いくつ売ると、アマゾン・ベストセラー?

Amazon_BestsellerPublishers Weekly誌(PW)は3月10日、「アマゾン・ベストセラーに載るには何部売ったらいいか?」という興味深い記事を載せた。印刷本ベスト5の中から1点を選んで、Nielsen Bookscanの実売データをチェックして分析したものだ。アマゾンのシェアを30%として、その答は1日315~459部。1,000部台ではなく、意外とふつうの数字だった。当たり前の話だが本という商品はじつに息の長いものだ。E-Bookについての数字はまだないが、そのうち登場することを期待したい。
zeldaBookscanは米国内市場の約80%あまりをカバーしており、月曜~日曜の週間レポートを出しているが、PWは2/24で終わった週と3/3で終わった週の数字をチェックした。サンプルとなったのは、任天堂の大ヒットゲーム、「ゼルダの伝説」について、製作者の宮本茂、青沼英二氏らが共著した"The Legend of Zelda: Hyrule Historia" (Dark Horse Books + Nintendo)という280頁のハードカバー。31.6ドルという価格にもかかわらず1月のアマゾン・ランキングで1位を記録し、その後も安定して売れている。2/24の週は8.573部で3/3の週は6,126部。PWはBookscanが捕捉していない数を考慮して20%をプラスし、3/3の週の数字を7.353部と推定した。1日当たり1,050。アマゾンのシェアを30%とすると1日平均は315部となる。2/24の週を同じ方法で推定したら459部。週によってかなり変動は大きい。

上記の推定は、アマゾンのシェアについて30%という平均値で代用している以外はかなり正確だ。個々のタイトルの書店別シェアは得られないので仕方がないが、例えば「ゼルダ」の場合、ディスカウントなし、30ドルという比較的高額な本なので、書店マージンは10ドルのベストセラーとはまるで違ってくる。  (03/12/2013)

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