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	<title>EBook2.0 Forum &#187; PIM</title>
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		<title>ドキュメントへのアプロ―チ／(6) コンシューマー</title>
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		<pubDate>Fri, 18 Dec 2009 11:22:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[Docs & Links]]></category>
		<category><![CDATA[Papers]]></category>
		<category><![CDATA[OWL]]></category>
		<category><![CDATA[PIM]]></category>
		<category><![CDATA[ネットワークコンシェルジュ]]></category>

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		<description><![CDATA[モバイルPIMは、さらに職業大での「ネットワークコンシェルジュ」への応用研究に発展していきます。コンシューマー向けの情報機器、SNSにおける利用情報からのテキストマイニング、OWLを利用したユーザーモデルの構築への取組み [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>モバイルPIMは、さらに職業大での「ネットワークコンシェルジュ」への応用研究に発展していきます。コンシューマー向けの情報機器、SNSにおける利用情報からのテキストマイニング、OWLを利用したユーザーモデルの構築への取組みは、先端分野と言えます。さらにその応用として厚労省が推進するジョブカードへの応用も試みられています。（編集部）<span id="more-829"></span></p>
<h3 style="padding-left: 30px;"><span style="color: #666699;">ドキュメント技術へのアプローチ―大野邦夫氏による研究・開発の軌跡</span></h3>
<p style="padding-left: 30px;"><span style="color: #666699;">目次</span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-1/" target="_self">1. 動向分析：XMLビッグバンとその後</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-ohno-2/" target="_self">2. 製品開発：マルチメディアドキュメントからXML応用システムへ</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-ohno-3/" target="_self">3. XMLとプログラミング環境</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-ohno-4-5/" target="_self">4. モバイルユビキタス技術</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-ohno-4-5/" target="_self">5. PIM（個人情報管理）</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-ohno-6/" target="_blank">6. ネットワークコンシェルジュ （本記事）</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="../2009/12/approach-toward-document-ohno-7/" target="_self">7. ドキュメントと組織・社会・文化</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-ohno-8/" target="_blank">8. 型、オントロジー、知識表現</a></p>
<p style="padding-left: 60px;">9. ヒューマン・インタフェース</p>
<p style="padding-left: 60px;">10. テクニカル・コミュニケーション</p>
<h3>6. ネットワークコンシェルジュ</h3>
<p style="padding-left: 30px;">ネットワーク上の個人ポータルサーバにPIM関連のアドレス帳、カレンダー、メール、ToDoリスト等の管理をアプリケーションブレードとして実装し、関連XMLデ ータをメタデータで管理し、さらにオントロジーで関係付けることを考えた。そのアーキテクチャをコンシューマー向けにサービスするに当たり、家庭における情報機器、家電機器の管理機能と結びつけることを検討した。すなわち、カレンダーに登録管理される生活履歴と情報家電機器における操作履歴とを結びつけて、 メタデータ・オントロジーとして管理する発想である。</p>
<p style="padding-left: 30px;">このようなニーズとその実現手段について職業大で私の研究室で研究することになった大学院生の須藤君の研究テーマとすることを考え、その調査を行わせ た。その概要をまとめたのが下記の報告である。</p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://bit.ly/8u4lIm" target="_blank">6-1. 「個人化指向サービスのための情報環境に関する基礎的検討 : 操作支援機能としてのネットワークコンシェルジュの提案」</a></p>
<p style="padding-left: 30px;">個人ポータルサーバを、何処に配置するかが一つの問題である。候補としては、家庭内のホームゲートウエイ乃至はホームサーバ上に置くのが自然な解で あろう。この方式であれば、家庭内のLANが稼働していればインターネットに接続していなくても機器操作の履歴を取得することが可能であり、データの漏洩な どの問題も少ない。しかしポータルサーバの維持管理を一般のコンシューマが行うとは考えられないので、維持管理の専門業者が遠隔から管理することが要 求される。</p>
<p style="padding-left: 30px;">ポータルサーバをホームサーバ上に置く代替案として、データセンターに置く案も存在する。この集中方式の方が維持管理は楽でありプロバイダーの付加価値ビジネスとなるので現実的であろう。さらに、情報へのアクセス頻度に応じて一部をホームサーバに、一部をデータセンターに置くようなハイブリッド型も考え られるであろう。そのように考えると、アプリケーションブレードをネットワーク上に置くだけでなく、データセンターから各家庭の情報家電機器を管理するプロトコ ルが必要になる。そのプロトコルは、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/Simple_Network_Management_Protocol" target="_blank">SNMP</a> (Simple Network Management Protocol) を用い、情報家電機器を<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%A1%E7%90%86%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9" target="_blank">MIB</a> (Management Information Base) として管理 すれば良い。しかし、MIBはANS.1というOSIモデル時代の陳腐化した言語で記述されており、時代に適合しているとは言い難い。</p>
<p style="padding-left: 30px;">ところがタイミング良く、SNMPに代わるプロトコルとして<a href="http://ascii.jp/elem/000/000/187/187359/" target="_blank">NETCONF</a>が提案され、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%A1%E7%90%86%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9" target="_blank">MIB</a>に相当するデータモデルをXMLで記述する機運が<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/IETF" target="_blank">IETF</a>の中で盛り上がりつつあった。さらにスウェーデンのストックホルム大学では、データモデルをWebオントロジー言語の<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/OWL" target="_blank">OWL</a>で記述しているという情報も入手した。そこで、具体的にデ ータセンターにおけるポータルサーバを検討し、研究企画を立ててみたのが下記報告である。</p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://bit.ly/516IbX" target="_blank">6-2. 「ネットワークコンシェルジュの検討 : 利用者モデルとデータモデルによる遠隔からのネットワーク機器設定管理」</a></p>
<p style="padding-left: 30px;">利用者モデルは、PIMに関するアプリケーション・ブレードと個人プロファイルデータによるミドルウエア・モジュールである。データモデルは、MIBに相当する情報 家電機器のデータモデルで、ストックホルム大学が検討しているスイッチオントロジーやルータオントロジーの拡張と想定した。</p>
<p style="padding-left: 30px;">さらに利用者モデルに関してはSNSを活用することを考えた。利用者モデルを単なるサポートと維持管理のために作るのではなく、ビジネスのための情報源として用いることを狙うのである。個人のプロファイルに応じて、種々のマーケットセグメントを定義し、一定量の利用者の統計的なデータをマーケティングデータと して扱うことが可能となる。協力してくれる利用者に対しては、ネットワーク使用料を値引きするなどの特典を提供して情報提供に対する対価とすれば、サービ スとして成立する。さらに、種々の統計データの有意さを判定するためには、データマイニング、テキストマイニングといった手法が要求されるであろう。上記の ような観点で調査検討したのが下記の報告である。</p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://bit.ly/7LKQwo" target="_blank">6-3. 「ソーシャルメディアへのテキストマイニングの適用に関する検討」</a></p>
<p style="padding-left: 30px;">上記は、2007年度の卒業研究の一環として行った。SNSとしてはmixiを対象とし、テキストマイニングのツールとしてはジャストシステムのTRUSTIAを使用した。 本研究では、種々のキーワードと趣味に関する関係をmixiのコミュニティにおけるメッセージのテキストをマイニングすることにより定量化することを試みたもので ある。</p>
<p style="padding-left: 30px;">利用者モデルにTV番組の視聴選好を活用することも検討した。私が授業を担当している学生30人弱に平日3日間と土日の計5日間に視聴したTV番 組をリストしてもらい、そのカテゴリーと趣味とを照合させた。他方mixiのコミュニティのカテゴリとキーワードとしての趣味の割合との関係を比較し、趣味と視聴番組 の相関から、相互の予測可能性の検討を試みたが、予想した結果は得られなかった。</p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://bit.ly/5Xasdu" target="_blank">6-4. 「テレビ視聴者モデルに関する一検討 : ネットワークコンシェルジュの利用者モデル<br />
構築の可能性」</a></p>
<p style="padding-left: 30px;">なお、取得データをLisp言語で処理し、種々の要因との関連もLispで記述することにより、興味深い利用者モデルの構築の可能性を感じた。PIMオントロジーとし てOWLで構築することを考えていたのであるが、1年間の卒業研究のための道具としては敷居が高すぎた。その点、Common LispとそのオブジェクトシステムであるCLOSは、容易にクラス継承の発想を習得でき、オントロジー的な情報の構築が容易である。</p>
<p style="padding-left: 30px;">ネットワークコンシェルジュの応用として履歴書管理システムの検討を試みた。その発端は、職業大における卒業研究のテーマを職業能力開発に関係付ける 要求が出されたことによる。年度初めにこのテーマを提案したところ、インドネシア人の女子留学生が担当を申し出てくれた。</p>
<p style="padding-left: 30px;">彼女は先ず、厚労省が取り組んでいる<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E5%88%B6%E5%BA%A6" target="_blank">ジョブカード</a>について調査し、そのフォーマットを分析してUMLのクラス図を作成した。さらにキャリアコンサルタントの仕 事についても分析し、ジョブカードの作成と活用に関する<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9%E5%9B%B3" target="_blank">ユースケース図</a>を作成した。われわれとして不思議に思ったのは、ジョブカードをWebから直接入力させな い点であった。米国でもEUでも、Webから入力する標準的な履歴書が制度化されている。関係者に質問したところ、ハロワークを訪れる離職者には高齢者が 多くWebの操作に慣れていないためとのことであったが、若い人までそれに合わせることはないと思う。彼女はさらにインドネシアからの介護士、介護福祉士とし て来日して研修を受けている人をヒアリングし、ユースケース図を作成した。</p>
<p style="padding-left: 30px;">職業教育のような非公式教育に関する国際標準化の動きがISO/TC232により顕在化し、そのような動向から見ても今後は履歴書の活用や精査が要求される ことになりそうである。そのような状況を踏まえて調査結果をまとめたのが下記の報告である。</p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://bit.ly/6fm6ZZ" target="_blank">6-5. 「情報社会における職業能力開発 : ジョブカードの分析・モデル化と国際標準化動向の検討」</a></p>
<p style="padding-left: 30px;">このテーマは、その後CLOSを用いたジョブカードフォーマットの管理システムのプロトタイプ作成へと進展し、彼女の卒業研究として結実した。彼女は小柄で 一見おとなしそうに見えるが、敬虔なイスラム教徒で礼儀正しく、なすべきことをしっかりと実行した。彼女は私の担当した授業科目の試験はトップか2番であり 優秀であった。それでいて茶目っ気がありユーモラスであった。彼女が開拓したテーマは、その後大学院生が引き継ぎ、彼の修士論文のテーマとなった。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><strong>まとめ</strong>：PIMオントロジの応用と実装という目標を掲げて検討を開始したネットワークコンシェルジュであったが、OWLをデータモデルとするNETCONFプロトコル が進展しなかったことにより具体化するには至らなかった。それでもSNSを活用する拡張可能な利用者プロファイルや、それに関連するTV視聴者プリファレンスモデルが検討されたが、それらは最近流行りだした<a href="http://www.sophia-it.com/content/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%B0" target="_blank">ライフログ</a>研究とも関連するテーマであり、長期レンジのライフログである電子履歴書の研究へと発展した 。（大野邦夫　k-ohno@uitec.ac.jp）</p>
<p>著者紹介：大野 邦夫 (おおの くにお)　<a onclick="return popitup('http://www.ebook2forum.com/documents_popup/ohno_profile.html')" href="http://www.ebook2forum.com/documents_popup/ohno_profile.html">経歴はこちら</a><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/ohno_photo_web2.jpg"><img class="alignright size-thumbnail wp-image-1194" style="margin: 5px;" title="ohno_photo_web" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/ohno_photo_web2-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" /></a></p>
<p>[略歴] 1968年、東京工業大学工学部機械工学科卒業、70年同大学大学院修士課程機械工学専攻修了、電電公社(現NTT)に就職。電気通信研究所、米国ウイス コンシン大学マジソン校派遣、横須賀研究所、NTTインテリジェントテクノロジ(株)、ヒューマンインタフェース研究所などに在籍。95年にNTTを退 職、グループ企業のINSエンジニアリング(株)*に転籍(*2000年にドコモ・システムズと社名変更)。同社退職後、(株)ジャストシステムに移り、 主にxfyに関わる標準化とその関連技術の調査を担当した。2007年から職業能力開発総合大学校通信システム工学科教授。現在に至る。</p>
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		<title>ドキュメントへのアプロ―チ／(4) (5) モバイルPIM</title>
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		<pubDate>Fri, 18 Dec 2009 10:22:40 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[モバイルユビキタス技術は、今日では多くの商用アプリケーションが登場し、PIMは重要なアイテムですが、大野氏はさらにエージェント技術を組込んだ実証システムを2001年に完成させ、またドキュメントへの応用にも取組みました。今 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>モバイルユビキタス技術は、今日では多くの商用アプリケーションが登場し、PIMは重要なアイテムですが、大野氏はさらにエージェント技術を組込んだ実証システムを2001年に完成させ、またドキュメントへの応用にも取組みました。今回はモバイルユビキタスとPIMに関する仕事をまとめました。（編集部）<span id="more-807"></span></p>
<h3 style="padding-left: 30px;"><span style="color: #666699;">ドキュメント技術へのアプローチ―大野邦夫氏による研究・開発の軌跡</span></h3>
<p style="padding-left: 30px;"><span style="color: #666699;">目次</span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-1/" target="_self">1. 動向分析：XMLビッグバンとその後</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-ohno-2/" target="_self">2. 製品開発：マルチメディアドキュメントからXML応用システムへ</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-ohno-3/" target="_self">3. XMLとプログラミング環境</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-ohno-4-5/" target="_self">4. モバイルユビキタス技術（本記事）</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-ohno-4-5/" target="_self">5. PIM（個人情報管理）</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-ohno-6/" target="_blank">6. ネットワークコンシェルジュ</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><span style="color: #cc0033;"><a href="../2009/12/approach-toward-document-ohno-7/" target="_self">7. ドキュメントと組織・社会・文化</a></span></p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://www.ebook2forum.com/2009/12/approach-toward-document-ohno-8/" target="_blank">8. 型、オントロジー、知識表現</a></p>
<p style="padding-left: 60px;">9. ヒューマン・インタフェース</p>
<p style="padding-left: 60px;">10. テクニカル・コミュニケーション</p>
<h3>4. モバイルユビキタス技術</h3>
<p style="padding-left: 30px;">INSエンジニアリングからドコモ・システムズに変わって、技術内容はXMLでも対象が企業システムからモバイル<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%93%E3%82%AD%E3%82%BF%E3%82%B9" target="_blank">ユ ビキタス</a>分野へと移行した。そうなると、ドキュメントの対象分野は組織を管理支援する技術から個人を管理支援する技術へ、ネットワークもLANや電話回線から携帯電話ネットワークを含むインターネット環境へと変化する。 以上のような動向を考慮して、モバイルユビキタス時代に基本的に必要とされる個人用ポータルサーバを実装する プラットフォームとしての汎用ゲートウエイサーバを構想した。このシステム構想に基づく具体的なシステムを構築し、XMLジャパン2001というシンポジウムで展示した。下記はその紹介である。</p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://bit.ly/78WE4m" target="_blank">4-1. 「モバイル・インターネット環境構築支援システムの検討</a>」</p>
<p style="padding-left: 30px;">このシステムの基本アーキテクチャーはXML統合サーバーである。アプリケーション・ブレードに個人支援のため のPIM機能を実装する。PIM機能としては、デジタルドリーム社のifreeStyleという技術を使用した。デジタルドリ ームの近藤さんはXML、Javaに関する優れた技術者であり、ifreeStyleの要素技術を、XML統合サーバに適用し極めて短期間に実装した。さらにこのシステムでは、PIM情報管理に連携させたVoice XMLの実装を検討した。検討対象に したIBMのVoice XMLツールがうまく動作せず、Speech Worksの音声APIを使用して何とか動作させることが出来た 。</p>
<p style="padding-left: 30px;">PIMは<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%82%A4" target="_blank">アラン・ケイ</a>の<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF" target="_blank">パーソナルコンピュータ</a>（Personal Dynamic Media）の端緒であり、アップルの<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Knowledge_Navigator" target="_blank">Knowledge Navigator</a>のゴールでもある。そのような意味で、電子機器のヒューマンインタフェースとは切っても切れない関係が ある。PIMの内容は、カレンダー（スケジュール管理）、アドレス帳（人間関係）、コミュニケーション（メール ・電話）管理、情報・文書管理などが挙げられる。企業に於ける情報管理が研究開発、設計、製造、営業、経理、 総務、給与…など、多様であり、かつ業界などにより様々に異なるのに対し、PIMはグローバルに共通な内容である。企業にとって必要とされる文書が多様なのに対して、個人の手帳の内容は共通なことを考えれば良い。そ うなると、個人を支援する共通な情報に基づく共通なルールが想定される。以前、AI技術がもてはやされた当時、電子秘書の<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0" target="_blank">エキスパートシステム</a>として提起された<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A5%E8%AD%98%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9" target="_blank">知識ベース</a>であるが、これをXMLをベースとするオントロジーとして扱うことはできないかと考えた。しかもその情報源として携帯電話は適確な道具である。その観点から論じたの が下記の報告である。</p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://bit.ly/8i21MX" target="_blank">4-2. 「セマンティックWebの課題と携帯電話から見た可能性」</a></p>
<p style="padding-left: 30px;">以上のドメインにおける<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC" target="_blank">オントロジー</a>をPIMオントロジと名付けたが、このテーマはモバイルユビキタスという概念 とは異なるので別の項目で紹介する。</p>
<p style="padding-left: 30px;">下記は吉田正人氏が開発したシステムである。今後進展が予想される携帯電話における<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/P2P" target="_blank">P2P</a>によるコンテンツ配信 などに対する可能性を検討したものである。</p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://bit.ly/4XrM31" target="_blank">4-3. 「モバイル環境における簡易メッセージ交換システムの検討 : 携帯電話環境を包含するP2Pシステム」</a></p>
<p style="padding-left: 30px;">30Kバイトという極小なメモリ空間で、iモードを使用するP2Pが実用になるわけはないが、一つの可能性としてどのような通信が可能かを試みたものである。<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/WINNY" target="_blank">Winny</a>の開発者が逮捕（のち第一審無罪）されたことから、日本ではP2P技術そのものが反社会的に見られる状況となっている面がある。そのため日本でP2Pの研究は下火のようだが今後のコンテンツ配信 にとっては重要な技術であると思う。</p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://bit.ly/7FRJZB" target="_blank">4-4. 「モバイル環境におけるデジタルドキュメントの可能性 : ネットワークのIP化とREST<br />
の適用」</a></p>
<p style="padding-left: 30px;">この論文に関しては、先に紹介したが、ネットワークのIP化は急速に進展している。回線交換用のD70交換機の新製はおろか交換部品の生産も停止された模様で、保守用の部品は撤去システムのものを流用しているとのことであ る。この論文が取り上げたのは、携帯電話サービスの基幹網のことであるが、本家の電話網自体が全面的にIP化さ れつつある。黒電話の終焉も間近ということだ。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><strong>まとめ</strong>：モバイルユビキタス技術は、いつでもどこでも通信可能とする技術と言えるが、この概念に関係する技術 やサービスは広大である。以上の論文はそのイントロとインフラに近い部分である。マーク・ワイザーが理想として 想定したユビキタス環境は、コンピュータが支援する静寂な生活空間であった。ジーンロッテンベリがスタートレ ックで描こうとしたSFの世界の見えないコンピュータを現実の生活空間で実現するようなものであろう。</p>
<h3>5. PIM（個人情報管理）</h3>
<p style="padding-left: 30px;">モバイルユビキタス技術の項でも述べたとおり、PIMはアラン・ケイのパーソナルコンピュータ（Personal  Dynamic Media）の端緒であり、アップルのKnowledge Navigatorのゴールである。この分野に関しては1980年代の 前半のNTTの研究所時代に「視聴覚知識情報処理」という分野を対象にそれらの技術を実装する通信端末に関する 研究計画を立て、製品イメージとしては電子秘書（ロボット秘書と名付けた）を想定した。私にとってその成果は 、リスプマシンのSymbolics3600を獲得できたことであったが、Zetalispとオブジェクト指向拡張のFlavorsはその 後の私の技術の源泉となった。ELISもInterleafもCommon Lispも、この技術的なベースが無ければ使いこなすこと はできなかったであろう。多分、Symbolics 3600こそ、当時の私にとってのロボット秘書であり私のコンピュータ に対する思い入れの発端であった。</p>
<p style="padding-left: 30px;">その後ELISの開発と販売に携わったので、ロボット秘書に関して自分で関係することは無かった。次にロボット秘書的なアプリケーションに関わったのは、1990年代前半、NTTのグループ事業推進本部新分野事業推進室で、 <a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Interleaf" target="_blank">Interleaf</a>のアクティブドキュメント機能のデモシステムを手がけた時であった。この時はアドレス帳、スケジュ ール管理、電話取次管理、ドキュメント管理をInterleaf Lispでカスタマイズしてみたが、アップルの<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3" target="_blank">Newton </a>に端を発する<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%90%BA%E5%B8%AF%E6%83%85%E5%A0%B1%E7%AB%AF%E6%9C%AB" target="_blank">PDA</a>が出現し始めた時期であったので、ワークステーション上にロボット秘書を実現してもインパク トは無かった。</p>
<p style="padding-left: 30px;">その後、IETFでアドレス帳管理のvCardとカレンダー情報管理のiCalendarが標準化され、ロータスのOrganizerと マイクロソフトのOutlookがそれらを取り込んだPIMアプリケーションとして製品化され、ノートPCで使用されはじ めた。さらにこのフォーマットによりPDA上のPIMアプリとも連携が取れるようになったが、PDAは意外に普及しな かった。その理由は、紙の手帳と比較した使い勝手にあると考えられた。紙の代わりに電子的な媒体に記録するだ けでは紙に敵わないのである。そのためには、ネットワーク上に知的な電子秘書を置き、アドレス帳、メール、ス ケジュールなどを有機的に連携させることが問題解決になると考えた。</p>
<p style="padding-left: 30px;">XMLが標準化され、エージェント技術のコンソーシアムであるFIPAが、電子秘書に関するFIPA ACLの事例を標準化 対象として検討を行った。FIPAのACLはCommon Lispで記述されていた<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/KQML" target="_blank">KQML</a>の汎用版で、XMLやRDFによるオントロジー を活用する通信を実現する。下記はそのFIPAの動向を紹介した論文である。</p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://bit.ly/6awque" target="_blank">5-1. 「FIPAエージェントにおけるXMLの適用動向」</a></p>
<p style="padding-left: 30px;">当時はオントロジーをXMLやRDFで記述することにより、LispのS式よりもアプリケーションに直結した実用的なオン トロジー構築の可能性を感じていた。XMLによる独立のオントロジー言語として、DAMLやOIL、さらにはOWLが提案され 、実用的なオントロジの枠組みが提起されていたのである。だが、かつてのAIにおける知識ベースの経験から、オ ントロジーを課題毎にいちいち人間が記述するのでは実用にならないことも明白であった。下記の論文は、モバイル ユビキタス技術の項でも取上げたが、メタデータの設定を携帯電話のプロファイルと使用履歴を連携させて設定 し、オントロジーを用いて可能性のある処理を提言させることを狙ったものである。</p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://ci.nii.ac.jp/Detail/detail.do?LOCALID=ART0003277935&amp;lang=ja" target="_blank">5-2. 「セマンティックWebの課題と携帯電話から見た可能性」</a></p>
<p style="padding-left: 30px;">以上のアイデアの具体的な実装を試みたのが下記の論文である。</p>
<p style="padding-left: 60px;"><a href="http://bit.ly/6t4dQF" target="_blank">5-3. 「PIMに地図情報を導入する方式に関する一検討」</a></p>
<p style="padding-left: 30px;">カーナビメーカーと協力し、PIM情報と地図情報システムを連携させた。アドレス帳の住所データをカーナビの地 図上に設定し、GPSによる現在地からの最適ルートを設定したり、携帯電話の所有者と連絡を取りながらランデブ ー地点の候補を提示させるシステムを検討した。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><strong>まとめ</strong>：潜在的には携帯電話から生活履歴情報を取得するのが有効なのであるが、情報漏洩などの問題から携帯電話を用いるシステム構築は現実的には不可能であり、PC上のPIMアプリケーションを用いざるを得なかった。従っ て真の使い勝手を論じることは出来なかったが、要素技術については幅広く把握できた。現在、NTTドコモがサー ビスを進展させているiコンシェルの萌芽的な研究として位置づけることが可能であろう。　（大野邦夫　k-ohno@uitec.ac.jp）</p>
<p>著者紹介：大野 邦夫 (おおの くにお)　<a onclick="return popitup('http://www.ebook2forum.com/documents_popup/ohno_profile.html')" href="http://www.ebook2forum.com/documents_popup/ohno_profile.html">経歴はこちら</a><a href="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/ohno_photo_web2.jpg"><img class="alignright size-thumbnail wp-image-1194" style="margin: 5px;" title="ohno_photo_web" src="http://www.ebook2forum.com/wp-content/uploads/ohno_photo_web2-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" /></a></p>
<p>[略歴] 1968年、東京工業大学工学部機械工学科卒業、70年同大学大学院修士課程機械工学専攻修了、電電公社(現NTT)に就職。電気通信研究所、米国ウイス コンシン大学マジソン校派遣、横須賀研究所、NTTインテリジェントテクノロジ(株)、ヒューマンインタフェース研究所などに在籍。95年にNTTを退 職、グループ企業のINSエンジニアリング(株)*に転籍(*2000年にドコモ・システムズと社名変更)。同社退職後、(株)ジャストシステムに移り、 主にxfyに関わる標準化とその関連技術の調査を担当した。2007年から職業能力開発総合大学校通信システム工学科教授。現在に至る。</p>
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