Kindle Storeには原則として無料の本は置いていないし、数百万点に達する著作権切れ本もKindleでは読めない、ということになっている。しかし、E-Bookのフォーマットの違いもDRMも、もはや障害にはならない。Kindleファンのブログ、Kindle Nation Dailyのスティーブ・ウィンドウォーカー編集長が書いたKINDLE FREE FOR ALL ($2.99)を読めば、KindleやKindleアプリを使って各種の無料コンテンツを好きなだけ読むテクニックを教えてもらえる。発売早々、Kindleストアでも62位にランクされている。
Kindleは$139/189と最も安く、通信環境も整い、かつ1,000万台以上も普及しているE-Readerだが、唯一の欠点とされていたのが、PDFを除き、無料のE-Bookが読めないことだ。もちろんMobi系のAZWとePUBの間にたいした違いがあるわけではないので、エキスパートは膨大な無料本をKindleにダウンロードして読む様々な方法を発見しており、ブログでも垣間見られていたが、当然ながら懇切丁寧さや網羅性を期待することは出来なかった。Kindle書籍としてKindleユーザーのために刊行された本書は、かなり待望されていたものだ。
本書は12章から構成され、章の間には「ここだけの話」という知って得する情報が用意されている。Kindle Store Classicsの無料本、Kindle互換の無料本、2週間の返本期間の利用、パーソナル・ドキュメントの利用、Webコンテンツの利用、Kindleの無線対応Webブラウザの利用、オーディオファイルの利用から、Kindle Storeの価格設定法まで、多くの貴重なウラ技、ウラ情報が提供されている。無料コンテンツだけで元を取ろうという人にとくにお薦め、ということになる。◆ (12/23/2010)
> Kindle Storeには原則として無料の本は置いていないし、
> 数百万点に達する著作権切れ本もKindleでは読めない
検索すると$0の本って沢山出てきますけど、これの話じゃないのかな
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キンドルストアにはパブリッシャーは無料のコンテンツを提供できませんが、アマゾンだけは提供できます。なので、パブリックドメインの無料コンテンツもそれなりにあるにはありますね。でもやはりこのアプリは試してみたいかも。