B&NがNookデバイスから撤退か

2月25日付New York Timesは、消息筋の情報として、B&Nがデバイス事業(Nook)から撤退し、コンテンツの販売については他のメーカーとの提携に切替えることを検討していると伝えた。同日のDBWによればB&Nのスポークスマンはこの観測を否定した。噂や憶測は出ていたが、リンチCEOが昨年11月、企業の未来であると言い切った事業について、NYTがさらに撤退説を報じる根拠は何か。

マイクロソフト+サムスンとの提携に転換!?

B&Nは昨年5月、マイクロソフト(と12月にピアソン)の出資を得てデバイスとコンテンツの販売、教育コンテンツ事業を中心としたNook Mediaを独立させた。しかしNookデバイス(E-Ink端末およびタブレット)の採算は悪化の一途で、早急な対策が必要になった。昨年発売したNook HDタブレットはメディアから絶賛を浴びたのだが、消費者の選択は、iPad、Kindle Fire、Nexus 7に集中し、Nookは外れた。アナリストはブランドの弱さが原因とみている。アップルやアマゾン、Googleといった世界的ブランドと勝負できる体制ではなかったということだ。消費者にとって、すでにスペックの競争は終わった、という見方もある。

NYTが得た情報は、完全撤退ではないもののデバイスは大幅縮小し、相互的なコンテンツ販売に集中することを示唆するものだ。その際には、マイクロソフトとサムスンとの提携を拡大するという。Nookアプリを標準搭載するということか。しかしそれでは話は終わらない。本誌でさらに掘り下げてみたい。 (02/26/2013)

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