ランダムハウスが今度は17歳作家で連続ヒットを狙う

アマチュア作家のための投稿サイト、Wattpad 作品を発表した英国の17歳の女子高生が、いきなり老舗のランダムハウスからメジャー・デビュー。同時にベストセラーにランクインして話題になっている。大手出版社が自主出版物だけでなく、オンライン小説から新人を発掘したこうしたケースは異例と言えるが、Webによって新人のデビューの仕方が変わってきたことを示す。もっともE.L.ジェームズのヒットで社員に5,000ドルのボーナスが出たランダムハウスが「次」を探すのは当然。

「読みたいと思う本がなかった、というのが唯一の執筆の動機」と語るのは、ベス・リークスさん(写真)。「市場にある少年少女向けのものと言えば、吸血鬼や狼男のようなファンタジーばかりで、一読者として私が読みたい本はなかった。」と新聞のインタビューに答えている(Daily Mail, 1/21)。'The Kissing Booth' という作品がWattpadに投稿を始めると同時に、作者には同世代からの賞賛とリクエストが殺到した。彼女自身は知らなかったが、1,900万回も読まれたという。ファンは英国より、北米とアジアが多かった。このヒットにランダムハウス社が飛びつき、最初の三作を契約した。

ランダムハウスのフィリッパ・ディキンソン氏は「べスが出版キャリアを始める時にパートナーとなれたことを喜んでいます。彼女は十代読者のための十代作家で、等身大の読者をよく知り、その声は本物です」と語っている。まず12月にE-Bookで先行発売して青少年向けの第2位にランクイン。現在ペーパーバック版の準備が進行中。一方リークスさんは大学で物理を学ぶ現実的な希望を抱いてUCASの申請に取り組んでいる。  (01/24/2013)

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