コンテンツやデバイスの販売に注目が集まる中で、AP通信は12月26日、今年の米国のクリスマス商戦でオンラインセールスが全体として前年比16.4%増と好調だったことを報じた。IBMがアマゾンを除く500のeコマースサイトを調べたもので、モバイル・デバイスからの購入が急増していることを示している。まだ数字はないが、アマゾンKindle Fireが、まさにカタログデバイスだったことがよくわかる。
モバイル・デバイスでの購入が急増
今年の特徴は、iPhone、iPad、Androidデバイスからの購入が急増したことで、1年半前に登場したばかりのiPadが、全体の7%を占めている。東部時間の26日午後3時の時点で、すでに前年クリスマス明けの月曜と比べて10%増を示しており、さらに増えることが期待されている。「サイバー・マンデー」は今年も健在だった。
トップのアマゾンを除いた数字は、一層アマゾンのパフォーマンスへの興味をかきたてる。17%を超えることは確実だが、その上でKindle Fireによる「上乗せ効果」がどの程度あるかという点だ。PCやiPadなど、他のデバイスでも相対的に優位にあったわけだが、専用デバイスが400万台あまり加わったことで、かなりの増収が考えられるからだ。少なくともコンテンツ市場では相当に大きいものとなる。◆ (12/28/2011)