米国でオンライン書店が在来店を圧倒

バウカー社が行った調査によって、2012年米国のオンライン書店の売上が初めて在来型書店のそれ(計31.6%)を上回り、43.8%を占めたことが明らかになった。英国では37.7%だったが、ここでも3分の1の壁を軽くクリアしており、米国を追走するのは確実だ。そしてどちらもアマゾンのシェアはさらに高まっているものと考えられている。デジタル化率は、年末の段階で、米国30%、英国10%といったところだが、次のレベルがどうなるかに注目。
us-retail-market-share米国の場合は前年の35.1%対41.7%から逆転したものだが、在来書店の凋落は、Bordersのシェア(9%)が消滅し、これを埋めると思われたBarnes & Nobleなど大型チェーンに不振が連鎖し、シェアを一挙に10ポイント減らしたことによるもの。このはB&Nが200店舗あまりを整理する今年も続くので、50%超えは目前となった。英国ではチェーン店が踏ん張ってシェアを維持したのに対し、バーゲン・ショップその他がシェアを落とした。ここではオンラインのシェアはほぼそのままアマゾンを意味する。E-Bookを買う消費者は印刷本も同じところから購入する傾向もみられるので、デジタル化は二重の意味でアマゾンのシェア増大を意味する。
E-Bookの月間シェアは1月から12月まで28-30%で停滞しているが、それは2011年、2010年と同様で、おそらく年末年始のホリデー・シーズンを挟んで5%ほど高まるというパターンは継続していると考えられる。書店にとっては憂鬱な季節だ。英国ではデジタル化率はさほどではなく、『フィフティ・シェイズ』旋風が吹き荒れた7月に13%となったものの、11月は9%に終わった。(03/20/2013)

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