E-Book2.0 研究講座:第2回「E-Bookフォーマットをめぐる現状と課題」
【開催日】 2010年4月20日(火) 13:30~17:00
【会 場】 学術総合センター(東京・千代田区一ツ橋)
【主 催】 E-Book2.0研究プロジェクト(オブジェクトテクノロジー研究所)
【参加費】 10,500円 (税込)/*学生2,100円 → お申込みはこちら
【メディアスポンサー】
企画趣旨
E-Bookは最近登場したもののように見えますが、ファイルをスクリーンで表示する目的を中心に、これまで多種多様な規格がつくられてきました。これからも様々な機能・目的のために、様々な規格が登場してきます。では読者、著者、編集者、出版社、デバイスメーカー、サービスベンダーなどは、どう対処したらよいでしょうか。EBook2.0研究講座では、様々な立場のゲストをお呼びして問題を掘り下げ、広げて課題を整理していきたいと思います。※過去の講座レポートはこちらをご覧下さい。
- フォーマットの歴史と現状
- フォーマットの目的・機能・制約
- フォーマットの進化と将来
- EBook2.0標準化の課題
内容紹介
イントロダクション「E-Bookのフォーマットの現状と課題」 (13:30-14:10、+Q&A)
鎌田博樹: EBook2Forum編集長
- フォーマットは何のため(誰のため)にあるか?
- オープン/クローズドフォーマット、グローバル/ローカルフォーマット
- ディスプレイ/機能フォーマット
- テキストとマルチメディア
- 配信プラットフォームとフォーマット
- E-Bookフォーマットの政治力学
- 日本独自規格の意味と現実性
「ポット出版は電子書籍フォーマットをどう考えるか」 (14:30-15:00、+Q&A)
講師: 沢辺 均/版元ドットコム、ポット出版代表
- タグ付きテキスト
- 日本語独自仕様の機能をどう考えているか
- DRMをどう考えているか
- 電子書籍(雑誌)時代の出版業のポイント
「電子書籍におけるフォーマットとEPUB日本語拡張」 (15:10-15:40、+Q&A)
講師: 下川和男/日本電子出版協会副会長、イースト(株)代表取締役社長
- 読書端末の歴史とフォーマット
- 最新読書端末の紹介
- 電子書籍のオーサリング、フォーマット、DRM (版権管理)
- EPUBとは?
- EPUB日本語拡張案
- EPUBの将来
「ディスカッション」(16:00-16:40)
講師紹介
沢辺 均:版元ドットコム、ポット出版代表
ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)を持つ株式会社スタジオ・ポット代表取締役。ポット出版で2010年1月の新刊を、紙の本と電子書籍=.bookで同時発売を開始。版元ドットコム有限責任事業組合 LLP(書籍データ発信の出版社団体、現在162社)の組合員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年取ってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが2010年の目標。twitter=@sawabekin
下川和男:日本電子出版協会副会長、イースト(株)代表取締役社長
1991年、GO社のPenPointで初めてタブレット型PCを知り、AT&TのEOパーソナル・コミュニケーターのアプリケーション開発を行う。1998年に米国で読書端末が登場したことに注目し、2004年日本でのシグマブック、リブリエの登場に関係し、現在は新聞、雑誌、書籍、辞書のデジタル化や端末への配信を推進している。各種コンソーシアムでマイクロソフトWindowsの日本での普及啓蒙や、CD-ROM出版、出版のデジタル化、Web辞書、外字システムの標準化などを推進。現在、日本電子出版協会(JEPA)副会長、プラットフォーム研究委員会委員長として、以下を主宰している。「iPhone出版研究会」:スマートフォン、読書端末などをフリー討論。「EPUB研究会」:日本での普及啓蒙と米国への日本語拡張の提言。「TTS研究会」:日本語読上げの検討。
[…] ──────────────────── 2010年 3月 19日 E-Book2.0 研究講座:第2回「E-Bookフォーマットをめぐる現状と課題」 […]