マクミランが消費者訴訟地獄から脱出

lgo_macmillanマクミラン社は4月29日、デニーズ・コート連邦判事にE-Bookの価格談合を巡る消費者訴訟に関する原告側との和解交渉を完了したことを報告した。和解条件は承認されるが、アップルとペンギンの2社を被告とする係争は継続される。金額は2,625万ドル(約25億円)で、予想より高いものについたようだ。なお本件では、司法省、州当局および消費者代表がそれぞれ当事者となったことで、出版社側が和解を選択した後の手続きが長引いている。

2,625万ドルの内訳は、消費者への弁償として2,000万ドルのほか、調査及び法定費用として300万ドル。原告弁護団への報酬として247万5,000ドル。集合訴訟の原告代表への「報酬」として各1,000ドル。和解文書では、マクミラン社は不法行為を否定し、同時に6月3日以降にアップルとペンギンの2社を被告として行われる裁判には参加しない旨が記述されている。

compensationペンギンは3月15日、12月に司法省独禁当局と和解したことで状況が変わったとして、ベンチトライアル(裁判官による裁判)から陪審裁判に変更しようとしたが、コート判事はこれを却下し、裁判は同判事の法廷で裁かれることになった。ペンギンはなお和解を選択することができるので、裁判を避ける可能性が高い。一時は本裁判を想定していたマクミランも、敗訴が濃厚な上に賠償金が経営に影響を及ぼすほど過大なものとなることを知って和解を選択した経緯がある。(04/30/2013)

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