ハーレクイン社がE-Bookの印税引上げ:競争激化か?

E-Bookに最も早くから取り組んできたハーレクイン社は6月24日、著作権料率の改訂を発表し、2012年1月1日以降、印税率を実質的に値上げし、純販売収入に対して、シリーズ作品で15%、単発作品で25%をそれぞれ支払うと発表した。これまでは定価に対する印税率で計算されてきたが、今後は販売部数などの透明度の高い数字が著作者に提供される。既存の契約を維持したい著者に対しては、これまでの条件が維持される。

ハーレクイン社は2007年からE-Bookを発売しており、紙と電子の同時発売を最初に行ったことでも知られている。カタログには1万1,000点のE-Bookが収録されている。先駆者ではあるが、恋愛小説とE-Bookの相性が良いということが証明されて以降、新規参入が相次いでおり、アマゾンが含まれている。E-Bookの印税値上げは、人気作家の引き留め(あるいは移籍防止)を意図したものと考えられる。今後、E-Bookが高い売れ行きをする分野では、印税率がじわじわ上がることが予想される。 (06/30/2011)

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