1月のトラフィックでKindle Fireがシェア33%に急浮上

米国のモバイルWeb広告会社Jumptapが発表したMobileSTATレポートによると、タブレット市場でKindle Fireユーザーのトラフィックが急増し、昨年11月の4%から2ヵ月で33%に達している。市場シェアで70%以上を占めるiPadの48%に対してこの数字を示したことは、Kindle Fireの利用がiPadとかなり異なっていることを示している。Jumptapは、今年がKindle Fire+低価格タブレットとiPad 3の熾烈な競争の年となることを予測している。

メディアとしてのKindle Fireの潜在価値はiPadより大きい

MobileSTAT (Simple Targeting & Audience Trends)は膨大なネットワーク・データを独自のアルゴリズムで解析したもので、米国9,500万人、全世界1億4,200万人のモバイルユーザーの活動をフォローしている。タブレットのトラフィックは付に50%以上というハイペースで伸びており、2015年までに販売台数でPCを抜くといわれているが、トラフィックでは現在まだ10%に止まっている。

発売3ヵ月を経ずに500万台に達したものの、インストールベースではまだ5%ほどを占めるに過ぎないKindle Fireのトラフィックの伸びは、このデバイスが非常にユニークな特性を持っており、

  • iPad以上に活発なモバイル・アクティビティを伴う
  • モバイル広告メディアとして高い価値を持つ
  • メディア消費はiPad以上に活発である

ことを示している。モバイル広告ではトラフィックが最も重要になるので、モバイル・マーケティングにおけるKindle Fireの媒体価値は、1台当たりではiPadを凌ぐということになる。このペースで伸びると仮定すれば、年内にiPadを抜いてトップに立つ可能性も高い。これまでアプリ市場とモバイル広告市場で、iPadはAndroidに対して優位にあったが、Kindle FireはiPadより高い潜在性を示したことになる。開発者やコンテンツ企業にとって、Kindleストアは非常に強力な存在となる。今週発表のiPad 3が、3-4月にKindle Fireの勢いをどれだけ抑えられるかが注目される。 (鎌田、03/28/2012)

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