バウカー+Vookが自主出版支援ビジネスで提携

世界最大の文献情報サービスを提供するバウカー社は、デジタル出版サービスのVookと提携して、ISBN取得サイトMyIdentifiers.comを使った自主出版支援サービスを展開する。同サイトを使う著者は、Vookの制作・流通ツールでISBNとメタデータ・サービスを利用し、アマゾン、B&N、アップルを含むオンライン・サイトで販売することが出来る。増大する自主出版によるサービス需要に応えるもの。とくにメタデータ・サービスが新たなプラットフォームとして浮上していることが注目される。

第3のプラットフォームとして浮上したメタデータ・サービス

バウカーはMyIdentifiers.comを、著者や小出版社にとってのワンストップ・ソリューションを提供できるサイトにしようと努力しており、Vookとの提携もその一環。ISBNは出版における最も基本的インフラだが、それには本の「見つかりやすさ」の鍵を握るメタデータ・サービスが結びつく。タイトルの増大は「見つかりやすさ」の低下に直結するから、このサービスの重要性が増し、それだけビジネス・チャンスも拡大しているということになる。現在このサービスを販売に使って圧倒的なパフォーマンスを発揮しているのがアマゾンで、出版者の依存が高まるのも無理からぬものがある。サードパーティによるメタデータ・サービスが、デバイス、クラウドに続く第3のプラットフォーム・サービスとして浮上してきたのはそのためだ。

もはやE-Bookの配信はサービス価値にならず、販売というパフォーマンスが問われている。メタデータ・サービスは様々なビジネスモデルに組み込まれるが、自主出版支援サービスでは必須となりつつある。ISBNのバウカーが、ツールのVookが結びついたのにはそうした必然性がある。 (鎌田、02/14/0213)

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