Twitterから生まれた震災義援E-Bookが発売

東日本大震災を扱った初のE-Book、2:46: Aftershocks: Stories from the Japan Earthquake (略称Quakebook=英文)が発売($9.99)された。在日英国人ブロガーがTwitterで呼びかけ、ボランティアの寄稿と編集によって完成したもので、ジャーナリストや写真家、作家、著名人が協力している。アマゾンの協力により、売上の全額が赤十字に寄付される。日本の出版界も震災による資材不足でかなり傷んでいるが、ソーシャルメディアとE-Book、それに世界の人々の善意により、短期間でこれだけのものが生まれたことはエポック・メイキングな出来事といえる。

Our Man in Abikoというハンドルネームのブロガー(いまだ匿名)は、震災の翌週にこの出版企画の着想を得てTwitterで全世界に呼び掛けた。SF作家ウィリアム・ギブソンは3時間で300語を寄稿、ミステリー作家バリー・アイスラーは緒言を寄せ、ヨーコ・オノが3月11日に書いた詩で締めくくっている。装丁やレイアウトも欧米のプロがボランティアで協力した。見ず知らずの人間が集まって1ヵ月で高水準の本を仕上げたのは画期的で、ソーシャルネットワーキングとE-Bookの潜在力を存分に示したと言える。本造りから寄付の方法、税務処理までさまざまな苦労があったようだが、編者によれば「隣人に自転車の修理を手伝ってもらう時のように、その人ができなければ、できる人を紹介してもらう、といった感じで事は進んだ」という。世界的な規模で(ジェイク・エーデルスタイン氏のブログによる)。  (04/14/2011)

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