E-Inkの電子譜面台が米国グッドデザイン受賞

E-inkが開発した電子譜面台「ロージー(Rosie)」のコンセプトデザインが2011年度の米国グッドデザイン賞を受賞したことが明らかになった。ジェット機や高速列車などの大物と並ぶ堂々の受賞だが、アイデアとスタイリングが評価されたと思われる。すでに商品化に向けていくつかの企業から商談が来ており、製品化は遠くなさそうだ。専用譜面リーダ+スタンドの登場で電子楽譜出版の拡大につながることが期待される。

9.7型スクリーンがペアとなってまずまずのサイズを確保している。これまで電子スコア・リーダは反射が多い液晶パネルが主流で、12型のMusicPadなどが知られているが、見開き型は初めてと思われる。ロージーはスタンドも一体でデザインされているので、譜面台に場違いなガジェットを置いたという印象はない。

演奏用のスコアリーダが普及すれば、パブリックドメインの電子楽譜の利用も増え、印刷版が中心の音楽出版にも変化が訪れるだろう。楽譜作成ソフトなどによらない本式の銅版印刷譜は非常に高価で、かつ演奏者による書き込みが必要なことも少なくない。出版社は印刷譜が無断コピーされるよりもeScore出版/サービスを重視することになる可能性がある。  (02/23/2012)

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