科学ジャーナリストの松浦晋也氏が、「電子書籍についての考察」という連載を始めた。第1回に、KindleやGoogleではなく、10年前の日本での電子書籍/端末サービス実験について取り上げているのはさすがと感じた。これからが期待される。何事も、他人の成功ではなく、コストを支払ったから学べる自分自身の失敗を原点として出発するのがいいと思うからだ。 ... [続きを読む]
IPR/Copyright
DRMは過去の遺物?:アマゾンも「外し」オプション
アマゾンが公式発表を行うことなく、1月15日からDTP (Digital Text Platform) を利用する小規模・個人出版者に対し、DRMを外すオプションを認めていたことが話題となっている。DRMを外せばデバイスの壁を越えられ、利用者の満足度も高まるが、著作権者は違法ダウンロードの脅威に晒される。これは新時代への一歩なのか? ... [続きを読む]
国立「電子図書館」構想は霧の中
出版・著作権、情報技術に幅広い見識を持つ村瀬拓男氏の連載「インターネットは本を殺すのか」は最終回。「2010年は『書籍デジタル化』元年」で終了とは…。未解決・不明な部分を多く残すGoogle問題、着地点が不明な「ジャパン・ブック・サーチ」問題、アマゾン Kindleの日本上陸と、ますますその知恵が必要になっているが、最終回では、そうしたコンテクストを整理している。 (DIAMONDonline、1/7/2010) ... [続きを読む]
新和解案への反響
13日に提出されたGoogleなどの新和解案に関して、“抵抗勢力”からの反応はすでにお伝えしたが、司法省(独禁当局)が否定的であることが明らかになりつつある。日本では安堵と虚脱感、それに落胆が広がっているが、当然ながら米国では新しいラウンドが始まったばかり。 ... [続きを読む]
Google「和解」大幅修正案を提出
Googleと米国の著作者団体 (AG/AAP)は現地時間13日、NY連邦地裁のデニー・チン裁判長に対し、2008年の和解内容に対する修正案を提出した。司法省や独仏政府、中国の著作権管理機関、その他多くの関係者から批判されていた旧和解案の大幅修正行ったが、Open Book Alliance は早速不十分と批判している(第一報)。 ... [続きを読む]
出版社に衝撃を与えた「コルシカ」の問題とは
「勝手にフェアユース」の無許可雑誌配信サービスを始めた「コルシカ」は、日本雑誌協会の要請で、1週間あまりで中止を余儀なくされた。同サービスの適法性に疑問を持ちつつ、「無許諾のスキャンでも『適法』なサービスを創造することは可能かも知れない、という著者は、著作権者として電子化の「新たな便益」を考えるべきだ、と述べている。 ... [続きを読む]
本質からかけ離れた地デジ録画機「補償金」騒動
「私的録音録画補償金」を巡る著作権者と家電メーカーの対立問題は、異業種間の利害に関わる微妙な問題だけに、メディアでのコメントも少ない。経産省OBの岸 博幸慶大教授が、行政・制度・司法問題、著作権と社会的費用負担といった複雑な背景を整理しつつ、国際競争に向けて何をなすべきかを提起。 ... [続きを読む]
ピーター・ブラントレー (IA-OBA)インタビュー
「われわれはなぜグーグル書籍検索和解案に反対するのか?~MS・ヤフー・アマゾン連合の影の立役者に聞く」 独占インタビュー!インターネット・アーカイブ (IA)ディレクター ピーター・ブラントレー By 瀧口範子、DIAMONDonline、10/16/2009 〔連載・ビジネスモデルの破壊者たち 第64回〕 ... [続きを読む]
著作権無視のエニグモと雑誌ビジネス
「著作権を無視したエニグモは雑誌ビジネスの未来を阻害するのか」 村瀬拓夫、DIAMOND online+、10/15/09 〔連載・インターネットは本を殺すのか・第3回〕 ... [続きを読む]
グーグル和解問題が再燃
「グーグル和解問題が再燃! ライバル・ネット企業の抵抗」、村瀬拓男、DIAMONDonline、09/30/09、〔連載・インターネットは本を殺すのか・第2回〕 ... [続きを読む]