年末の米国内消費もオンライン›モバイル›タブレットがリード

IBMが年末のシーズン最初の月曜(の翌日)に発表しているモバイル・ショッピング統計 'Benchmark Cyber Monday' レポートによれば、11月26日にモバイル・デバイスを使って買い物サイトを訪れた消費者は、全消費者の18%を占めた。13%が実際に買い物をし、これは前年比の2倍近い96%増であったという。オンライン販売額全体では30.3%増となった。消費が美徳どころか義務であるこの国はこの季節、不況知らず。オンラインは不眠不休でモバイルが拡大した消費空間を提供する。

IBMの 'Digital Analytics Benchmark’は、毎日数百万のトランザクションを計測しているクラウド・モニタリング・プラットフォームで、米国で毎年のシーズン動向を占うサイバーマンデー(感謝祭後の月曜日)を提供する。タブレットが目立ち始めた今年は、オンラインショッピングの7%以上をiPadが動かした。iPhoneはモバイル・ショッピングの6.9%で、Androidは同4.5%。普及台数でiPhoneよりひと桁少ないiPadを通じたショッピングがほぼ並んでいることは、総合カタログとしてのタブレットの力を示している。「日本ではスマートフォンが普及しているからタブレットは不要」といった言い方は、世代遅れを正当化する見当違いだ。

IBMによれば、タブレットによるトラフィックの90.5%はiPadによるもので、アマゾンKindleはわずかに2.6%、サムスンGalaxyは2%、Nookは0.6%にすぎない。これは普及台数の差である以上に、用途の違い(iPadは汎用、KindleとNookは買い物専用)である。なお、上記の数字で、オンライン、モバイル、タブレット、スマートフォン、それにアクセス、販売額と通信料が使い分けられていることに注意が必要。オンラインはPCを含め、モバイルにはタブレットを含めている。

オンライン小売の増加率が30%ということで、アマゾンがこれをどの程度上回ったかが注目される。アマゾンは業界標準を10%以上上回るあたりを目標値に設定していると考えられている。 (11/29/2012)

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