アドビが新世代の製作出版支援環境DPS

アドビ・システムズは10月25日、電子雑誌などの対話的機能にも対応したAdobe Digital Publishing Suiteを発表した(日本語リリース日本語サイトはこちら)従来からある主力製品のセットCS5をもとに拡張したもので、出版社の制作スタッフがコンテンツをデザインし、オンラインサービス上に展開することができる。すでにコンデ・ナストなどの大手出版社やWIRED ReaderThe New Yorkerなどの雑誌などがこれでiPadアプリを製作しており、注目を集めていた。しかしDPSの特長は、たんなるデザイン環境を超えたところにある。

DPSは、主にiPadなどのタブレット上でのタテ・ヨコ表示切替を行うコンテンツの製作を想定しており、InDesign上で固定レイアウト以外に適応的(adaptive)レイアウトをサポートし、デザイナーは様々な対話的インタフェースを取り付けることができる。さらに製作だけでなく、流通、eコマース、アクセス分析ツールなども統合しており、21世紀の出版社にとっての最大の課題である、コンテンツの製作から展開、販売管理、読者とのコミュニケーションまでを含む「出版プロセスの電子的統合」を志向している。

詳細はDigital Content Publishing User Guideに記されており、デモサイトも用意されているので、誰でも(InDesignがなければ30日試用版を使って)この新しい出版環境を体験することができる。(10/28/2010)

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