PixelMagsの雑誌配信サービスが日本で提供

タブレットメディアのプロデュース事業を手がけるソーシャルエージェント(株)は、雑誌を中心とした世界最大規模のコンテンツ配信・流通サービスを提供する、米国PixelMags社とセールスパートナー契約を締結し、日本でマーケティング、導入支援、サポートを行っていくと発表した(リリース)。日本市場でのサービス提供開始は2月中旬を予定しており、サービス内容などの詳細は近く発表される。E-Bookに続いて、電子雑誌にもグローバル・プラットフォーム化が進行する。

第二世代の電子雑誌プラットフォーム

PixelMags (ピクセルマグズ)の強味はマルチ・プラットフォームのサポートで、iPadやiPhone、Kindleといった各デバイスに最適化するので、あらゆる主要なアプリマーケット上で流通・販売を行うことが可能になる。コンテンツホルダーがビジネスの企画やコンテンツのクオリティ向上へより多くのリソースを費やすことが出来る。月額費用248ドルから利用できる本サービスは、すでに欧米を中心に数多くの企業が採用しており、現在は16,000タイトル、15億ページ/日が配信されている。ソーシャルエージェントは、タブレットコマースや電子出版など、メディア・プロデュース領域において大きなシナジー効果を生み出すものと期待している。

海外の場合、対応可能なフォーマットは、Adobe PDF、Adobe DPS、WoodWingおよびHTML5の4種類。通常の静的ページ(PDF)から対話的ページ(HTML5)まで幅広く対応しているのが特徴だ。HTML5に対応することで、とくに広告に関連する対話的インタフェースを利用することが可能となり、サービス/ユーザー主導で創造的なビジネスモデルを構築・利用する道が拓ける。第二世代の電子雑誌配信プラットフォームと言えるだろう。

PixelMagsは、ロサンゼルスで2009年5月に創業したコンテンツ(雑誌およびカタログ)流通サービスで、英国、オーストラリア、ニュージーランドを含む4ヵ国に展開している。シリコンバレーのソフトウェア企業でデジタル・マーケティングの責任者だったライアン・マーキスとロンドンのデザイン・コンサルタント、マーク・スタブズが共同で設立した。アップルのモバイル・プラットフォーム向けのサービスで成功し、とくに2011年11月のNewsstandアプリの開始以来、ユーザーは劇的に増加した。昨年7月のEntrepreneurサイトの記事によると、ユーザーは3,200万人、アップルNewsstandでのシェアは20%あまりとされている。

競争が少なくない中でPixelMagsが成功したのは、独自サービスをいち早くNewsstand対応に転換したこと、雑誌出版社に明快なビジネスモデルを提示し、実際にパフォーマンス(販売、購読者獲得、広告等)を証明したこと、企業のカタログ配信を事業化したことが挙げられている。アップルとの関係で築いた成功を他のプラットフォームに拡張する作業を昨年から進めており、Google/Android、BlackBerry、Kindle Fireに対応している。 (鎌田、01/24/2013)

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