iPadをターゲットとする新興タブレット製品の価格は、ほぼ$500(約4万円)を切るものとなりそうだ。Business Weekの11月10日付が伝えるところでは、PlayBookの記者発表で注目を集めたRIMも、2011年1Qに北米で「500ドル以下」で発売する意向を表明した。Samsung、HP、Mororola、Dellなども、小売価格で$499をどこまで下回るかが勝負と考えられている(Samsungの米国価格は、3G契約なしで$599と発表された)。
iPadがタブレット市場の95%を占めるという数字は本誌でも紹介したが、RIMの「われわれが市場に登場すれば状況は一変する」とRIMのジム・バルシリーCEOは語っている。アップルの強力な統制を嫌うユーザーや企業が増えているとみているのだが、一方のジョブズ氏は開発者を集めるのに苦労するPlayBookは、出たと同時に死ぬ(“dead on arrival”)運命にある、と相変わらずの毒舌。スマートフォン市場でデッドヒートを繰り広げる両社は直接的な対峙関係にあり、背水の陣のRIMにとってはスマートフォンのTorchとともにPlayBookが運命を左右する。筆者は主にビジネス市場を狙ったこの7インチ汎用タブレットは「メディアタブレット」としての性格が強いiPadとは別のカテゴリーに属すると考えている。これについては別に検討したい。
PlayBookはTargetやBest Buyなどの量販店のほか、通信キャリアを通じて販売される。北米以外では2Qのリリースになるが、特に韓国を含めているのが興味深い。「十分な規模があり革新的な」この市場で地歩を確保することを重視しているという。すでに現地法人を設立し、新年からの活動を準備している。なお日本法人のWebサイトではPlayBookに関する情報はまだない。 (11/11/2010)
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