは、W3C/CSSの場で活動し、これを標準化のプロセスに載せると同時に、IDPFでEGLSの必要性を認めさせる必要があった*。当然、前者にも時間がかかる。村田さんによると、W3Cでの策定タイミングをEPUB3のスケジュールに合わせられる可能性は五分五分よりもかなり低かったという。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><span style="font-size: small; color: #808000;">村田さんによると、W3CのCSSと整合性を取れない場合でも、IDPFだけで縦組を入れることは不可能ではなく、彼もこの選択肢を最後の手段として残していたようだ。しかしそれではWebとE-Bookの融合という趣旨と外れるので、IDPFにとっても好ましいことではない。WebKitなどのオープンソースでも採用されない可能性が大きくなり、標準としての価値は大きく損なわれてしまう。IDPFのビル・マッコイ氏も村田さんも、それは何とか避けたかった。</span></p>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7713" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="bridge_gap2" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/bridge_gap2.jpg" alt="" width="184" height="141" />標準は1日にしてならず。ここでモノをいったのは、1990年代初めから日本印刷技術協会(JAGAT)や日本規格協会(JIS X 4051)で続けられてきた作業だった。複雑な日本語組版処理の要件を明示化し、出版・印刷業界の合意を形成するのは、かなり気の遠くなるような作業である。これが始まった当初は環境としてのWebはなく、また「国際標準」につなげることが目標になっていたとは思えないが、この仕事がもとになって、1999年には、マイクロソフトのスタッフが書いたInternational Layout in CSSがCSSのWorking Draftとして提出された。また、2004年から要件の英文による定義とW3Cの正式文書化の作業が始まり、2009年に日本語組版処理の要件が策定された。これには、活字編集技術の生き字引とも言える小林 敏さん、当時ジャストシステムにいた(ユニコードの)小林龍生さんなどが関わっている。</p>
<p><img class="alignleft size-full wp-image-7722" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="CSS" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/CSS.png" alt="" width="89" height="89" />Webにおける本格的日本語組版の実現をターゲットにした作業の成果をCSSの仕様とすることができれば、これをEPUB3に載せることも理屈の上では可能である。ただ、確率は低く、かなりアクロバティックなウラ技が必要だった。2010年2月、JEPAがIDPFの首脳にEPUB日本語拡張の意思を明確にした時点で、“縦組CSS”の仕様は存在しておらず、これをEPUB3の作業にシンクロさせなければ、成立することはない。ここで予算とスタッフを投入し、スケジュールにも影響力を持つ国際的大メーカーが本気で取り組んでいれば、少し話が違っていただろう。しかし、悲しいかな、中国市場と反比例して日本市場の国際的地位が低下した最近では、日本メーカーを含めてそうした動きはなく、日本人スタッフの活動も全社(戦略)レベルでは評価されないことが多い。日本の活動の中心は、2009年11月にEPUB研究会を発足させたばかりのJEPAが担うしかなかった。ボランティアレベルの活動だ。</p>
<h3>ボランティアの少数精鋭による普遍性の主張</h3>
<p><img class="alignleft size-medium wp-image-7716" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="mongolian4" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/mongolian4-107x300.png" alt="" width="86" height="240" />もっとも、筆者の経験でも、金がないことを除けば、少数精鋭、ボランティア中心の活動というのは、企業での意思決定、パートナー企業間や業界団体の合意形成、国との調整といった、面倒で神経を磨り減らす仕事から解放される分、技術そのものと会議での駆け引きに集中できるので、メンバーさえよければ悪いことばかりではない。村田さんは、「日本のふつうのやり方でやっていたら絶対に出来なかった」と断言し、「だから私は嫌われる」と付け加える（最近はこれに「日本では」というのを加えているが）。</p>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7718" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="chinese" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/chinese.jpg" alt="" width="180" height="194" />ボランティアで何が出来る、と思われるかもしれない。しかし、前回ふれたように情報技術の標準化（とくにユニヴァーサル標準）の世界では、<span style="color: #008000;">肩書きより実績</span>が重視される。実績ある人物が大組織のバックもなしで出てきたら、それは自己の信念に忠実な本物のプロが、<span style="color: #008000;">公共の利益</span>のために何かをやろうとしているのだ、と考える。たとえ所属企業の指示があっても、そういう人間を敵に回すことは、世界ナンバーワンの企業の代表でも無下には出来ない。間違いなくプロのコミュニティでの評価を落とすからだ。標準化のパワーポリティクスの世界においても、「道理(職業的倫理)」というものは尊重される。ただ、どんな人物でも、日本のためにしかならない(個別利益のための)仕様を提案してくれば話は別だ。「日本語の縦組をぜひ」では世界標準にはならない。それが認知されるには、</p>
<ol>
<li>日本をはじめ東アジアに強いニーズがあり、</li>
<li>文化的・商業的価値のある縦組を実現する機構が、</li>
<li>技術的整合性を損なわず、実装・実行上の負担にもならない</li>
<li>仕様化のために余計な時間をとらない</li>
</ol>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7720" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="Korean" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Korean.jpg" alt="" width="160" height="185" />ということを納得してもらわないと同意がもらえない。XMLを体現する村田さんのような人物の提案であれば、誰も(3)の心配はしないだろう（ふつう、これは実証しないといけない）。問題は(1)と(2)を証明することだ。村田さんは、日本以外で縦組を使っている唯一の国である台湾、歴史的に漢字文化を共有する中国と韓国、縦組の文字文化遺産を持つモンゴルに対する根回しが成否を握ると考えた。そして、縦組の普遍的価値を理解し、支持し、主張する非東洋人が必要だった。こういう時こそ、日ごろの付き合いが意味を持つ。　（鎌田、2011-12-04）</p>
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		<title>EPUB戦記(6)：国際標準化の舞台</title>
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		<pubDate>Sat, 03 Dec 2011 09:20:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
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		<category><![CDATA[EPUB3 Commentary]]></category>
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		<category><![CDATA[村田真]]></category>

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		<description><![CDATA[EPUB3標準に縦組仕様を盛込むプロジェクトの成功のドキュメントについて、できるだけわかりやすく描くのが筆者のミッションである。中心的な役割を果たした人々の話を順次紹介していきたいが、内容は簡単にまとめられるものではない [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-full wp-image-7507" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="EPUB_senki_logo" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/EPUB_senki_logo.jpg" alt="" width="120" height="120" />EPUB3標準に縦組仕様を盛込むプロジェクトの成功のドキュメントについて、できるだけわかりやすく描くのが筆者のミッションである。中心的な役割を果たした人々の話を順次紹介していきたいが、内容は簡単にまとめられるものではないし、それを理解していただくためには、国際標準化という、あまり世間では知られていない背景について、筆者なりにまとめておく必要を感じている。個人的にも20年近く関わったが、理解が進まないことには理由がないわけではない。<span id="more-7685"></span></p>
<h3>「よい標準」はどうつくられるか</h3>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7512" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="unicode_logo" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/unicode_logo.jpg" alt="" width="86" height="86" />国際標準化の「バトル」の現場を生々しく描いたものでは、小林龍生さんの奇書<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E6%88%A6%E8%A8%98-%E2%94%80%E6%96%87%E5%AD%97%E7%AC%A6%E5%8F%B7%E3%81%AE%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%A8%99%E6%BA%96%E5%8C%96%E3%83%90%E3%83%88%E3%83%AB-%E5%B0%8F%E6%9E%97%E9%BE%8D%E7%94%9F/dp/450154970X" target="_blank">『ユニコード戦記』</a>がある<span style="color: #515151;">（奇書とは世に稀なという意味です。為念）</span>。しかし、国際標準はゴマンとあり、ユニコードはかなりユニークな標準で、著者もユニークな方なので、一般化できない部分もあり、ここで用語事典などにも載っていないことについて独断的に整理しておきたい。</p>
<p><img class="alignleft size-full wp-image-7695" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="ISO" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/ISO.jpg" alt="" width="93" height="83" />さて、標準は、コンソーシアムなどが策定する<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89" target="_blank">デファクト</a>(de facto)標準と、ISO/IEC/ITU-Tの3つの<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%99%E6%BA%96%E5%8C%96%E5%9B%A3%E4%BD%93_%28%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%81%A8%E9%80%9A%E4%BF%A1%29" target="_blank">国際機関</a>や各国国内機関による標準から成る<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89" target="_blank">デジューリ</a>(dejure)標準に分かれる。デファクトであっても、「標準」として認知されるためには、原則として無償で、仕様が公開されていなければならないし、コンソーシアムであれば誰でも参加でき、合意された手続き(procedures)に基づいてプロセスが公開されていることが必要とされる。これが「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E6%A8%99%E6%BA%96" target="_blank">オープン標準</a>」と呼ばれる。これも程度問題だが、十分にオープンでないコンソーシアムは、排他的とみなされ独禁法上のチェックが入る。閉鎖的な日本の「業界」文化とのズレが問題になることも少なくない。</p>
<p><img class="alignleft size-full wp-image-7696" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="W3C" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/W3C.jpg" alt="" width="94" height="86" />重要なことは、デファクトとデジューリは対立するものではなく、成功したデファクトの多くはデジューリに移行するということだ。前者は市場のニーズに対応して、メーカーやユーザーの第一線のエンジニアやテクノロジストが参加し、必ず実装(製品化)されることを前提として作られる。中には製品が出なかった標準、出ても普及しなかった標準もあるが、それが仕様自体の問題であった場合は、策定にあたった中心人物は評価を落とすだろう。参加する人材の時間コストは高いので、失敗した場合の損失は、参加する企業や個人にとってけっして少なくない。つまり活動にはそうしたプレッシャーがかかる。デジューリの標準はメーカー技術者や研究者などから成る「各国代表」が参加し、体系性、整合性を重視して整備されるが、そのまま市場に対応するものではないので無駄撃ちが多くなる。</p>
<p>市場で成功した（つまり標準として機能することが実証された）デファクト標準は、ISO/IECなどのお墨付きを得て、ほぼ自動的にJISなどの各国標準として導入され、市場における政府の役割の度合いに応じて、各国の業界に採用されて普及する。1990年代に大きな変化があり、グローバル化と市場主導が進んだITでは、とくにデファクトの役割が大きくなった。今日、最も影響力の大きい標準化団体は、ユニコード・コンソーシアム（文字符号）、W3C (Web)、そして筆者が長く関わっていた<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/Object_Management_Group" target="_blank">OMG </a>(技術間の相互運用性)の3つだと思うが、これらの標準は公的標準機関でも特別な扱いを受ける（つまり最速で採択）。公式に「よい標準」だと認められるわけである。</p>
<p>よい標準というはっきりした目安はないが、いちおう<span style="color: #008000;"> (1) 様々に実装されて市場の多様なニーズに応え、(2) 周辺の技術環境の変化を乗り越え、(3) 適正なメンテナンスと拡張がなされる</span>、(という状態が10年余りにわたって続けられる)と認められれば、よい標準といえるだろう。筆者は、上記の3団体は、デファクトやデジューリを超えた、<span style="color: #990000;">ユニバーサルな標準化団体</span>だと考えている。というのは、文字とWeb、技術間の相互運用性という3つの分野は、今日の情報技術全体を支える基盤標準であり、個々の技術の上位にある、いわば「標準の標準」といえるものをつくっているからだ。</p>
<h3>標準化の主役とは</h3>
<p><img class="alignright size-medium wp-image-7697" title="programming-hierarchy-of-needs" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/programming-hierarchy-of-needs-300x195.png" alt="" width="300" height="195" />これら3団体は、そのオープンな性格から、各国の企業や民間団体だけでなく、各国の政府機関もメンバーとして参加し、あるいは他の主要標準化団体とリエゾンを持つことから、コンソーシアムを超えた存在として認知されている。これらの団体で標準化に携わる技術的リーダー（作業グループの座長とその経験者）は、別格の尊敬を集めており、企業などの所属が変わっても、あるいは独立しても、引き続きプロセスをリードすることがコミュニティから期待される。逆に言えば、肩書きではなく実績だということだ。（右の図はソフトウェアの評価水準）</p>
<p>EPUB3において、日本には<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E7%94%B0%E7%9C%9F" target="_blank">村田 真</a>さんがいた。これがどれほどの意味を持つかを知るには、上記のことを頭に入れていただけばよい。村田さんには<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/World_Wide_Web_Consortium" target="_blank">W3C</a>において、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AF_%28%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E6%8A%80%E8%A1%93%E8%80%85%29" target="_blank">ジェームズ・クラーク</a>らとともに<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/Extensible_Markup_Language" target="_blank">XML</a>の仕様を書いて策定に関わり、その有力なスキーマ言語の一つである<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/RELAX_NG" target="_blank">RELAX NG</a>を、同じくクラークと共同で設計し、その仕様をOASIS→ISO/IECの標準とした実績がある。前者は今日のほとんどの標準に使われており、後者は（競合標準はあるが）IDPFでも採用されているから、その仕事は単純に金銭換算しても数億ドル分にはなるだろう。冗談ではなく、世界のリーダーの一人で、日本では国宝級だ。</p>
<p>村田さんのようなテクノロジー・リーダーが尊敬を集めるのは、この変化の激しい世界で、広い視野と将来を見通す透視力を持ち、しかも数多の天才、秀才を輩出する分野で、公平でハイレベルな調整能力を発揮してきたからだ。技術的に優秀であるだけでは、標準化の世界で実績を残せないし、認知され、それなりに尊重はされても、尊敬されることはない。プロとしての技術者のコミュニティが企業から独立していない日本では、ご本人の評価はさほどでもないのだが、今回の主役は村田さんであり、標準化コミュニティにおけるステイタスはもちろん、短期決戦での戦術眼と、同じく国際的に通用するエンジニアを動員できたことが、EGLSの成功の直接的要因であると思われる。　（鎌田、2011-12-03）</p>
<p>&nbsp;</p>
<h4 style="padding-left: 30px;">追記</h4>
<p style="padding-left: 30px;"><span style="color: #993300; font-size: small;">本連載の(4)と(5)において、総務省の予算の多くが「中間フォーマット」関係に配分されたかのように誤解を招く記述がありました。事実は、電子出版環境整備事業で10事業が認定されましたが、「電子書籍交換フォーマット標準化プロジェクト」は、最大ではあるものの一つであり、また事業には「EPUB日本語拡張仕様策定」も含まれています。不適切な表現について、関係者および読者各位にお詫びさせていただきます。なおこれらの事業の成果と評価は、総務省のサイトで<a href="http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ictriyou/shinict.html" target="_blank">公開</a>されています。これについては別にご紹介していく予定です。</span></p>
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		<title>E-Book再考(2)：フォーマットは組版だけでない</title>
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		<pubDate>Tue, 18 Oct 2011 16:29:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
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		<description><![CDATA[前回、E-Bookはコンテンツとデバイス－クラウドを連携させる一連のサービス・システムとして成立すると述べた。これを出発点として、今回は昨年来大きな話題となってきた「フォーマット」問題を考えていきたい。ここでは日本語組版 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-full wp-image-7313" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="engineering" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/engineering.jpg" alt="" width="254" height="161" />前回、E-Bookはコンテンツとデバイス－クラウドを連携させる一連のサービス・システムとして成立すると述べた。これを出発点として、今回は昨年来大きな話題となってきた「フォーマット」問題を考えていきたい。ここでは日本語組版ばかりが注目されたのだが、E-Bookをサービスとして見るならば、ビジュアル表現のフォーマットは基本的ではあっても一部である。EPUBの日本語拡張でひとまず決着がついた現在、ビジネスにとって重要なシステムのフォーマットについて再考してみる必要がある。（図は空港システム）<span id="more-7308"></span></p>
<p>前回記事の反響にはすこし驚いた。誤解を避けるために、読みづらくなるのを覚悟で「定義」の話から始めたのだが、多くの方に意図を理解していただいた。筆者が「定義」を重視するのは、言葉によるコミュニケーションの前提として、対象の意味を正確に共有していないと、考えるという行為が成り立たないからだ。E-Bookのような大きなシステムを考えるには、定義を重視したシステム工学的なアプローチが必須であると考えている。</p>
<blockquote><p>「世界中のすべての問題は、もし人間が考えることを厭わなければ簡単に解決できる。問題は、人間はどんな手を尽くしても頭を使わないで済ませたがることだ。考えるというのはそれほど難しい。」　T.J.ワトソン・シニア</p></blockquote>
<h3>2つの見方：コンテンツ vs. 対話環境</h3>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7315" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="J_typesetting" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/J_typesetting.jpg" alt="" width="158" height="204" />日本の「電子書籍元年」では、コンテンツのフォーマットが大きな問題になった。著者・出版者の意図通りに再現されなければ、コンテンツ売り物にならないし、ユーザーは最小限の投資で安定的に、デバイスを選ばず再現される環境を必要とするから、フォーマットの重要性は誰しも納得できる。問題はその先にある。多くの人は「電子書籍」を(その名の通り)紙の本の電子的対応物と考えたから、フォーマットは<span style="color: #008000;">レイアウトと文字組版</span>に関することだと考えた。商業出版物のかなりの部分は縦組み出版物で占められ、ふり仮名(ルビ)も必要で、ものによっては複雑な組版ルールも絡んでくる。日本語組版については実績ある専用システムが使っているフォーマットを前提とすべきだ。海外コンテンツも、日本で商売したいなら日本ルールをサポートすればいい。以上終わり。これはDVDの規格と同じ、典型的な<span style="color: #cc0000;">モノ</span>発想のフォーマットだ。</p>
<p>世界標準になりつつあるEPUBを重視した人々（筆者も含む）は、別の電子書籍（あるいはE-Book）を考えていた。彼らにとって、それはWeb＝コミュニケーション環境と切離しては考えられず、Web (HTML/CSS)と地続きであるEPUBを日本語環境に向けて拡張することこそが、デジタル出版活動を前進させる唯一の現実的方法だ。国境やメディアの境界を超えたところに成立する21世紀のデジタル出版は、印刷本の電子的対応物だけでなく、<span style="color: #008000;">動的な情報を扱える対話的環境</span>を提供するものでないと成り立たない。国際標準の拡張によって、出版にも情報産業にも大きなビジネスチャンスが生まれるだろう。こちらのE-Bookは、コミュニケーションという<span style="color: #cc0000;">コト</span>に力点が置かれている。EPUBが新世代の標準と言われるのはそのためだ。</p>
<p><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/100930-sharp-galapagos-thumb-400x283-201010.jpg"><img class="alignleft size-medium wp-image-7314" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="100930-sharp-galapagos-thumb-400x283- 201010" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/100930-sharp-galapagos-thumb-400x283-201010-300x212.jpg" alt="" width="210" height="148" /></a>2つの見方は大いに違う。前者は印刷＝機械を前提とする伝統的な出版観を、後者はWeb＝デジタルを前提とする21世紀的出版観を反映しているといえるだろう。ほんとうはこの価値観の違いとその意味、対立を止揚する方法を徹底して議論すべきだったのだが、前者の人々は「守旧派」と見られることを嫌うあまり、日本語組版を前面に立てて絶対視する呪縛にかかり、たんなる技術的問題に政治的・社会的・文化的意味を密輸入して議論のスジを無用に混乱させてしまったように思われる。EPUB 3.0に合わせた日本語拡張が出来なかったらえらいことになっていた。今となっては済んだことだが、このことは忘れないようにしたい。</p>
<p>さて、EPUB 3に日本語拡張が入ったことで、コンテンツと環境に関するフォーマットの問題がほぼクリアされた。つまり、出版環境をWebと地続きのものとして構成する選択肢が、出版関係者に提供されるということだ。従来の日本語専用ソリューションで蓄積された技術とスタイルは、EPUBの日本語ソリューションに移行し、またそれによって自動変換も可能になるだろう。標準ベースのツールやサービスは安価に提供されるから、製作コストは安くなり、E-Bookの採算点は1年以内に大幅に下がる。印刷本でいえば、印刷・製本コストが下がることに匹敵する。コスト低下による事態はすでに経験済みで、何が起きるかを想像するまでもない。ビジネスとしてはプラスにもマイナスにもなるから、それに対応した企画やマーケティングを考えるほかはない。しかしである…。　（<span style="color: #ff6600;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2011/10/rethinking-ebook-business-2-format-for-what/2/">次ページ</a>に続く</span>）</p>
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		<title>EBook2 Magazine (Vol.2, No.4, 10/13) +Review</title>
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		<pubDate>Fri, 14 Oct 2011 07:40:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[EBook2 Magazine]]></category>
		<category><![CDATA[EPUB]]></category>

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		<description><![CDATA[汗水流した人には不謹慎な言い方だが、出版業界にとってEPUB 3はまったくの僥倖だった。本来こうした標準は、最大の受益者でユーザーである出版関係者が自分たちの要求を集め、整理するところまでは参加するのがスジなのだが、日本 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-full wp-image-7300" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="bridge" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/bridge.jpg" alt="" width="155" height="117" />汗水流した人には不謹慎な言い方だが、出版業界にとってEPUB 3はまったくの僥倖だった。本来こうした標準は、最大の受益者でユーザーである出版関係者が自分たちの要求を集め、整理するところまでは参加するのがスジなのだが、日本語組版問題という迷路に挑んだ少数の人々の活躍のおかげで、いわば棚ボタ式に、EPUB 3というE-Bookの新しいパラダイムに乗ることが出来たのだ。おかげで総務省も、最小の投資で最大の成果を得て面目を保った。<span id="more-7286"></span></p>
<h3>出版界はいま、失われた15年からの反転の機会を手にした</h3>
<p>標準は、もちろん実現技術ではなく、実現のためのルールにすぎない。ルールづくりに参加した人々は、そのことで利益を得るわけではない。それどころか、仕様が公開され、開発が誰でも容易になることで、苦心して手に入れた知識やワザの多くは周知のものとなり、あるいは自動化されて無用になる。経済価値がなくなれば、失業する人も出てくるだろう。それを怖れて標準化に背を向ける企業が多いのも無理はない。それでもITの標準が進化してきたのは、一つの標準によって、社会にとってより高度な、多様な技術的挑戦の機会が生まれることを確信する技術者のプロフェッショナリズムと、ルールの共有によって、次のより大きなゲームに参加したいという企業的判断が結びついたからだ。</p>
<p>これまで出版界はITの標準を自ら推進することはなかった。最終ターゲットが印刷物であるDTPはほとんど標準というものを生まなかった。製品が高く、互換性が制約されているのは、ユーザーが標準を要求してこなかったからだ。Webの標準は（速度の遅い）出版を素通りしてきた。2007年に登場したEPUBは、あり合わせ、間に合わせの域を出ず、2010年を目標とした活動も中途半端に終わっていた。このかんに市場は爆発的成長を遂げ、iPadの普及でデバイス環境も大きく変わった。EPUB 3は、「E-Bookはこうあるべき」と考えてつくられた最初の標準といえる。それはこれから3~5年間のニーズに応えるべく、総合的・構造的なものとなっている。</p>
<p>かたや日本である。ここでは「組版」が最大のネックとなってきた。「縦・横・縦中横」と、世界で最も複雑怪奇な表記と、数万字＋外字を扱えることを何にも増して優先したためである。筆者は、これが日本語の国際化（海外での日本語の普及）にとって最大の障害であり、海外出版社の日本参入への障壁になった以上に、出版社のITへの取り組みを遅らせることで出版の衰退を招いたのではないかと考えているが、ともかくEPUB 3に「日本語組版仕様」が載ったことで、組版問題の多くは解決した。</p>
<p>ちなみに、コンピュータを使った日本語組版は、技術としてはとうの昔に解決していた。無数の実装がありながらオープンな標準が生まれず、そのために出版社は高い製作コストの負担に苦しんできたのである。モバイルデバイス用の仕様も、XMDFやdotBookでひとまず確立されていた。なかったのは、海外も含めて、誰でも使えるデバイスやツールでサポートされる環境、互換性を気にせずに、高度な機能を持ったコンテンツを製作、保存、利用できる環境であった。それは国際的に合意されたオープンな標準に、混沌の館を抜け出すことが出来た日本人が「日本語環境」を、国際的に受け入れられる形で再定義し、仕様として盛り込むのを待つしかなかった。出版界はいま「失われた15年」からの反転の機会を手にしている。　（2011-10-14）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<h3><span style="font-family: arial black,avant garde;">EBook2.0 Magazine, Vol.2., No.4, 10-13-11   CONTENTS</span></h3>
<p><span style="font-size: medium; font-family: book antiqua,palatino; color: #ff9900;">＜EDITORIAL＞</span><br />
1. <a href="http://bit.ly/qjCZU3" target="_blank">EPUB 3の正式化：日本語組版仕様を含む世界標準</a><br />
<span style="font-family: book antiqua,palatino; font-size: medium; color: #ff9900;"> </span></p>
<p><span style="font-family: book antiqua,palatino; font-size: medium; color: #ff9900;">＜ANALYSIS＞</span><br />
2. <a href="http://bit.ly/qZneqB" target="_blank">Kindle Fireの裏側</a><br />
3. <a href="http://bit.ly/aPOyOW" target="_blank">ゴランツ社が絶版SFポータル SF Gateway</a> (会員向け）<br />
4. <a href="http://bit.ly/aPOyOW" target="_blank">2012年予測：Kindleリーダ2350万台、Fire1530万台</a> (会員向け）<br />
<span style="color: #ff9900; font-size: medium; font-family: book antiqua,palatino;"> </span></p>
<p><span style="color: #ff9900; font-size: medium; font-family: book antiqua,palatino;">＜NEWS &amp; COMMENTS＞</span><br />
5. <a href="http://bit.ly/o8NxOu" target="_blank">Kindleストアがフランス・デビュー</a><br />
6. <a href="http://bit.ly/qY1EJK" target="_blank">仏Bookeenが高速E-InkのCybook Odyssey</a><br />
7. <a href="http://bit.ly/obDqmB" target="_blank">アドビが「タブレット出版」ソリューションで提携</a></p></blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<h5>＜EDITORIAL＞</h5>
<h4>1. <a href="http://bit.ly/qjCZU3" target="_blank">EPUB 3の正式化：日本語組版仕様を含む世界標準</a></h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7287" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="breakthrough" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/breakthrough.jpg" alt="" width="124" height="85" />EPUB 3最終仕様として確定。5月と変わっているわけではないが、やはり「日本語組版仕様を含む新世代世界標準」の奇跡に改めて感心しないわけには。ツールも続々登場し、用途別の応用も広がっている。これも従来と違うところ。</p>
<h5>＜ANALYSIS＞</h5>
<h4>2. <a href="http://bit.ly/qZneqB" target="_blank">Kindle Fireの裏側</a></h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7288" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="Fire" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Fire.jpg" alt="" width="103" height="78" />Kindle Fireのビジネスモデルは、とくにアプリやコンテンツ・プロバイダとの関係は、リリースに向けて徐々に明らかになっていくだろうが、とりあえずインタビューなどで分かったことをMagazineにまとめた。</p>
<h4>3. <a href="http://bit.ly/aPOyOW" target="_blank">ゴランツ社が絶版SFポータル SF Gateway</a> (会員向け）</h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7289" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="welcome-to-gw" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/welcome-to-gw.jpg" alt="" width="100" height="100" />英国のSF出版社ゴランツの50周年事業の一つ、SF Gatewayポータルのベータ版が数百点の復刊タイトルとともに公開された。百科事典、復刊プロジェクト、フォーラム、ストアへのリンクは「専門書ポータル」の原型を示している。</p>
<h4>4. <a href="http://bit.ly/aPOyOW" target="_blank">2012年予測：Kindleリーダ2350万台、Fire1530万台</a> (会員向け）</h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7290" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="Kindles" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Kindles.jpg" alt="" width="136" height="81" />Kindle Fireの販売予測が出始めた。英国の金融機関バークレイズは、年内に450万台、2012年に1530万台と予測。しかしKindleリーダ3機種はさらに上を行く2350万台。リーダとタブレットの共存は、アマゾンが最終的に証明する。</p>
<h5>＜NEWS &amp; COMMENTS＞</h5>
<h4><img class="alignright size-medium wp-image-7291" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="KT-slate-01-sm._V167318006_" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/KT-slate-01-sm._V167318006_-300x264.jpg" alt="" width="101" height="92" />5. <a href="http://bit.ly/o8NxOu" target="_blank">Kindleストアがフランス・デビュー</a></h4>
<p>アマゾンがアップルに大きく後れていたのは、北米＋英語圏以外の市場。今年は欧州に力を入れているようで、独に続き仏でもKindleストアを開店。仏語タイトル3.5万でオール定価販売。インパクトは弱いが、最初はこんなものか。</p>
<h4>6. <a href="http://bit.ly/qY1EJK" target="_blank">仏Bookeenが高速E-InkのCybook Odyssey</a></h4>
<p>&nbsp;</p>
<h4><img class="alignright size-medium wp-image-7292" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="odyssey01" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/odyssey01-269x300.jpg" alt="" width="76" height="84" /></h4>
<p>フランスのE-Reader専門メーカーBookeenが白黒E-Inkの表示速度の限界に挑戦した意欲的新製品Odesseyを発表。コンテンツも仏Kindleストアの仏語コンテンツをしのぐ5万点</p>
<p>を擁し、アマゾンに対抗。</p>
<h4>7. <a href="http://bit.ly/obDqmB" target="_blank">アドビが「タブレット出版」ソリューションで提携</a></h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7293" title="tablet-front" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/tablet-front.png" alt="" width="121" height="109" />アドビがオランダのウッドウィングと提携してDPSベースの「タブレット出版ソリューション」の販売に力を入れる。製作基盤、ワークフロー、コンテンツ管理を確立しないと、出版社はタブレットに手を出せない。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://js-kit.com/rss/www.ebook2forum.com/p=7286</wfw:commentRss>
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		</item>
		<item>
		<title>EBook2 Magazine (Vol.2, No.3, 10/06) +Review</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2011/10/ebook2-ebook2-magazine-vol1-no-3-1006-review/</link>
		<comments>http://www.ebook2forum.com/2011/10/ebook2-ebook2-magazine-vol1-no-3-1006-review/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 07 Oct 2011 08:08:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[EBook2 Magazine]]></category>
		<category><![CDATA[EPUB]]></category>
		<category><![CDATA[スティーブ・ジョブズ]]></category>
		<category><![CDATA[自炊]]></category>

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		<description><![CDATA[Kindle Fireが登場した先週に比べ、静かな1週間だと思っていたら、「ジョブズの死」という衝撃が待ち受けていた。アップルに復帰して以来の鬼神のような姿 に、先が長くないことを感じていたが、やはり重い。20世紀にはこ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-medium wp-image-7259" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="steve-jobs-dead" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/steve-jobs-dead-300x213.png" alt="" width="151" height="107" />Kindle Fireが登場した先週に比べ、静かな1週間だと思っていたら、「ジョブズの死」という衝撃が待ち受けていた。アップルに復帰して以来の鬼神のような姿 に、先が長くないことを感じていたが、やはり重い。20世紀にはこういう「重い」人はけっこういたのだが、ITの世界ではほかに記憶にない。<span id="more-7251"></span></p>
<p dir="ltr">筆者自身は、自己愛的人物をあまり好きではないが、アレキサンダー大王やグスタフ・マーラー、そして彼のように、エキセントリックな性格と超人的能力、そして生い立ちや時代が、自己愛を英雄的・人類的偉業として昇華させる方向に働くことは稀にあり、それは評価しないわけにはいかない。実業界ではハワード・ヒューズ以来の映画向きの異才だったと思うが、とりあえずヒューズのような最期でなくてよかった。合掌。</p>
<h3>EPUB 3の普及とライティングのリテラシー</h3>
<p>さて、大改訂というより初めての本格的仕様となるEPUB 3が、ようやく一般にも認知されるようになってきた。こうした標準化は、草案、暫定版、確定版、公式版と順を追ってフォーマライズされていくが、それに対 応する製品やツールの開発は、草案が出るころにはすでに仕上げの段階に入っている。EPUBの場合、Webと共通する部分が圧倒的なので、 HTML5/CSS3をサポートする多くのツールは、ほぼEPUB  3にも使える。とはいえ日本語組版仕様は別で、共通の土台となるオープンソース・ツールWebKitで対応してくれるかどうかが注目されていた。幸い、アップルの技術者の手によってすでにこれもクリアされており、EPUB  3の日本語での展開にとって何の問題もない。そして待望の日本語実装製品／サービスも出てきた。</p>
<p><a href="http://www.voyager.co.jp/hodo/110930_press_release.html" target="_blank">ボイジャー</a>は、EPUB 3対応の「縦書き」表示が可能なビューアを自社電子書店「VOYAGER STORE」内の『理想書店』で、11月1日から導入する。また(株)オープンエンドのWord→EPUBの変換ツール<a href="http://www.openend.co.jp/productsinfo/Smartepub-free/smartepubfree01.html" target="_blank">Smart ePub</a>も、EPUB 3対応ではないが、かなりしっかりした機能を持っている。数万円の価格なのも好ましい。ただし、Wordで「スタイル」定義はおろか、このメニューを使っ たことのない人も多いので、スタイルについてのリテラシーを高める必要がある。ライティングにおけるスタイルはレトリックの知識を前提としているのだが、 文章を書く上でのこの基礎知識を教える学校が皆無に近く、逆に実用的文章では無意味な「起承転結」文を叩き込まれる日本では、書き手が構造を明示すること なく、編集者が七転八倒することもあれば、読者が投げ出すことも少なくない。ブログはHTMLの入門に最適というだけでなく、E-Bookの入り口としても近道だと思う。Word→EPUBとともに、ブログ→EPUBが普及することが望まれる。</p>
<p>「出版社7社と作家122人」による<a href="http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20111003_481348.html" target="_blank">自炊代行業者イジめ</a>はほぼ成功したようだが、どうにもやりきれないものを感じる。アルバイトがコピーの代行をするだけのことに、 わざわざ弁護士を立て、徒党を組んで著作権法で脅すというのは、よほどお暇なのか被害妄想に罹っているのか。お金を出して買った自分の本を、さらにお金を 出して裂いてまで電子デバイスで読みたい人が、世の中にいるというのは出版社にとっても作家にとっても悪い話ではないと思う。自らはなかなか電子本を出さ ず、電子で読みたい消費者の邪魔までしていることは、すでに海外に伝わり、呆れられている（ということもメディアは議論せず、伝えようとしない）。これが 恥ずかしいことだという自覚がないのは困ったものだ。この「自炊狩り」は「デジタル狩り」でもあり、「ラッダイズム」よりも社会病理現象に近いと思う。</p>
<p>IT  MediaのeBook  USERの<a href="http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1110/06/news006.html" target="_blank">「電子書籍覆面座談会」</a>はとても面白かった。ただ惜しむらくは、これほど重要な問題がオープンに議論されず、十分なスキルと経験を持ったプロ フェッショナルが「覆面」しなければホンネで話せないことだ。E-BookのUIやユーザビリティは、業界の内部問題ではなく、デジタル時代の日本語コ ミュニケーションの根幹にかかわることである。「社会」の問題が「業界」や「会社」の内部問題として語られ、片付けられるのでは、社会はどんな問題もまと もに解決できなくなる。この悪い循環を断ち切るためにも、E-Bookは必要だ。　2011-10-07</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<h4><span style="font-family: arial,helvetica,sans-serif; font-size: medium;">EBook2 Magazine, Vol.2., No.3, 10-06-11   CONTENTS</span></h4>
<p><span style="font-family: book antiqua,palatino; font-size: medium; color: #ff9900;">＜ANALYSIS＞</span></p>
<p>1. <a href="http://bit.ly/aPOyOW">電子も紙も…活気づく米国料理本市場</a> (会員向け）</p>
<p>2. <a href="http://bit.ly/aPOyOW">膨れ上がる「エージェンシー・モデル」訴訟</a> (会員向け）</p>
<p><span style="font-size: medium; font-family: book antiqua,palatino; color: #ff9900;">＜NEWS &amp; COMMENTS＞</span></p>
<p>3. <a href="http://bit.ly/nASLeE">500年前の印刷楽譜集300余がオンライン公開</a></p>
<p>4. <a href="http://bit.ly/pFJHyS">CCCがRightsLinkサービスにモバイルアプリ</a></p>
<p>5. <a href="http://bit.ly/pzGaCW">アメコミ大手DCがKindle Fire独占で100点提供</a></p></blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<h5>＜ANALYSIS＞</h5>
<h4>1. <a href="http://bit.ly/aPOyOW">電子も紙も…活気づく米国料理本市場</a> (会員向け）</h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7253" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="JPCOOKBOOK2-articleInline" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/JPCOOKBOOK2-articleInline.jpg" alt="" width="67" height="96" />米国で料理本が好調でミリオンセラーの名著もE-Bookで登場。E-Bookが急伸しているだけでなく、紙のほうも好調なところが面白い。本は何が読みたいかが問題で、オンラインは最も手近な入手手段ということになるのだろう。</p>
<h4>2. <a href="http://bit.ly/aPOyOW">膨れ上がる「エージェンシー・モデル」訴訟</a> (会員向け）</h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-6886" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="court2" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/court2.jpg" alt="" width="77" height="77" />米国でE-Bookの委託販売制を策した大手6社とアップルに対して起こされた集団訴訟が、すでに15件に達した。裁判が長引いても勝ち目があると弁護士たちが考えたのだろう。長期化すれば企業のリスクも大きくなる。</p>
<h5>＜NEWS &amp; COMMENTS＞</h5>
<h4>3. <a href="http://bit.ly/nASLeE">500年前の印刷楽譜集300余がオンライン公開</a></h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7254" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="earlymusic.ashx" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/earlymusic.ashx_.jpg" alt="" width="93" height="70" />大英図書館所蔵の貴重な古楽印刷譜集300点余がオンラインで一挙公開された。500年前の印刷物がデジタルで読めるのは研究者でも夢のような話。五線譜への変換やスタイルを変えての自動演奏など、想像も膨らむ。</p>
<h4>4. <a href="http://bit.ly/pFJHyS">CCCがRightsLinkサービスにモバイルアプリ</a></h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7255" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="CCC" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/CCC.gif" alt="" width="132" height="50" />必要なとき、オンラインで著作権を取得できる仕組みを提供するRightsLinkサービスで注目されるようになった米国のNPO、CCCが、新たにiPhone/iPadでも利用できるモバイルアプリをリリースした。</p>
<h4>5. <a href="http://bit.ly/pzGaCW">アメコミ大手DCがKindle Fire独占で100点提供</a></h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7256" title="DC" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/DC.jpg" alt="" width="108" height="81" />人気コンテンツの「Kindle独占」を進めているアマゾンは、アメコミ界の一方の巨人（スーパーマンもいる）DCコミックスと人気「グラフィックノベル」一挙100点をKindle Fireから提供することで合意。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>EBook2 Magazine (Vol.2, No.1, 9/22) +Review</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2011/09/ebook2-magazine-vol1-no-1-922-review/</link>
		<comments>http://www.ebook2forum.com/2011/09/ebook2-magazine-vol1-no-1-922-review/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 26 Sep 2011 08:00:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Data Format]]></category>
		<category><![CDATA[EBook2 Magazine]]></category>
		<category><![CDATA[EPUB]]></category>
		<category><![CDATA[標準化]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.ebook2forum.com/?p=7149</guid>
		<description><![CDATA[「電子書籍の世界規格上陸、国内出版界は正念場」という新聞の見出しで驚いたのだが、EPUBは日本の市場のニーズを反映すべく、日本のメンバーによって策定されたもので、外国勢力の日本攻略の武器として「上陸」するものではないし、 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-full wp-image-4904" style="margin-left: 0px; margin-right: 15px;" title="epub_logo_color" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/epub_logo_color5.jpg" alt="" width="76" height="104" />「電子書籍の世界規格上陸、国内出版界は正念場」という新聞の見出しで驚いたのだが、EPUBは日本の市場のニーズを反映すべく、日本のメンバーによって策定されたもので、外国勢力の日本攻略の武器として「上陸」するものではないし、ましてそれによって出版界が正念場を迎えるようなものではない。それに、EPUB 3は5月23日の「提案仕様」で事実上確定しており、ツールやアプリの開発者はすでにそれを前提に開発を進めている。いい加減に大時代な表現は止めて欲しいものだ。<span id="more-7149"></span></p>
<h3>出版社にとってのEPUB 3の10の効用</h3>
<p>(よい)標準は、たえず修正され、進化する。採択された途端に、改訂の作業はスタートすると言ってよい。HTMLなど、ベースとする標準が改訂された結果必要となることもあるし、実装の際の解釈の問題で疑問が提起されたり、互換性などで不都合が発見されることも、もちろん誤植ということもある。その過程は、オープンにされ、誰でも問題を提起し、修正提案を行うことができる。これがオープンな標準ということの意味だ。EPUB 3は多言語組版に対応している。日本語組版というものに標準はないので、EPUB 3でも表現できないものも出てくるだろう。必要性について合意が得られ、整合性に問題を生じないようであれば、改訂の際に拡張される可能性が高い。そうでなければ、標準には頼らない独自の拡張をすることができる。重要なことは、標準には経済性というものがあり、基本的には「最大多数の利便性」の原理が優先されるが、「社会的公正」の原理によって、EPUB 3でアクセシビリティが導入されたように、時代によって一定ではなく、単純でないことだ。</p>
<p>「日本 vs. 世界」という日本独特の発想は、UNICODEの時もそうだったが、日本を世界から進んで孤立させる危険なものだ。「国内出版界は正念場」というのも同様だ。国内出版界はEPUBがあろうとなかろうと「正念場」に立っている。15年間で売上の3分の1が飛んでなお下降を続けている現実は、「正念場」ではないのだろうか。EPUB 3によって、国内出版界は大きなメリットを得る。</p>
<ol>
<li>基本的な日本語組版機能が、互換性のあるブラウザで利用可能になる。</li>
<li>仕様と実装技術を独占する特定メーカーからのライセンスを必要としなくなる。</li>
<li>日本語組版を多言語組版の中で共存させることが(標準的な方法で)可能となる。</li>
<li>コンテンツに合った高品質の「組版スタイル」を開発し、継続的に使用できる。</li>
<li>手仕事での「車輪の再発明」が減り、組版コストが劇的に安くなる。</li>
<li>デジタルファイルの管理が容易になり、コストも劇的に安くなる。</li>
<li>コンテンツ・ファイルの再編集、再利用のコストが劇的に安くなる。</li>
<li>Webと互換性があり、デバイスに依存しないマルチメディア・コンテンツが開発できる。</li>
<li>日本語コンテンツの輸出が容易になる。</li>
<li>海外コンテンツの日本語化が容易になる。</li>
</ol>
<p>ざっと以上のようなものだが、これらは自明であるはずなのに、なぜか「脅威」だけが言われる。少なくとも出版界にとって、あるいは日本の出版そのものにとって、利益は莫大であって、失う価値などないはずだ。これを「脅威」と言う人は、その内容について説明する責任を負うべきだ。アマゾンやアップル、Googleが…と言うのならば、それらが日本の出版界と消費者にどんな脅威を与えるのかを説明しなければならない。</p>
<p>たしかに日本の出版界は「正念場」を迎えている。しかしそれはデジタル技術のせいではなく、まして海外のオンライン書店のせいでもない。それは思考停止のせいだ。　（鎌田、2011-09-26）</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote><p><a title="EB2 Magazine" href="http://www.ebook2forum.com/members/" target="_blank"><span style="text-decoration: underline;"><span style="font-family: arial,helvetica,sans-serif; font-size: medium;">Vol.2, No.1, 9/22　CONTENTS</span></span></a></p>
<p><span style="font-size: medium; font-family: book antiqua,palatino; color: #ff9900;">＜ANALYSIS＞</span></p>
<p>1. <a href="http://bit.ly/aPOyOW" target="_blank">デジタルメディアの「本体」としてのクラウド</a> (会員向け）</p>
<p><span style="font-family: book antiqua,palatino; font-size: medium; color: #ff9900;">＜NEWS &amp; COMMENTS＞</span><br />
2. <a href="http://bit.ly/oU4ORA" target="_blank">E-Reader普及率が倍増：米国人6人に1台</a><br />
3. <a href="http://bit.ly/oOUDDh" target="_blank">IDCがタブレット／E-Readerの市場予測を上方修正</a><br />
4. <a href="http://bit.ly/qAmKGW" target="_blank">アマゾンが米国で図書館向けサービス開始</a><br />
5. <a href="http://bit.ly/r6FiFd" target="_blank">チャネル戦略を模索する米国出版社</a></p></blockquote>
<h4>1. <a href="http://bit.ly/aPOyOW" target="_blank">デジタルメディアの「本体」としてのクラウド</a> (会員向け）</h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7150" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="space station" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/space-station.jpg" alt="" width="98" height="73" />オリジナル機が退場したガラパゴスの真価(進化)は、これから発揮されるべきもの。前向きに進める上では総括と教訓を確認する必要がある。まず、タブレット事業の意味について考えてみたい。タブレットはクラウドの影で、モノだけにいくら心血を注いでも、成功は期しがたい。</p>
<h4>2. <a href="http://bit.ly/oU4ORA" target="_blank">E-Reader普及率が倍増：米国人6人に1台</a></h4>
<p><img class="size-full wp-image-7151 alignright" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="Harris" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Harris.jpg" alt="" width="126" height="50" />米国ハリス社の調査で、E-Readerの普及が昨年から倍増して成人6人に1人となったことが明らかになった。専用リーダはE-Bookの購入増加と結びついているが、これは日本の市場が離陸しない理由をも物語っている。</p>
<h4>3. <a href="http://bit.ly/oOUDDh" target="_blank">IDCがタブレット／E-Readerの市場予測を上方修正</a></h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7152" title="tablet2" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/tablet2.jpg" alt="" width="112" height="63" />米国のIT調査会社IDCは9月14日、2011年第2四半期の世界のメディアタブレットとE-Readerの出荷推計を発表した。とくにタブレットの増加が著しい。相変わらずタブレットではアップル、E-Readerではアマゾンの優位が続いている。</p>
<h4>4. <a href="http://bit.ly/qAmKGW" target="_blank">アマゾンが米国で図書館向けサービス開始</a></h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7153" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="KindleGraphicNowAvailable" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/KindleGraphicNowAvailable.gif" alt="" width="53" height="107" />アマゾンは9月21日、シアトル地区で行っていた図書館へのE-Book提供サービスのベータテストを全米に拡大したと発表した。最終的に1万1000の加盟図書館からKindle書籍を借り出すことが出来る。無線ダウンロード(Wi-Fi)、Facebook/Twitterへのアクセス、書込みと強調等、通常のKindleの全機能が含まれる。</p>
<h4>5. <a href="http://bit.ly/r6FiFd" target="_blank">チャネル戦略を模索する米国出版社</a></h4>
<p><img class="alignright size-full wp-image-7154" style="margin-left: 15px; margin-right: 0px;" title="Aptara" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Aptara.jpg" alt="" width="119" height="22" />デジタル出版関連サービスを提供する米国アプタラ社は、出版社のデジタル化動向をまとめたレポートを公表した。E-Bookを制作している企業は大きく増えたが、販売チャネルの模索が続いている。</p>
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		<title>[寄稿]EPUBの制作現場のいま／佐々木康彦</title>
		<link>http://www.ebook2forum.com/2011/05/epub-authoring-and-ebook-business-in-japan/</link>
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		<pubDate>Fri, 20 May 2011 08:23:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Contributor007</dc:creator>
				<category><![CDATA[Data Format]]></category>
		<category><![CDATA[Technologies]]></category>
		<category><![CDATA[EPUB]]></category>
		<category><![CDATA[オーサリング]]></category>

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		<description><![CDATA[日本語仕様を含むePUB3の正式発表が迫ってきた。これが今後のE-Bookの方向を決める歴史的な一歩であることは間違いないが、標準によってすぐに実装の現場が変わるわけではない。日本での普及はどのように進むか、現在有効なツ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignleft size-full wp-image-4992" style="margin-left: 0px; margin-right: 10px;" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/epub_logo_s.jpg" alt="" width="74" height="101" />日本語仕様を含むePUB3の正式発表が迫ってきた。これが今後のE-Bookの方向を決める歴史的な一歩であることは間違いないが、標準によってすぐに実装の現場が変わるわけではない。日本での普及はどのように進むか、現在有効なツールにはどんなものがあるか、など考えるべきことは多くなるが、これまで「見開き」表示など、独自の工夫で商業品質を持ったEPUBコンテンツの制作に携わってきたeBookProの佐々木康彦氏に、現状認識とアプローチを中心に寄稿していただいた。（編集部）</p>
<p><span id="more-5903"></span></p>
<h2><span style="color: #333366;">ePUB3登場前夜に制作してる立場で考えてみた日本の電子書籍ビジネスの事</span></h2>
<p style="text-align: right;"><span style="font-size: medium;">eBookPro　佐々木康彦</span></p>
<h3>時間はかかるが一歩づつ前進</h3>
<p>思い返せば、電子書籍中間フォーマットの策定やEPUB日本語化が「事業仕分け」の対象として取り上げられる、という冷や汗モノの出来事もあったりしましたが、この5月にはEPUB日本語拡張仕様が制式化されるということで、電子書籍ビジネスで生煮え状態にある事業者からすると、これを機になんとか前向きの展開してもらえないものか と思っている方も多いのではないでしょうか。</p>
<div class="mceTemp" style="text-align: center;">
<dl>
<dt><a href="http://www.dreamnews.jp/?action_press=1&amp;pid=0000032039"><img class="size-medium wp-image-5931" style="margin-left: 10px; margin-right: 0px;" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/b7bce8a5a8-300x225.jpg" alt="" width="216" height="162" /></a></dt>
<dd>ePub digital book Seriesの1冊</dd>
</dl>
</div>
<p>わたしが取り組むeBookProというプロジェクトでは、幸運なことに、これまでEPUB雑誌の事例に参加出来たり、ビジネス現場での利活用の可能性の検討をさせてもらったりしていますが、日本での普及のロードマップとして、日本語拡張仕様が決まりさえすれば、対応するリーダなりブラウザが開発されて普及が進むかというと、まだ最大のネックであるDRMの問題がそこには残ったままという懸念があります。</p>
<p>出版願望がある方にとっては、EPUBでiBooksよりも、アマゾンで自著が掲載・販売されるほうが魅力的という考えもあるかもしれませんが、電子書籍ビジネスがもう少し大きな広がりをもって様々なレイヤーの会社・個人にビジネス的なインパクトを与えてくれるには、EPUBフォーマットの電子書籍を流通させていくマーケットとしてiBooksとGoogle Books<span style="color: #5c5c5c;">（SONYが日本でどう動くのか、という興味もありますが今回は触れずにおきたいと思います）</span>が開いてくれるかどうかは、非常に大きな問題と言えるでしょう。なので残念ですが、日本でEPUBによる電子書籍ビジネスが本格化するには、まだ年単位の時間が必要なのかもしれません。</p>
<p>さらに日本のiBookStoreがスタートしていない弊害は、現在Appleが単純な電子書籍アプリをリジェクトしてしまうという問題とも絡んでくるのですが、ではクロスメディア、インタラクティブと呼ばれるような要素をもった電子書籍アプリを開発しようとすると、これまた予算の壁にぶつかってしまう事が多々あります。</p>
<h3>EPUB開発ツールとしてのBaker</h3>
<p><img class="alignleft size-full wp-image-5911" style="margin-left: 0px; margin-right: 10px;" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Baker.jpg" alt="" width="144" height="144" />こんな状況下ではありますが、今やれる事を模索し続けているeBookProが考える、インタラクティブ性を持った電子書籍アプリの開発ツールとして、オープンソースの<a href="http://bakerframework.com/" target="_blank">bakerframework</a>を紹介しておきたいと思います。このツールには、先ほどのEPUBのDRMの話や単純電子書籍アプリのリジェクト問題を踏まえると、ここしばらくの間は色々お世話になりそうな予感がしていまして、HTML 5で動きや反応するページが比較的簡単に制作できる事の他に、先ごろのバージョンアップで、従来のiPadだけの対応からiPhone対応が機能追加されたのは大きな進化と言えるでしょう。</p>
<p><img class="alignright size-full wp-image-5918" style="margin-left: 10px; margin-right: 0px;" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Maho.jpg" alt="" width="122" height="163" />eBookProでは、鈴木出版から紙の絵本として出版されていた書籍の電子化契約を権利者と締結し、このbakerframeworkを利用した電子書籍をすでに1冊リリースしています。残念ながらこの書籍、iPhone版が無いのですが、やはり制作段階においてiPhone版も欲しいという声があったのは事実で、バージョン2.0から、この部分にも対応できるというのは非常に嬉しいことろです。</p>
<p>また、これまでホームページ制作で得たコーディングノウハウが、EPUB制作同様、このbakerframeworkでは生かせます。HTML 5を企業webサイトで実装すると、旧いブラウザの人はどうなるか、という問題に直面する事が多く、現場普及においてさまざまなハードルが残っているのが正直なところかと思いますが、このような単体アプリであれば、好きな事がやれますので、HTML5への先進的な取り組みをいち早く実現していくひとつの選択肢として、bakerframeworkによる電子書籍制作は、こういった観点からも注目して損はないと思います。</p>
<p>映像や音声の取り扱い、見開きなどなど、EPUBが今後遂げていく進化の方向性にもいろいろ注目すべきところはありますが、前述したように、日本において電子書籍ビジネスを実際に展開していく上ではもう少し時間や環境整備に時間が必要と思われ、今日ご紹介したbakerframeworkのようなフレームワークを活用するなど、<span style="color: #008000;">販売プラットフォーム側の思惑と顧客要求をどういう形で調和・実現するのがベストか</span>、というコンサル的な発想を持ちつつ、現在寄せられる事案にeBookProというプロジェクトを通じ個別対応していくしかないなと考えております。</p>
<p>今月のEPUB日本語拡張仕様策定で、また一般からの注目も集まるであろう日本の電子書籍ビジネス。何とか順調に進んで欲しいと願うばかりですが、今後機会があれば日本発の電子書籍も海外を視野に入れないとダメなのか？という視点でも考えてみたいと思います。（© Yasuhiko Sasaki）</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote><p><span style="font-size: small;">【eBookProについて】</span><br />
<span style="font-size: small;"> <a href="http://ebookpro.jp/" target="_blank"><img class="alignright size-full wp-image-5917" style="margin-left: 10px; margin-right: 0px;" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/Sasaki.jpg" alt="" width="93" height="70" />eBookPro</a>は、有限会社CMパンチ（本社：東京都港区、代表：佐々木 康彦）とブレインハーツ株式会社（本社：東京都江東区、代表：板井 博）が共同で行っている電子書籍ビジネスの共同プロジェクトです。2011年2月1日に発足し、各種電子書籍の企画、制作、コンサルティングから、個人や企業、出版社における電子書籍出版ビジネスのサポート、電子書籍に関するプロモーション活動や講演、執筆、セミナーなどを2社で協力し実施しています。</span></p></blockquote>
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